夏休みが終わり、9月となった。

夏期講習では基礎を固めることにかなり時間を使えた。まとまった時間を使うことが出来る休みに基礎を固めることが出来たことは大きかった。9月は学校行事も多く、失速する生徒も多い。

基礎とは関わる分野が多い知識なので、しっかり固めてあればあるほど、その後の学習はスムーズに進む。しっかり覚える時間も取れたので力をつけられたことは大きい。

体調管理が普段以上に難しくなる時期なので、睡眠時間の確保や生活リズムを崩さないように声がけを続けていく。

2024年7月 受験生クラスの総評
2024年7月 受験生クラスの総評
8月となった。夏期講習真っ盛りである。 7月からの夏期講習までに、夏期講習に集中できるようにできるだけ負担を減らすように学習計画を個別で立てて、進めた。 まとま.....

では、振り返ろう。

Eさん、13,365分

夏休みで英単語を強化することができました。これからも強化していきたいです。国語は苦手な漢字や語彙を強化していきたいです。土屋の古文100もコツコツ進めていきたいです。

3年間での自己ベストだったね。夏は抜けている知識をかなり埋められた。

英語に関しては、まだ模試は帰ってきてないけれど、これも3年間の自己ベストとなるね。

語彙の強化が第一回の記述模試では課題とわかった。と言っても総合で偏差値65近くあるわけで、ここからは演習しながら、弱いところの強化が中心になる。国語は50%取れたらいい。あとは英語と政経でカバーできるからね。

2024 全統記述模試 第1回 政経偏差値78.3 文系偏差値64.5 政経学校一番 四日市南高校 Eさん
2024 全統記述模試 第1回 政経偏差値78.3 文系偏差値64.5 政経学校一番 四日市南高校 Eさん
英語偏差値58.6,現・古56.7,政経偏差値78.3 文系偏差値64.5。政経学校一番。 前回のマーク模試からは政治・経済 偏差値62.9から78.3に15......

長文と語彙の強化をかなり出来たね。DB4500も復習できたし、やっておきたい英語長文500も終わった。

第一志望の同志社は同意表現を多く問われるので、やっておきたい英語長文300、500で力を入れて説明した同意表現をしっかり復習しておこう。かなり対応できるところが増えるからね。DBは過去問演習した時に調べるのにも使おうね。

調べるときは政経のサブノートと同じく、どの大学のどの年度で出たかをしっかり書き込もう。記憶に残るようにするちょっとした一手間だけど、受験までに大きな違いが生まれるよ。

過去問演習やりながらしばらくは過去問で知らなかった語彙を強化することを続けていこうね。

語彙の強化は定着したらさらに長文読解、語彙強化系のテキストを加えるか、演習の頻度をあげていくかは今後の過去問演習の結果をみて考えよう。

過去問演習に入ったら格段に英語の語彙も覚えられるようになるよ。政経と同じ。

立命館の英語の演習に入ったけれど、国語、政経と合わせたら今の段階でボーダーラインは超えている。政経が崩されないレベルになっているのは大きいね。

本番では国語が50%でボーダーラインを超えられるように80%の得点率を目的としていこう。

いつも通り、学習計画や考え方は同じ。Eさんはしっかり理解しているね。

1秒でも早く合格最低点に到達できるように習得コストが低いもの、確実性が高いものを強化していくことになる。

英語は、3、4、5に関しては知識依存度が高いことと、3の形式に慣れることで、1、2の長文に時間を回せるようになる。4、5は本番までに2、3問のミスに抑えたい。

1、2も正直演習していくことで、情報の取り方や選択肢の落とし方など学べるから過去問演習していくだけでもかなり向上はするけれどもね。

語彙の強化で5は改善するし、もちろん、長文読解の1、2も強化出来る。ここからは語彙強化が英語においては大きいということだね。9月は意識的に強化しようね。

設問分析は正確に出来ているね。国語でずっと訓練してきたことが出来ている。

時間配分と問題形式の慣れで、3も向上する。正直、3,4,5の強化で全く読解が伸びなかったとしても70%を切ることはないよ。3は練習すれば満点は狙える。

解き方を知っているかどうかでかなり時間短縮は可能。過去問演習で強化する段階に入ると、私が指導してきた生徒の平均だと1ヶ月に3〜5%は得点率は向上している。

1月末と考えると十分時間はある。

政経に関しては、書く練習は増やして行ってもいいね。メモリーバンクを再開してもいい。隙間時間にやることを考えると学校でやれるといい。

政経、夏に演習量かなり確保できたし、苦手分野の知識は埋めることが出来た。演習スピードは上がってきたから、週に1年は過去問演習のペースを崩さないようにしたいね。

英語の演習が終わったら、また政経は苦手分野の強化をしていこう。

政経に関しては全範囲のメンテナンスと書くことだね。過去問演習していれば全範囲のメンテナンスはできるし、過去問でやった範囲に関しては知識が正確になるからね。そうやって2年生からコツコツと厚みをつけてきた。

過去問でいうと同志社で80%以上コンスタントに取れるようになったら、英語と国語のウェートを増やした方がいいね。

80%以上に得点率を上げようとすると、必要とされる時間が莫大になってくるからね。

受験はあくまで総合点で考えないといけない。時間対効果は常に考える必要はある。

国語に関しては、古文単語の強化と引き続き読み込み、漢字などの語彙の強化。Eさんは読解力に比して語彙は足りないからね。笑

正確に意味が理解できていれば現代文も伸びる。現代文は語彙強化をしつつ過去問演習だね。これだけ過去問をやっていくとわかると思うけれど、模試とは全く違う形式なんだよ。ずっと言っているけれど模試なんかどうでもいいです。笑

英語や国語は特にそう感じたでしょう。基礎をここまでしっかり固めてきたから、三科目どれも演習して強化出来る段階に入った。

過去問演習で得点できたら合格するし、そうでなかったら不合格。もう模試をペースメーカーにする必要はない。模試で入試に必要な学力を測れるのは政経くらいだから。

古文に関しては現代文に時間を回すために、速度を向上させられるかどうかが鍵になる。同志社の現代文は立命館よりずっとEさんにとっては対応しやすい。演習することで知識を確実にすることと、速度の向上を図っていこう。

現代文の問題集では同志社のような出題形式のものはないし、テーマとしても過去問演習を多く行うことで背景知識もついていく。

計画を守って、力をつけた。体調も崩さなかったしね。9月は学校も始まるし、肉体的には厳しい時期になるから、しっかり睡眠時間を確保しようね。

過去問演習中心にいかに早く移行できるかどうかが合否を分ける。いい形で夏を乗り切れたよ。あと少し、しっかり結果を出して長い受験生活をいい形で終わらせようね。いつも期待しています。

Cさん、4,865分

数II・Bの基礎と敬語法をある程度固められたのが良かったです。だけど暗記物を思ってたより回せなかったのと、夏休みだったのにあんまり勉強時間を増やせませんでした。9月からは単語、オンラインテストに集中したいです。

記録できていなかった分を考えると5,000分は超えているね。

数学に関してはⅠAはかなり厚みがあるけれど、ⅡBはまだそれほどだったから、かなり強化できたよね。学校の社会の進度が遅いから、二次試験4科目の中で、英語、数学、国語の比重は高くなる。

3科目に関しては夏休み終了後に、中堅国立大学に対応できるレベルを目標としてやってきた。9月になって行った英語の演習では立命館の英語で60%程度。ボーダーよりは下だけれど、2年生のこの時期と考えると悪くない。

充分に強化出来たとはいえないけれど、英語、地道にイディオムの強化が効いたね。読解に比べると手薄なところだから。学校で充分出来てないところを補う形で出来たのはよかったことだね。

語彙はCさんが感じてるように過大なのでコツコツやろう。単語より、イディオム、語法部分を底上げすれば、立命館レベルならボーラダーラインを超えることは難しくない。Cさんの受験は精密さも速度も求められる。

今は、速度は考えなくていい。Cさんは正確さに欠けるところはあるけれど、普通よりずっと速いからね。こんなに時間を掛けて設問分析をするのかと思うかもしれないけれど、知識がなくても類推したり、考える方法を知っていれば普段から意識は変わるからね。

また、実際の過去問を解くことで、必要とされる語彙なども身につきやすくなるからね。やりっぱなしにしないように、演習して単語を調べるときは必ず、学校で使っているシステム英単語に戻って確認しようね。年度も書き込むのを忘れないようにしてね。

Cさんは科目数がとにかく多いから、効率を意識していく必要があるからね。

9月は学校行事が多くて、リズムを維持することが難しい。そういうときは、復習や学習の閾値が低いものをやろう。英語に関してはイディオムの完成ならオンラインテストも使えるしね。できれば同意語、多義語、紛らわしい語などは詰めておきたい。

ここが強化されたら読解部分の失点も確実に減らせるしね。

古文に関しては、敬語法はかなり強化出来たね。時間を掛けて古文常識も説明できた。あとは読み込んでいけばいい状態になった。

学校行事が多いからなかなか時間は確保できないと思うのだけれど、せっかく掴んだところだから、できればレベル別は週に1題程度は解きたい。主体判定や敬意の方向、尊敬語と謙譲語があるものなど出来るようになったのだから、抜けないようにしたいよね。

学校の授業である程度補えると思うけれど、学校ではそれほど文法には力を入れてないということだから、このあたりはうまくいかないようなら調整しよう。学校の授業に敬語のテキスト持っていって授業のたびに確認でもいいね。

古文単語に関しては、明らかに不足しているからコツコツ回そう。しんどいときは音声やアプリのテストだけでも構わない。なかなかリズムを作りにくいときは、復習や楽に回せることからやることは有効だよ。

文法はもうもう入っているわけだから語彙が増えるだけでもかなり読みやすくなるからね。

力をつけた夏だったね。9月は体調を崩したり、バテる生徒が多い。心配しているのは体調だけ、土日をうまく活用して乗り切ろうね。いつも期待しています。

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