モチベーションについて
寒くなってきましたね。歳をとってくると気温の変化が堪えますね。
年が明けたら、もうあっという間に受験がはじまりますね。
皆から言われて耳にタコでしょうが、体調維持に気をつけてください。
本当に毎年、体調を崩して受験に失敗する生徒がどれだけいることか。みなさんが想像するよりずっと多いはずですから。しつこく言って、少しでも体調を崩す可能性をへらせれば良いなと思っています。
この時期、不安で勉強に手が付かない受験生もいるでしょう。夏に追い込みすぎて一向にモチベーションがあがらない受験生もいるかもしれませんね。
モチベーションが何故重要なのか
学習時間の多さに直結するからです。
受験で成功するかどうかに勉強時間の多さが影響するのはみなさんもわかりますよね。
一年で3000分の勉強しかしない受験生と170000分勉強する生徒の学力が同じわけもありませんね。
モチベーションが低ければ、単純に勉強時間を確保することは難しいです。誰しも楽しくないことに時間を使いたい人はいませんよね。
で書きましたが、みなさんの目標は志望校合格なわけです。時間あたりの効率を高めるためには学習計画が必要。それには目標がなければそもそも計画は立てられない。
でもそれだけでは、長い受験生活を乗り切るのは無理です。
そもそも、その志望校を選んだ理由があるわけですよね。
志望校を選んだ理由を思い出そう
理由を思い出すことはモチベーションをあげます。
あなたはなぜ、その志望校を決定したのですか?
偏差値が手頃だったから?
就職が良さそうだから?。
どうしてもなりたい仕事があるから?
彼氏と同じ大学に通いたいから?
こんなのなんだって良いんですよ。
なにか、若者が高い目標を持たなければいけないように思えるかもしれませんが、そんなもの幻想ですからね。
あなたが、あなたなりに考えて選択したことは、他人がとやかくいうことではないです。尊重されるべきです。
どんな理由であっても、目標を決定して、勉強してきたわけです。凄いことですよ。
理由はなんだって良いんです。それが今まであなたを駆り立てて、机に向かわせてきたわけです。
勉強したことは絶対の自信になります。たとえ、それがなかなか身につかないとしてもね。
目標にむかって訓練することが無駄であるはずがない。
失敗であっても方向転換する糧になる。学習時間が大事と言い続けているのは、計画を立てて、それにそって行動することが、受験だけでなく今後も重要だからです。
モチベーションが下がる原因とその対処法
一番大きいのは単純に疲労です。疲れてたらもう寝ろ。
こんなサイトを見てないで、気分転換して寝なさい。普段勉強しているのに、どうしてもやる気がでない場合は、大抵寝れば解決しますよ。
私は進度表というもので、生徒の睡眠時間を把握しています。これはSさんの例ですね。
だいたい生徒のモチベーションが低下してきたときの原因は睡眠不足がほとんどですね。睡眠時間を減らしても、計数能力がおちたり、集中力が欠けたり良いことないですよ。
まして、このナーバスになっている時期に演習したり、模試を受けて崩れたりしたら、もっとダメージ受けますよ。
厳しいことを言いますが、本当に勝つつもりならコンディションを悪くすることはあってはいけないわけです。
体調が悪かったから駄目という逃げ道を作らない。
コンディション悪くて勝てるほど受験は簡単じゃないですよ。早慶なんか1点で合格者、不合格者が100人以上ならぶわけですから。
実力が足りなくて負けるのは仕方ないよ。でも、コンディション悪くて負けるのは、ずっと引きずるよ。
だから、受験まで日がない今ほどしっかり休むべきです。
寝たらほとんどモチベーションは回復しますよ。モチベーションの低下はほとんどコンディションの低下を伴っているので、普段出来ることもできない。そんな状態で勉強するのは時間の無駄。休んだほうが時間を有効に活用できますね。
そのほかに多いのは不安ですね。
大抵の不安は、もう間に合わないという諦め。焦り。
実現可能だと思うから、勉強は出来るわけです。無理だと思ったら勉強は出来ない。
そういうときは問題を分割することです。
口うるさく、過去問演習をして、もっとも短時間で得点をあげられそうなところから訓練することを言っているのはそのためです。
特に、過去問演習をせずに、問題集、参考書などを中心に勉強している生徒は陥りやすいです。
演習すれば、単純に設問分析の訓練だったり、捨てる訓練だったり、問題が解けなくても向上できる面がありますからね。
そして、短時間で強化できる分野から訓練するということは、やるべきことが明確で、量が少ないということ。問題を分割できるということです。
テキスト一冊仕上げろというより、テキストの特定分野だけ強化に使うのなら出来る気がしませんか?
進歩が実感できない中で、そこを耐えろというのは単なる根性論です。出来ないことにも必ず理由はあります。
問題集、参考書があまりにも難しい、正答率が低い、覚えられない場合は、あなたのレベルに対して適正ではないということです。
その場合は、レベルを下げたテキストを使う。復習の頻度を上げる。やり方はいろいろあります。
一つのテキストを繰り返すのが大事というのも真理ですが、合わないテキストがあったら変えるというのもまた真理です。
受験勉強というのは広大な世界です。
そのテキストはあなたにはあわなかっただけで、あなたに合うテキストはあるよ。
相性が悪かったり、他のテキストやったあとにやれば効果が出ることもあります。
ネットでも調べられるだろうし、何か質問があればしてくれれば答えるよ。
直前期にテキストを変えるメリットはあるのかと言う人もありますが、あるに決まってるよ。
わからない、進歩が実感できないテキストを受験までに続けていて出来るようにはなりませんよね。
出来ると期待するのはオカルトを信じるのと同じだよ。
受験でいちばん重要なのは時間なのは、もうこの時期だからわかるでしょう。
一つの項目がわかるようになったら、一気に理解が進むことはあるからね。
あと、この時期不安なのはみんな一緒です。一人で勉強するのが辛い人は、友達と一緒に勉強するとかね。
それだけでも、不安は減らせるし、モチベーションは回復することはあると思います。家で一人でなにもできないと悶々としているより良いです。たとえ勉強できなくても、気持ちは切り替わる可能性が高いからね。
一番きついのは、宅浪の受験生だね。友達とも会えないだろうしね。今はネットがあるから多少は孤独にも耐えられるか。
予備校や塾に行ってない人なら、直前講習だけ受けたりするのは良いと思います。それだけでも随分違うしね。
家以外で勉強する時間を作るといいよ。それだけでも気持ちが切り替わる可能性はあるからね。
できれば、散歩もいいです。
単純運動が脳の活動を高めるのはもうわかっていることですよね。
音楽が好きなら、音楽聞くとか、歌いながら歩くとか。空気が悪い部屋でずっと勉強していたら頭も働かなくなりますからね。
昔の勤務先で、浪人生はみんな、暗記するの散歩して近くの公園にいって暗記物やってから、教室に戻るということをやってました。
もう、二浪ともなると常に自分の限界と戦ってる生徒たちになるからね。
疲労の管理やメンタルの管理はモチベーションの維持には大事なんです。
偉そうなこと言ってますが、教えている私でも不安です。万全はないからね。
万全はないけれど、万全を期そうとすることはできる。
生徒が折れても自分は折れないと思ってこの時期は過ごしてます。諦めさせない。
倒れるときは前のめりと思って踏ん張ってます。
なんとか、君たちもふんばろうぜ。
まとめ
- モチベーションが大事なのは勉強時間に直結するため
- 志望理由を思い出すことで、モチベーションを回復できる
- モチベーションがあがらなかったら、睡眠不足を疑え。
- ほとんどの場合、寝ればモチベーションは回復する。
- 休むことで、結局は時間を効率的に使える。
- 問題は分割する。自分ができそうなところまで分解して考える。できれば過去問を解いて考えよう。
ウェブサイトの更新やら色々やることが多くて、モチベーションが落ちていたのは秘密です。
出来るところからやっただけだとしたり顔で言います。
ま、本当に休むの大事なんですよ。
毎日生徒の睡眠時間を見ていて、これが一番受験で大事かもしれないと思うことがあります。睡眠時間多い子は勉強時間が多いって相関関係は、これだけ生徒のデータとっていたらわかりますからね。
データとっていると、いろいろなことがわかるんですよ。休養って本当に大事ですよ。
それなのに、私自身が上手く休養とれてないですからね。休むのは本当にむずかしいけれど、重要です。
なんとか、週2回のペースで更新は続けたいと思います。