高校生の成績アップの例 三重県立神戸高校 N.Rくんの例

第一回の全統記述模試の総合偏差値41.1から第二回の全統記述模試の総合偏差値60.1に5ヶ月で19のアップです。

英語 44.1→53.2

国語 37.7→68.6

社会 41.5→58.4

素晴らしいですね。でも、これも理由があります。

なぜ、短期間で力をつけたか。科目選択と勉強する順番は重要

N.R君は私立文系でした。

必要科目は、英語、国語、社会です。

そして、私立大学の場合は、文系でも漢文が必要がない所がほとんどですね。社会は、世界史、日本史、政治・経済が選択できるのが一般的です。

受験で重要なのは、1秒でも早く合格最低点に到達すること。受験は総合点の勝負です。

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志望校の配点を考え、一番早く得点を向上させることが出来るところから始めることが重要です。時間切れになってしまう可能性が高いからですね。

N.R君はまず、社会を政経に変更した。国語に関しては古文を集中的に学習。それから英語という普通から考えると逆のパターンで強化していきました。

国語は、現代文・古文型に変更しています。志望校でやらない漢文はカット。

日本史や世界史の場合は覚えるのが大変なのもあるのですが、記憶を維持するのも大変なのですね。政経は問題演習を多くする必要がありますが、記憶することそのものは少なく済む。

社会は日本史から政治・経済に変更。科目変更しなければ、日本史だけでも莫大な時間をとられたので、英語や国語に回すのは難しかったと思います。

また、国語や英語のテーマを理解しやすくもなるのです。

古文に関しては、現代文と比較すると暗記のウェートが高い。確実に得点できることは安定感を増しますし、また、古典が早く解けることで、結果的に現代文に回す時間も増やすことが出来ます。

そして、政経、国語が過去問演習できる状態になったら、英語に大きく時間を費やすことが出来ますね。

N.Rくんの努力ももちろんあるのですが、科目選択の重要性と、勉強する順番がいかに重要であるかのいい例だと思います。

受験は本当に時間との勝負です。N.R君は学校で政経を履修していなくて不安もあったと思うのですが、それでも時間効率を考えると政経を選択したことは大きかったですね。

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