2020 全統記述模試 第2回 政経偏差値 76.0 総合偏差値62.9 新潟市立万代高校出身 Y君
政経偏差値 76.0 国語偏差値54.5 英語 偏差値58.2
政経を一番重視する受験でY君は訓練してきた。去年は他の予備校に行ってから私のところにきて、8月のスタートだった。
色々ぼろぼろな状態で入塾してきた。現役時の模試が資料にあったから、ちょっと振り返ろう。
全統記述模試より難易度が落ちる進研マーク模試で、英語の偏差値46.1 国語49.3、政経34.5だった。総合では偏差値42.4からスタートだった。
政経は偏差値2倍以上になったね。笑
大学は合格したものの、仮面浪人を決めた。
仮面浪人はとにかくモチベーションを保つのがきつい。周りは大学生、自分は受験勉強をしなければいけないけれど、普通の受験生よりは時間の確保も厳しい。
去年は体調を崩して、センターでこけたことで精神面も立て直せなかった。短期間で力をつけてくれたけど、発揮できなかった。
ギリギリのところでやってくれたからね。不安に勝てなかった。
でも今年の勉強時間が確保できない中で、全部A判定が出てるね。政経でねじ伏せる受験というふうに考えて粛々とやってきた。
模試は重要じゃない。特に私大受験の場合は形式も違うからね。
だから、模試では知識問題と政経だけとれたらいいとずっと話してきたね。
過去問演習で得点できることが何より大事。
過去問出来れば受かるからね。笑
一年生や二年生、あるいは国立志望だったり、学校のレベルが低い場合は別だよ。
どこが弱いか知ることには意味がある。記述の形式にも慣れる必要はあるからさ。
模試には意味がないと言い続けているけど、でもY君が、記録して、改善してきた結果には意味あるよ。
きっちり記録して来たね。そして計画を守った。
恵まれた環境で勉強してきた人とは全然違う。
Y君は自分がやってきたことは正しかったという自信が必要だよ。どうしても苦しいときはあるだろうからね。
自信持っていいよ。
Yくんのように低いところのスタートは困難が伴う。成果が出るまで不安だしさ。
英語だって中学レベルから戻ってやらなければいけなかった。国語もゼロからのスタートだったしね。
政経も偏差値30台だった。忸怩たる思いだったと思うよ。
力を発揮できなかったことも悔しかっただろう。でも気持ちを切らさなかった。凄いことだよ。
本当になにもないところからスタートだったからね。
偏差値70オーバーは簡単な数字じゃない。自分はちゃんと踏ん張れるんだと誇りに思っていいよ。受験を通じて成長しているよ。
今の状態で普通にやれば普通に勝てる。
過去問演習やって、強化するべきポイントももうわかってるよね。
大学と受験勉強のバランスを考え、コロナウイルスのために下宿で誰も知り合いがいない中で、踏ん張れるのはYくんくらいのものだよ。
政経さえ取れたら、あとは演習でバランスをとったほうがいいことはわかっているよね。
もう、ここからは体調を崩さないことが一番重要になる。
あとちょっとで、長かった受験勉強も終わり。
ベストをつくすのはがむしゃらにやるのとは違う。クールにやれることをやっていこうね。受験終わったら飯くおう。私とH先生はがむしゃらにやります。笑