教科別偏差値

  • 英語: 64.2
  • 数学: 58.4
  • 国語: 69.1
  • 日本史: 68.7

総合偏差値

  • 国文: 66.4
  • 文系: 64.5
  • 私大: 67.1

全体的な評価

まず大事なことを確認しておこう。

記述模試では浪人生が混入するから、現役生は平均して偏差値が下がる傾向にある。私のところに来ている生徒の平均で考えると平均して5ポイント程度下がっている事が多いね。

つまり、実質的には全科目で成績向上を達成していると考えて良い。

特に国語69.1、日本史68.7という数値は、浪人生込みでこの水準だから、十分名古屋大学受験生のレベルには到達しているね。

学習計画が順調に進んでいることが、この結果にしっかり現れている。

各科目の分析

国語:69.1

前回の共通テスト模試でへ偏差値57.8だったから11.3ポイントアップ。現代文が読めない時は下がる。

前回の共通テスト模試でのミスから修正できて、本来の実力に戻ったと言える。古典重視戦略でやってきたからまあ、これくらいはCさんならとるよ。笑

古文・漢文で点数を安定させると言うのはこの3年間取り組んできたこと。古文、漢文が二次試験に到達出来るレベルになってから、現代文と言うやり方が時間対効果と言う意味では言い結果になることが多いからね。

今回は現代文、読めたね。

4〜6月の中旬まではとにかく日本史に時間をとられてしまったけれど、一昨日に現代文の読解も終わった。

その分の時間は、重要語700に加えて、金の漢字をやってもいいね。

現代文、語彙でのミスがなかったら読解はほぼ落としていなかったしね。

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過去問演習をしつつ、弱いところを今後は次回の演習まで強化。1秒でも早く合格最低点に近づけていくことになる。

古文に関しては厚みを付けるなら、土屋の古文100で頻出出典を読んで古文常識の厚みや、速度の向上などにあてるか、そこそこ問われる和歌解釈の強化をするかだね。

現代文は重要語700を回しているので、古文に関してどちらかが今の使える時間を考えると現実的かな。

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同志社でも和歌がでることはあるからね。

漢文は同志社ではでないことを考えると、古文の強化の方が優先順位は高い。

日本史と数学のバランスをみて、国語の量を調整しよう。

国語に関しては演習で問題形式になれるだけでも得点は伸びていくからね。70%が安定して取れるようになったら、他の科目に時間を割り振っていくことになるかな。

英語:64.2

高3の第1回記述模試では今までに比べて語彙レベルが一気に上がるから、新高校3年生には毎年厳しい条件ではあるんだよね。

それでもこの数値を取れているのは、読解でかなり先行していたからね。そうやって設計しているから問題ない。

失点のほとんどが語彙なので、語彙・文法強化を進めている。

単語に関しては以前に比べてかなりはいっては来たね。文法やイディオムは学校が手薄だから、こちらで強化する。

オンラインテストでも今日現在で1199問解けていて、文法はかなり戻りつつある。

ただ、これだけでは足りないので、夏に出来たら構文も詰めておきたい。

英作やる時に、暗記物が覚えられてない状況ではやっても意味ないしね。

英作、テクニカルなところはいろいろ教えられるけれど、今、得点に最も寄与するのは、構文、文法、語彙といった記憶分野の精度を上げることだからね。

ネクステージは8月前半でほぼ仕上がるだろうね。

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自分でどこが弱いかをしっかり理解出来てるのは良いね。これは3年生になって凄く成長したところだよ。

学校が短縮授業になったから、イディオム・文法を集中的に詰められているしね。

名古屋レベルの語彙強化となると、単語集より文章で覚えていったほうが良いんだけれど、今、急ぐ必要はないかな。

学校の読解はそんなにレベルが高いものやってるわけではないから、強化する必要はあるんだけれど、得点に寄与することを考えると、文法・語法・イディオムの方が大きいからね。

構文把握は1年生の時からかなり訓練しているから、問題はないけど、高校ではあまりやらないけれど良く出題される名詞構文や特殊構文系はこちらでやってしまってから、読み込み期間を設けるかは考えようか。

夏は暗記物を固めるだけに使ってもいいくらいではあるからね。そっちの方が伸び代は大きく取れはするんだ。

数学:58.4

配点は二次試験では英語・国語に比べると半分だから、それほど重視していないけれど、学校の授業をうまく使えたね。

日本史で二次試験は得点を稼ぐと計画しているので、十分なレベル。

共通テストでは数学で点数を上げやすいから、そちらを重視していく方針は変わらない。

共通テストで最も強化する必要があるとしたら数学だからね。日本史より数学の方が優先順位は上だからね。これは本当に忘れないようにする必要があるよ。

日本史:68.7

好きで得意な科目だから、この水準を安定して維持できているのは素晴らしい。

高2から高3の間で記述模試に合わせて範囲を固めてきた成果がしっかり出ている。

ただ、5月・6月と日本史に時間を取られすぎた…

リードがあったからなんとかなったけど、1学期で浪人が確定したり、志望校を変更せざるをえなくなった人はいるはずだよ。

鈴鹿は全く受験のバランスを考えられないからね。

6年制で平均点をとっても全国平均に英語も国語も日本史も及ばないのよ…

学校の進捗状況を聞いて、優先順位をしつこく確認しているのは、普通に学校の方針でやっていたら、普通に失敗するからなんだよね。

四日市にも四日市南にも及ばないし、6年制としては本当にまずい状況だと思うけどね。

大体、文化祭や体育祭で毎年失速して失敗しているの生徒が多いのに何も変えないのはね。

まあ、進学校ではないという割り切りなのか…

「医学部進学コースと言いながら、医学部に全然はいりませんな。野崎先生」と同業者の集まりで言われたよ。我が母校ながら恥ずかしい限りだよ。

学校の低いレベルに合わせてはダメだよ。一年生から言っているけれど。あくまで受験は総合点だからね。

日本史で強化するとしたら、鎌倉までより近世までのところを、学校の進度が早くなっているから着実に固める必要があるかな。速過ぎて記憶に残っていないところもあるだろうから、そちらを固めたほうがいい。

出来るところはやってももう得点は上げられないんだからね。

今後の予定

科目バランス調整

日本史の時間制限は続ける。

英語・国語・数学の方が全体の得点をあげられるからね。大事なのは総合点。1秒でも早く合格最低点に近づけると考えた時に、日本史に時間を掛け過ぎるのはダメだよ。

繰り返しになるけれどもね。失敗しがちなところなので何度でも言うよ。

共通テストが合格者平均をとれるなら、英語、国語が80%とれたら、数学、日本史は0点でも合格出来るんだからね。

現代文対策が終わったから、これで国語は演習中心に移行できる。

英語も語彙・文法強化を前半で行って、後半では特殊構文型の読解に入るか、読み込み量を増やすかは状況を見て考えていこうね。

記述形式での安定感

過去問演習をしていることで、英語・国語ともに記述の解答形式に慣れて来るよ。根拠を一ヶ所だけでとらないとか。このあたりは演習大目にしないとマスター出来ない。時間配分の訓練も直前では対応出来ないから、今、演習出来ているメリットは大きいんだよ。

極端なことを言うと、学力が全く変わらなくても、演習しているほうが得点は伸ばせる。

設問分析が正確で、時間配分正確なら深追いしないから得点を伸ばせるからね。

国語では、現代文が終わったことで今後は得点が安定するよ。

全範囲の対策は終わったからね。和歌はでたりでなかったりすることを考えると国語は片づいた言えるかな。

名古屋大学合格への展望

現在の到達度を分析するとこうなるかな。目標得点としていまのところざっくり言うとこんな感じかな。

  • 国語:6割を超えている → 7〜8割は取れるレベルまでは可能
  • 英語:現状4割程度 → 語彙・文法。構文強化だけで60%はとれる
  • 日本史:4割を切ることはない → 近世以降の範囲を詰めたら6〜7割
  • 数学:配点200点での調整科目→共通テストの得点を伸ばせたらOK、3割

「英語・国語80%で他0点でも合格」するわけだから。常に合格最低点と総合得点で考える必要がある。80%のものを90%に持っていくのは難しいけど、30%くらいのものを50%に持っていくのはそれほど困難ではないよね?

1秒でも早く合格最低点といってるのは、バランスを意識して欲しいからなんだよね。

国語はもう少し形式に慣れたら、英語・数学・日本史に時間を回していったほうが良い。

精度を上げるのは量が必要になってくるから、ある程度までは演習していくだけでも得点は伸びるけれど、ある程度以上からは上げるのは難しくなるからね。

7割は十分狙える。280点目標。

英語は正直、特殊構文系やるより暗記強化するだけで60%は越えられるとは思う。240点。英作でどこまで点数を延ばすか。

これだけで520点。日本史が50%ならこれだけで620点。数学は1割でも20点。これで640点で十分クリア。629点という合格最低点から考えるとね。

日本史は、出来ている範囲より早く進み過ぎた近世を固めればもう少し上げられるだろうし、数学に関しては共通テストレベルの穴を埋めつつやっていくことで1割と言うことはないだろうからね。30〜40%の得点率で十分だと考えている。数学が30%なら60点。

もう一度まとめると

  • 国語 70% 280点
  • 英語 60% 240点
  • 日本史 50% 100点
  • 数学 30% 60点

合計 680点。

一次試験のミスをカバーすることが出来る得点に十分なるんだよ。

現在の合格可能性は、十分あると言える。失敗するとしたらバランスを崩すことだよ。どれも大事はどれも大事にしていないことだからね。

今後の重点課題

第2回記述模試まで

  1. 英語:語彙・文法の徹底強化(オンラインテスト継続)
  2. 国語:名古屋過去問演習の継続
  3. 数学:共通テストレベルの底上げ 特に数学1A
  4. 日本史:時間制限内での効率的学習 出来る範囲はやらない。

秋以降の展開

英語で英作文演習が終わった時点で、過去問中心に移行するか、読解量を増やすかバランスを見て判断する。優先順位は英語、その次に日本史・数学だね。

最後に

学習計画がしっかり機能している。国語がとくに過去問演習段階に到達してのは大きい。ここからはピンポイントで得点が上がるものに時間を回せるし、演習すればするだけ安定度は増すからね。他の科目にも少しずつ時間が回せるようになるよ。

自分の弱点をしっかり把握して、的確に対策を実行できる分析力も向上している。この調子で夏期講習を完走し、秋からの本格的な過去問演習に入っていこう。

普通に計画と指示を守ってくれば合格可能性は高いよ。

学校行事で失速する人は多いから、そこだけは注意ね。周りを考えるのではなく、常に比較するのは自分と言うことを忘れないようにね。

いつも期待しています。

ノザキ塾