9月が終わった。
夏休みが終わり、2学期が始まった。文化祭や体育祭といった学校行事もあり、リズムを崩しやすい時期である。
それでも、学校が始まったがリズムを大きく崩すことなく進められたのは良かった。疲れはやはりあったと思うけれども、体調を崩していないのは好材料だ。
ただし、心配な点もある。
記録が全体的に緩んでいる。Y君は継続してできているけれども、それ以外の人たちは完全にできているというわけではない。
時間が少なければ少ないほど、記録はより何をやるべきかという判断にも重要になる。これは徹底させたい。
睡眠時間に関しては、やはり学校が始まるとなかなか維持は難しいという印象がある。夏休み中に確保できていた睡眠時間が、学校が始まると減ってしまう。これは予想していたことではあるが、長期的には大きなリスクになる。
受験は長期戦である。
体調を崩すと、そこから取り戻すのは本当に大変だ。記録が途切れると、優先順位が狂い、最効率で進められなくなる。
9月は、夏に築いた基盤を学校生活の中でいかに維持するかが問われた月だった。
では、振り返ろう。
Y君、3,145分
今月は学校が始まってから勉強時間をもとに戻せた感じがしてよかった。定期テストなども始まってくるので体調には気を付けていきたい。
Y君、本当によく頑張ったね。
3,145分という学習時間。8月の1,755分から1,390分も増加している。
学校が始まって、イベント過多で疲労困憊だった8月から、よくここまで立て直せた。
オンラインテスト3,463問。正答率63%を維持しながら、着実に「見たことがある」状態を増やせている。
和訳が完全に出てこなかったり、不足しているところを自分で感じられているのは本当に素晴らしいことだ。
どこに自分の知識の穴があるのかということがわかっていれば、それを埋めていけばいいだけからね。
演習時間中にテキストに戻ったりして、少しずつその穴を埋められているし、着実に改善は進んだ。
一度大量に「見たことがある」ものというのは、覚える閾値は一気に下がる。
今の演習多め、まずオンラインテストをやってからテキスト、学校の授業で復習していくという流れは出来た。
学校の授業を活用する工夫もできている。
通学時間がこれだけかかる以上、できることは限られているけれど、その中で最大限の工夫をしているよ。
記録も継続できている。これは本当に大きい。
Y君、よく頑張っているよ。毎日、電車の仮眠がなかったら本当にいつ倒れても不思議ではないと思う。
ここからが大事な話ね。繰り返しになるけれども。
睡眠時間が平均429分。一見、7時間以上確保できているように見える。
でも、実態は違うよね。
平日の睡眠時間は平均300分台。5時間前後だ。しかも、この数字には電車での仮眠が含まれている。ベッドでしっかり眠れている時間は、さらに少ない。やりたいことも普段はなかなか出来ないしね。
文化祭前後は200分台。文化祭最終日に至っては200分を切っていた。
その後、回復を十分できる前に、また次のイベントで消耗している。
Y君、これは本当に危険な状態なんだ。
厚生労働省が2023年に発表した「健康づくりのための睡眠ガイド」では、中学・高校生は8〜10時間の睡眠時間を確保することが推奨されている。
Y君の平日の実際の睡眠時間は、300分台。電車の仮眠や学校での仮眠がなかったら200分台のこともあるよね。
広島大学と早稲田大学の共同研究(2021年)では、高校生の睡眠不足や社会的時差ボケ(平日と休日の睡眠時間の差)が大きい人ほど、精神的に不健康で、日中の眠気も高いことが示されている。疲れやすい、いらいらする、気分が落ち込むといった症状と強く関連しているんだ。
不安が大きくなると、何も出来なくなってしまうからね。
さらに重要なのは、江戸川大学の睡眠研究で明らかになったことだ。睡眠不足の状態では、反応が遅く、ミスも多い。そして何より問題なのは、エラーに気づきにくく、エラーを十分に認知的に処理できないということ。
つまり、睡眠不足で勉強しても、間違いに気づけない。理解できたと思っても、実は理解できていない。こういう状態になるということだ。
Y君は構造的に考えるのが得意で、睡眠時間が足りてるときに暗記は追いついてないけれど、理解が追いつかないと思った事は一つもないんだよ。君は成績には十分まだ出てないけれど、賢いよ。
文部科学省の検討委員会の資料では、不登校になったきっかけや継続理由として「生活リズムの乱れ」を挙げた者がそれぞれ34.2%、33.5%にのぼったという報告もある。睡眠不足でいい事はただの一つもないんだ。
Y君、今は気力で何とかしている状態だ。
でも、気力には限界がある。
一度体調を崩したら、そこから取り戻すのは本当に大変なんだよ。
Y君は真面目だから、休むことに罪悪感を持っているよね。それは全くの無意味だと言っておこう。
きつい言葉だけど、1秒でも早く合格最低点に到達するために、何が、もっとも受験に寄与するか考える必要がある。だから、休むのを優先するのは間違いでなくて、正しいからね。その中で出来るだけ工夫してるよ。Y君と同じ状況で踏ん張れる人はほぼいないと思う。
時間が少なければ少ないほど、体調を優先することが何より大事なんだ。
なぜか。
頭が働いている時の方が、圧倒的に覚えられるからだ。睡眠不足で5時間勉強するより、しっかり休んで頭が働く状態で3時間勉強する方が、遥かに効率がいい。
しかも、睡眠不足だとエラーに気づけない。間違って覚えても、それに気づけない。これは本当に怖いことだよ。
「しんどい、しんどい、しんどい」という状態で勉強しても、モチベーションがなくなってしまう。結局、勉強できない。
やる気がしないと思ったら、休むんだ。これは私の指示だから、ダメだったら、私のせいにすればいいよ。
これは怠けているのではない。効率を最大化するための、正しい選択なんだよ。
受験まで、あと1年だ。
長い戦いだよ。
その中で、一度体調を崩したら、取り戻すのは本当に大変だ。今、1日30分の勉強時間を増やすなんて事はほとんど無理だと思う。1週間倒れたら?3ヶ月では済まないよね。
今、本当に薄氷の上を渡るような生活してるからね。そこから今のようになんとか回るようにするまで、たくさんの時間をかけて工夫してきたよね。
今のほぼ最適化できるまで半年はかかってるんだから。
推薦入試受験は、あと1年後には始まっている。
本当にもどかしいけれど、できる範囲でコツコツとやっていこう。今、十分やれているよ。
通学時間4時間という、今まで見てきた中で最もハードな環境。この中で、Y君は本当によく頑張っている。
平日の睡眠不足を土日で補うしかないという現実も、わかっている。そうすると新しい受験勉強に取り組む時間が減ってしまうという、もどかしさも理解している。
でも、それでいいんだ。
Y君のペースで、Y君ができる範囲で、進んでいけば必ず結果は出る。
11月中には古典文法に入る予定だ。同時に、今までの英語の範囲の復習も必ず入れていく。宿題は出さない。睡眠時間を確保することの方が、遥かに重要だからだ。
平日は授業でなんとか演習して補う。土日はもう攻めの勉強は無理だ。それくらいなら寝て、学校の授業を吸収することだけに集中でいい。でも不安ならこういうやり方もあるからね。
もし、やるのであれば、その週にやった英語のBCの誤答をスクランブルで確認したり、特にまだ完成度が高くない接続詞をテキストで解く。
あるいは、覚えきれてないものをカードにするのでもいい。ノートでもいいよ。それを例えば学校で休み時間に数秒見るだけでも記憶できるかもしれないし、間違えたところ、覚えてないところを書き出すこと自体が記憶の強化になる。トイレに貼るとかね。助動詞の活用や年号はそれだけで覚えた人いるからね。
英語は、かなり「見たことがある」状態になっている。負担は少し減らせたはずだ。今後は国語でも同じようにできるようにしたい。
Y君は出来るよ。
今月も記録を継続できた。学習時間も大幅に回復できた。オンラインテストも着実に進められた。自分の知識の穴を認識する力も育っている。
これは全て、Y君の努力の成果だ。
でも、その努力を無駄にしないために、体調を最優先にしよう。体を壊すと、余生になっちゃうからね。心配しています。
疲れたら休む。これを徹底しような。
休むことは、決して悪いことじゃない。むしろ、長期戦を乗り切るための、最も賢い選択なんだから。
いつも期待しています。
S君、2,080分
休み明けで、勉強時間が減っているので、登校中にスマホで勉強するなどして、勉強癖をつけたい。
S君、9月もよく頑張ったね。
2,080分という学習時間。8月の3,220分から1,140分の減少だけれど、これは部活が本格化したことを考えれば仕方ない面がある。
部活がある日は19時近く帰宅。家が近いとはいえ、そこから授業まで手一杯という状況だよね。日曜日も丸一日部活で取られる日もある。
部活、ハードだものね…
何より素晴らしいのは、睡眠時間を568分(約9時間28分)確保できていることだ。
これは本当に大きい。ずっと睡眠時間の重要性については強調しているけれど、大事なところだから何回でも強調するね。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、中学・高校生は8〜10時間の睡眠時間を確保することが推奨されている。部活をやっている生徒は、通常さらにプラス1時間くらいはないと体調を崩すんだよ。これは本当に評価出来るところだね。
S君は、この基準を満たしているからね。単位時間あたりの消費カロリーが最高クラスのバドミントンをやっていることを考えると仮眠もとってうまいこと処理できていると言える。
実は、4人の中で睡眠時間を十分満たしているのはS君だけなんだよ。
睡眠をしっかり取れているから、部活があっても学校の授業に集中して消化できている。
実際、部活がある受験生の最も良い受験対策は、学校の授業を活用できることだからね。未修範囲を自力でやるのは効率が悪いからさ。
地の利を最大限活かせている証拠でもある。
ただ、疲れが出て休んだこともあったね。これはちょっと心配ではある。
でも、オンラインテストで追いついてきているから、大きな問題にはなっていない。
英語に関しては本当に素晴らしい。この時点で大学受験に対応できるレベルところがかなりあるのは強いよ。文系の場合英語が最重要科目であることは間違いない。
国立受験、特にCさんの配点みてもらったらわかるけれど、文系の場合、英語、国語の二科目が強かったら圧倒的に有利なんだ。
だから、早い段階で英語の負担を減らし、そして、古文が固まると楽になる。
オンラインテスト、9月は累計2,248問に到達した。正答率83%を維持している。
代名詞は高校分野でそれほどやってないところだからやや弱いけど、動詞中心のイディオムの72%を除けばどれも80%を超えている。
今月で完成見込みだ。素晴らしい進度だよ。
正解を『見たことがある』というのはSくんが思っている以上に大きいんだよ。
『見たことがある』ものは、「ああ、こういう組み合わせがあったな・・・」というアプローチが出来るということだからね。
整序英作なんか特にそうだし、学校の授業も、『ああ、これ、見たことがあるな』となったら格段に覚えやすくなるからね。
あとはテキストまでこなせたら、高校英文法に関して大学受験レベルに到達したと言えるところまで来ている。現時点でもやったところはかなり対応できるはずだよ。
中学時点でかなり高校1年生位の範囲はできていたから、先取りはできていたけれど、「見たことがない」ところもだいぶ埋められた。
学校の授業は復習となっているという意味で、より有効に使えているはずだ。
どうしても体力的に厳しいからね…
まず武器となる一科目を作ってから、次の一科目。
時間がないからこそ、科目は分散させない方がいい。効率が悪くなっちゃうからね。
学校のテストに関しても、見たことがある単語、見たことがある文法事項、見たことがあるイディオムということで、日々の負担は軽減できているはず。
S君の強みは、文章単位で覚えるのが得意ということだね。
「こういうタイプの文章を見たことがある」という答え方ができている。記憶力が強いんだよ。そういう意味では、今の演習で覚えていくやりかたはあってるはずだよ。
いま体力的に負担が大きいだろうから、宿題は出さずに授業内で演習して、確実に覚える時間を作っていくからね。
今後、オンラインテストで「見たことがある」ことを増やしていって、その言語化ができるようになれば、正誤問題の対策もできるようになってくる。この辺は少しずつ鍛えていきたいね。
そして、「登校中にスマホで勉強するなどして、勉強癖をつけたい」という振り返りでかけていたのは成長を感じるよ。笑
これは本当に素晴らしい進歩だよ。ちょっとしたことと思うかもしれない。
部活があるってことは受験で考えると物凄い負担なのよ。頭がはっきり働く時間は少ないわけだから。
そして、こういう小さな積み重ねが大きな差になるよ。できる範囲で改善を考えたのは素晴らしいよ。
部活が忙しい状況では、家に帰ってから集中して勉強するのは無理がある。
振り返りや、記録、大事でしょ?笑
ただし、記録に関しては、まだ課題が残っている。自分でもよくわかってるよね。
8月よりは改善した。間を開けなくなってきているのは良いことだ。
でも、まだ完全ではない。
記録で最も重要なのは、毎日つけることだ。
間が開くと、私からフィードバックが遅くなる。せっかくの努力が最大限活かせなくなってしまう。
そして、記録の粒度がまだ荒い。どういうことか。
例えば「数学」とだけ書いてあるけれど、数学の何をやったのか。「英語物語」と書いてあるけれど、これは課題だったのか、自分で読んだのか。
こういうコンテクストがないと、こちらも効率を上げる判断ができないんだよ。
『学校の課題でどういうのやったの?』そういう質問を授業でしたり、『学校の課題でわからなかったイディオムはスクランブルやユメタンで調べよう』こう言った提案もできる。
勉強してない日でも記録は大事よ。
『部活で日曜日移動が多いから、音声教材を使おう』なんて1ヶ月に数回でもスクランブル、全範囲を復習できたりする。
どうしても、学校は文法は体系的にやってないからね。こういうメンテナンスが移動中にできるだけでも、格段に楽になるでしょ?
知ってると思うことでも、メンテナンスには意味があるんだよ。
Sくんは記憶が強いからあんまり思わないかもしれないけれど、忘れていくことを防げるし、学校の授業でも『あ、これ最近聞いた』となったら定着度は全く変わってくるよね。覚えるための閾値を下げられる。
歌で覚えるを携帯に入れてもいいわけだし。ね。記録してあれば、同じ時間でも確実に成果は上げられる。
あと、コピーミスだと思うけれど、丸ごと1日同じものが貼ってあったりする。
これでは正確な記録にならない。毎日やっていればそういうミスは減らせるよね。
記録がしっかりしていけばしていくだけ、時間が少なくてもこちらがすぐにフィードバックできる。
記録がしっかりしていれば、リマインドも出来る。
テスト期間中に無理をしなくても良くなるということだからね。
リズムを崩さなくて済むわけだからさ。
今、私が代わりに勉強時間や睡眠時間の計算をして入れているけれど、これは自分でやっていくことが大事なんだ。
自分で記録することで「これぐらい睡眠時間が少ないってことはちょっとやっぱまずいかな」とか「もっと勉強できたなぁ」とか「朝に勉強できた方が調子がいいな」とかいう自分のフィードバックが早くなる。
メタ認知能力は、単純な記憶力や理解力より学力に大きな影響があると言われているけれど、当然だよね。
毎日1%ずつ効率が上がっていくとしたら?
実際にはそんなこと無理だけどさ、単純計算なら70日だよね。
ただ、毎日記録している人とそうでない人の時間あたりの効率は、1年経つと数倍くらいの差は普通につくと私は感じてるね。
ああ、能力あるのになと思っている子で失敗したり、伸び悩むのは記録が雑ということだからね。
明らかに、Sくんは英語や記憶に適性はあるんだからね。持っている能力を活かしてほしいね。
部活との兼ね合いもあって難しいのはわかっている。でも、ここはぜひやって欲しい。
S君の能力なら、記録さえしっかりつければ、もっと効率を上げられる。なかなか確実に出来ると言えることはこういう仕事やってると言えないんだけどね。でもこれは言えるよ。もったいないよ。後になればなるほど、出来ることは少なくなるんだからね。
英語もあと少しで完成する。そうしたら古典に入れる。部活があるなかでは素晴らしい進度だからね。
英語、国語、特に古典が安定してできるとなると、文系としては取りこぼしは少なくなる。これは大きな武器になるよ。
今後の方針は変わらない。英語先行、古典を固めていく。
S君の成長は、自分で時間の使い方を工夫しようとしているところに表れている。これは嬉しかったよ。
睡眠時間もしっかり確保できている。オンラインテストも着実に進められている。
あとは記録だけ。毎日、正確に、具体的に。これができれば、S君の努力が最大限活かせるようになる。
いつも期待しています。
Cさん、10,329分
今月も1万分を超えることができました。夏休みで数学と国語を固めた成果が出てきて、大分点数が安定するようになってきました。あとは日本史を固めていきたいです。
Cさん、9月も本当に素晴らしかったね。
10,329分という学習時間。8月の10,515分からわずか186分の減少。
学校が始まって、授業、通学、学校行事がある中で、1万分超えを維持できたのは本当に大きい。
時間が全てではないけれど、国立私立併願で二次試験もヘヴィな場合はどうしてもそれくらいの時間になってしまう。時間を有効に使えた。
1日平均約344分。学校の授業もしっかり受験で使える所をしっかり使えたね。
睡眠時間は平均445分(約7時間25分)。
8月の461分から16分減少したけれど、学校が始まったことを考えれば悪い水準ではない。
できれば480分(8時間)取れたら理想だけれどね。
体調を崩さずに進められたのは素晴らしいことだよ。
そして記録。9月は空くことはあったけれど、記録が丸っきり抜けている日は1日もなかった。最終的には全部つけられた。これは8月からの大きな成長だね。
ただし、10月はまた緩んでいるところがある。ここは気をつけような。笑
記録があるからこそ、こちらも適切なタイミングでフィードバックできるんだからね。科目数が多いから、穴を作らないようにするにバランスを取るのは大事だけれどもね。とはいえ、もう共通テストに関してはほぼ目処は立ってるからね。
第3回全統記述模試、基礎がかなり固まったね。数学まで含めると、自己ベストかな。おそらく。
国語約7割、英語約7割、数学約7割。全科目で安定して7割を取れた。
Cさんのコメント通り、「夏休みで数学と国語を固めた成果が出てきて、大分点数が安定するようになってきた」んだよ。この安定感は本当に大きい。
特に第3回は最も難易度が高い模試だからね。ここで7割取れたということは、基礎がしっかり固まっている証拠だ。
国語は漢文にミスがあったけれど、体調不良を考慮すれば仕方ない。
英語も第3回は最も難しい傾向はある。だから、気にする必要はない。むしろ、この難易度でこれだけ取れたことを評価すべきだよ。
そして何より素晴らしかったのは、9月最後に同志社の日本史の演習で7割到達したことだ。
年内に同志社7割で余裕を持てる計画だったのに、9月末に達成できた。もちろん範囲が得意なところだったということもある。ただ、対応できる箇所が増えてきてるのは間違いない。10月に平均60%は十分超えられると思う。
これは予定より大幅に早い。計画をきっちり守っているからこその結果だね。
10月、11月中に私大対策をクリアできる見通しが立った。そうすれば、二次対策により時間を使えるようになる。これは本当に大きいよ。
日本史の進捗も順調だ。英語、国語はあげられるけど、日本史が現状時間対効果はあるからね。
名大オープンの結果を受けて、日本史のウェイトを増やした。英語・国語は受験者平均より取れている。数学は元々カウントしていない。
日本史はまだ完成度が低く他に比べると足を引っ張っているから、私大対策も含めて日本史の時間を増やしているんだよね。
明治以降を9月に詰める予定通り、かなり詰められた。過去問演習にも既に入っている。そして9月最後に同志社で7割到達。この調子でいけば、年内に私大対策完全終了が見えてきたね。演習やれば、日本史の全範囲のメンテナンスもできるし、英語の語彙強化、読解スピードの向上もできるしね。国語はもう、問題集を使うより、過去問でレベルが高いものを訓練していく方が力はつく。
英語も着実に進んでいる。
プラチカを進めて、厄介で苦手なパターンを減らせた。特に、同格などを疑ってかかることが初めからかなり上手にできるようになった。具体から抽象などもかなり意識できるようになったよね。ミスは格段に減った。
もともと類推は得意だったけれど、しっかりロジカルに考えられるようになったんだよ。これは本質的な成長だね。
オンラインテストも空き時間に潰していく形で進められている。構文、知識、語法、イディオムは固まってきた。
共通テスト模試は予定通り流している。特に問題なし。この辺りの優先順位の判断もしっかりできているね。
今後の方針は以下の通り。
年内に私大対策完全終了。語彙強化、厚みをつけるための演習継続。二次対策(英語・国語)のこの二科目でできるだけ得点できるようにする。日本史の二次試験対策は本格的にやるのは共通テストあけでもいい。それまでに私大対応の演習を積めば、知識の穴はなくなる。そうすれば論述対策も入れるしね。
共通テスト対策はほぼできている。学校のペースで維持するだけで十分。国語は既に二次試験レベルに到達している。英語は今後語彙増強と過去問演習で何とかなる。
計画をきっちり守っているので、順調に推移するだろう。できれば年内に65%〜70%を目標にしたいけれど、他科目のバランスや学校の共通テスト対策次第だね。
Cさんの最大の強みは、ペースをしっかり守れることだ。
10月には同志社対策が英語・国語もほぼ終わる状態になる。二次対策に入れる。
納得しないとやらない性格だけれど、一度納得したらとことんやり抜く。その姿勢が9月の成果に表れている。
大事な話だから何度でも話すね。
最大のリスクは、体調を崩すことだ。何といってもこれに尽きる。
今、順調に進んでいる。計画通りにいけば、普通に合格できる。でも、体調を崩したら、そこから取り戻すのは本当に大変なんだよ。
睡眠時間、理想は480分(8時間)。今は445分だから、あと35分。できれば確保したい。
1日350分勉強するとして、1週間倒れたら2,450分。1日に増やせる勉強時間は20分や30分。となると、取り戻すには80日〜120日かかる計算になる。
科目数が多いCさんは私がかなり細かく調節してバランスが崩れないようにしている。間が開くと最適化するのはもっと時間がかかる。
体調を崩すと、共通テストまでギリギリになる。ちょっとでもしんどかったら休むこと。学校でコロナも流行ってるわけだからね。ここまでいい形で勝負できるところまで持ってきているわけだから、慎重すぎるくらいでもいいからね。
記録はしっかり。
記録ができていれば、体調崩す可能性も減らせるわけだからね。優先順位の維持、効率の最大化。記録があるからこそできることだよ。
記録も1日も丸っきり抜けなかった。これは大きな成長だよ。
でも、10月はまた緩んできている。ここはしっかりね。締まらないなあ。笑 褒めさせてくれよ。
順調だからこそ、気を緩めないこと。
体調管理と記録。この2つを守れば、普通に勝てる。普通に勝てるって凄いことなんだよ。一緒に勉強できるのも後少し。笑って終われるようにしようね。
いつも期待しています。
T君、960分
今月は学校も始まり早速受験もあったりしてとても忙しかったです。来月も切り替えて頑張っていきたいと思います。
T君、9月は本当によく頑張ったね。受験が始まるとなかなか落ち着かない日々だと思うけれど、やれることをやっているよ。
960分という学習時間。8月の3,970分から減少しているけれど、これは推薦入試があったんだから当然のことだよ。実際にはもっと勉強している。
名古屋外語大学の推薦入試。学校で面接対策、小論文指導とかなり時間を取られたよね。
授業にも出られないことが多かったから、授業時間も変更して対応した。
推薦入試のラッシュが始まった。10月には南山大学、11月には中京大学、そして名城大学。これから本番が続く。緊張も続くよね。
学校が英語と面接に力を入れているから、こちらでは配点のウェイトが高い政経に集中してやっている。
役割分担ができているね。政経を全くやらずに、推薦後にやるのは流石に追い付かせるのが厳しいからね。
面接、小論文でも関わりがある漢字などをコツコツ進められていることも良かったね。
一般受験でも必ず使うからね。現代文、確実に得点が狙えるのは漢字だからね。今やっておくと直前期に慌てなくて済むから。
そして大きいのは、政経の全範囲を終了したことだ。学校では経済分野もまだ終わってないし、政治分野は手付かず。入試レベルのことについては一通りやった状態になった。
国際経済も完全に終わった。残り数章だったところ、しっかりやり切れたね。
これは本当に大きな成果だよ。ただ、定着はまだ十分できているわけでは無いから、しっかりシグマをやって基本知識を固めていこうね。
名城大学のF方式は、実質的に英語100:国語100:政経300という配点だからね。政経で全範囲終わったということは、受験の準備が整ったということだ。
シグマの復習もできている。授業でやったところをコツコツ復習できた。粘り強くできているよ。
今は時事問題対策を優先している。推薦入試では面接があるから、時事問題に対応できるようにしておくことが大事だからね。一般入試でも推薦入試でも役に立つところをやることで、全体の負担を減らせるからさ。
睡眠時間は平均413分。記録が少ないから正確とは言えないけれど、体調を崩していないことが何より好材料だ。入試の対策が十分できないまま試験を受ける。出来ないという悪循環は本試験にも悪影響を与えてしまうからね。
記録に関しては、推薦入試で時間を取られているから仕方ない面があるけど、記録はちゃんとしような。笑
推薦入試とのバランスを授業中に確認しながら、進度ややるべきことを調整しているけれど、記録があればもっとバランスは適切に取れるからね。
英語のオンラインテストも、今は止めている。コンスタントに回すのが難しいからね。推薦入試が終わってから再開していこうか。
Tくんは、コンスタントに回せている時はやっぱり記憶はできてるからね。英語、オンラインテストでしっかり固めたから、英検とれたのは大きかったよね。自分の得意パターンをすでに持っているわけだから、時間が使えるようになったら戻していこう。
推薦入試対策でとられる時間を考えると、今はその時間で授業の後にしっかりシグマをこなすこと。時間が少なければ少ないほど、やることは絞るべきだからね。
今、推薦入試に集中することが最優先だ。
名古屋外語大学の結果は11月から出てくる。10月には南山大学、11月には中京大学と名城大学。これからが本番だね。
体調を崩さないこと。そのなかで一般入試の準備も着実に進めていこうね。
時事問題の解説が終われば、過去問演習も再開できるから全範囲のメンテナンスもできるようになる。シグマの復習も入れつつ、よく出てくるところの知識をしっかり固めようね。だいたい3回反復したら英語は入った。
政経はもう少し定着に時間はかかるかもしれないけれど、『見たことがある』状態はそれなりに作れてきてるからね。『覚えている』状態をコツコツと増やしていこうね。
やれる範囲でのベストは尽くしている。あとは記録をしっかりね。ハードな日程だけど、なんとか乗り切ろうね。
いつも期待しています。