感嘆文whatとhowの使い分け

春期講習が終了し、高校基礎と中学校の復習を終わらせました。みんなお疲れさまでした…

感嘆文は中学校のときに習うもので、高校ではそれほど取り扱いません。Scramble、Nextstageという問題集型参考書では取り上げられておらず、UPGRADEでも一問のみです。

品詞、文型をしっかり理解していれば出来るものですが、中学生のときはそもそも意識してないことも多いですからね。

Kさんから、「感嘆文のwhatとhowの使い分けがよくわかってない」と質問が来たのでチャットで返答しました。

以下、チャットの内容です。

感嘆文でwhatを使う場合のルール

感嘆文の使い分け、わかりにくかったみたいなんで補足解説しておくね。
これも、実は文型がわからないと出来ない。文型、恐ろしいね。笑

感嘆文のwhatはwhat (a(an)+形容詞+名詞) +S+Vとなるよね。

これ、whatは「なんという」という意味の形容詞として働くんです。なので必ず後ろに名詞が必要なんだよね。つまり、形容詞と名詞を強調しているものなのね。

感嘆文にするまえに元の形に直してみたらわかるよ。レベル別2の例で考えてみようか。

What a nice picture(O) you(S) have drawn(V)!

平叙文だとこうなるね。
You (S) have drawn(V) a nice picture.(O)

niceは形容詞、pictureは名詞 名詞の塊である名詞句を強調している表現と言うことなんです。他の例もみてみようか。

What clean water(O) this river(S) has(V)!

平叙文だとこうなるね。
This river(S) has (V) clean water.(O)

cleanは形容詞、waterは名詞だね。ちょっと注意しなきゃいけないのは、waterは不可算名詞だったね。だから、aはつかない。
形容詞と名詞を強調している同じルールだね。しつこいけど全部やろう。笑

What a foolish thing (O) he(S) said(V)!

平叙文だとこうなるね。
He(S) said(V)a foolish thing. (O)

foolishが形容詞、thingが名詞だね。形容詞と名詞を強調している同じルールだね。

感嘆文でhowを使う場合のルール

んじゃ、感嘆文のHowはどうなるか。

How+(形容詞or副詞)S+Vになる。このhowは副詞で「なんと」という意味。さっきのwhatが形容詞+名詞っていう名詞句を強調する表現だとしたら、howは形容詞と副詞を強調する表現なんです。

感嘆副詞って分類だけど別にそこまでは覚えなくていいよ。笑
veryと同じようなものだと考えるとわかりやすいかな。じゃあ、見ていこう。

How interesting(C) these books (S) are!(V)

平叙文にするよ。
These books (S) are(V)interesting.(C)

ね。interestingは形容詞。だから、veryは副詞で、形容詞も修飾できたことをイメージするとわかりやすいよね。つまり、MやCを修飾しているって考えるとわかりやすい。

How excited (C) he(S) looked(V)!

excitedは「興奮した」という形容詞。exciteという動詞の過去分詞形。分詞から派生した形容詞で、このあたり怪しかったら動画に戻ってみてね。

じゃあ、平叙文に戻そう。

He(S) looked(V)excited.(C)

excitedという形容詞を強調しわけだね。形容詞+名詞を強調するwhatとの違うのがわかるかな。

じゃあ、ちょっとレベル別2だと例文がたりないからちょっとやってみようか。

How fast (M) he(S) runs(V)!

平叙文に戻すよ。

He(S) runs(V) fast.(M)

こうなるね。

中学英語では品詞や文型考えてないから、なかなか意識できないよね。

じゃあ、ちょっと応用ね。

This(S) is(V) a interesting book.(C)

whatを使って感嘆文にするのは出来るよね。

What an interesting book(C) this(S) is!(V)

じゃあ、これhowを使って感嘆文にするとどうなるか。

howは形容詞と副詞を強めるんだったね。

だから

How interesting a book(O) this(S) is(V)!

となります。Howのあと強調したい形容詞を持ってくる。そのあとに修飾されている名詞を持ってきてSV。格式張った言い方だね。

一個一個品詞を理解したら出来るようになるからね。わからない所は聞いてください。笑

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