2月が終わった。
3年生は受験を終え、それぞれの結果を受け止める時期を迎えた。長かった受験生活もここで一区切りだ。
2年生、1年生にとっては学年末テストが終わり、春休みが目前に迫っている。
この時期は気が緩みやすい。テストが終わった解放感、学年の変わり目。リズムを崩しやすいタイミングだ。
しかし、春休みは学校がない分、まとまった時間を確保できる貴重な機会でもある。この時間をどう使うかで、新学年のスタートが決まる。
2月はインフルエンザが猛威を振るった。体調を崩した生徒もいた。勉強以前に体が資本だ。何度でも言うが、体調管理が全ての土台になる。
では、振り返ろう。
Y君、3,295分
2月の最初に修学旅行とインフルになってしまい、前半は調子が悪く勉強時間が伸びなかったが、後半は調子よく勉強できていたように感じる。
睡眠も倒れていたのも含んでしまうが間違いなく、意識できているように感じる。一年本格的にやってきて、焦っている。
Y君、2月は大変だったね。
3,295分という学習時間は1月の6,033分から大きく減少しているけれど、修学旅行とインフルエンザで前半の約2週間がほぼ潰れたことを考えると、後半だけで見ればかなりのペースだったよ。体力の限界で踏ん張ってるのはいつも心配だけれどもね。
修学旅行は楽しめたみたいで何より。沖縄の平和学習、街中留学で英語をしゃべったこと。ああいう経験は、机の上だけでは得られないものだからね。語学は使ってみると、いわゆる受験勉強とは違った体験をえられるよね。
ただ、帰りの飛行機でインフルエンザをもらってしまったのは痛かった。1週間の完全離脱。これで2月前半は丸ごと消えた。無理に無理を重ねてきているから、体調を崩すことが増えてきているのは否定できないからね。
後半からしっかり盛り返した。
学校に復帰してからの10日間で2,000分以上を叩き出している。しっかり学校の授業を活用できるようになった。国語970分、数学650分、理科570分、社会410分、英語390分。
学校の授業を中心にしながら、ちゃんと各科目に時間を配分できた。英文法を固めたことで、分かることが増えた。古典もそうだよね。今回テスト対策の平家物語、理屈でわからない所はなかったもの。
睡眠時間は平均482分。1月の437分から45分増えた。インフルで寝込んでいた期間が含まれているとはいえ、「睡眠をとることを意識している」とY君自身が書いている通り、意識は変わってきているね。
でも、通学時間で仮眠を取って無理していることは変わらない。何回も同じ事を言っているけれど、勉強より睡眠を優先だからね。倒れて戻すために無理する。学力はついてきているけれど、本番直前でこんな事になったら目も当てられないからね。
Y君自身の振り返りに、体調が良い時のパフォーマンスと悪い時の差を何度も実感してきた一年間だったと思う。これは大きな学びだよ。
さて、共通テスト模試の結果が返ってきたね。
第1志望の信州大学教育学部 野外教育がA判定。第2志望の保健体育もA判定。

文系の偏差値は55.9。社会が地理60点、政治経済61点とそれぞれ偏差値56台。理科も化学基礎、生物基礎共に偏差値54。
「めっちゃうれしかった」とY君は書いていたね。そりゃあ嬉しいよ。1年間コツコツやってきた成果がはっきり数字に出たんだから。私も嬉しかったよ。入塾した時は中学レベルからのスタート。偏差値40前半だったんだから。

Y君の第1志望は共通テストの配点が大きい。
一次が950点で、二次は実技と面接。だからこそ、入塾以来ずっと学校の授業を活用できるようにすることに集中してきた。推薦でも共通テストはいるわけだからね。
社会や理科のウェートが高い共通テストの配点を考えると、学校の授業を使えるようになることが一番効率的だった。地理、政治経済、生物基礎、化学基礎が計算できる科目になってきている。これは学校の授業をコツコツ活用してきた結果だよ。
数学は苦手だけれど、他の科目でカバーする戦略が機能しているのは模試の結果が証明しているよね。私大受験を考えると、春休みに政経を鍛える必要はあるけどね。地理だと受けられる私大が限定されてしまうから。
英語は偏差値56.8。中学英語からやり直してここまで来た。リスニングはまだ課題があるけれど、文法の基礎が入ったことで確実に底上げはできている。読む速度が共通テストは非常に要求されるから、春休みは読解を固める。そうすれば、学校の授業も文法だけではなくて、読解も使えるようになるからね。
国語は偏差値54.2。ここは古典が固まれば伸びる余地が大きい。
古典の話をしよう。
2月は前半の離脱がありながらも、授業では助動詞を完了し、助詞に入り、敬語まで進んだ。
敬語の授業で「自分の中で革命が起きた」と書いていたね。仕組みが理解できたということだよね。敬語は古文読解の要だから、これがわかるとかなり文章が読めるようになる。
誰が誰に対して何をしているか、敬語がわかれば主語が判定できる。古文で一番つまずくところだからね。あと、単純に共通テストや私大の設問は主体判定が出来たら選択肢がぐっと狭まるからね。古文、初めは全部わからなくてもいい。受験生の知識で全部は読めないけれど、消去法を使えば理解できるような作り方してる問題はたくさんあるからさ。
ここまで来たら、あとは実際の文章を読む中で使い方を定着させていくだけだ。古文単語のメンテナンスが修学旅行では切れてしまったからね。定期テストが終わったら、英文法、古文単語は回したいね。
3月の方針はこうする。
古典文法の仕上げをやる。敬語の反復と、全範囲の総復習。文法が完成したら、古文の読解に入る。文法を実際の文章で使う段階だね。英語でやったのと同じ流れだよ。
繰り返しになるけれど、英語の読解は春期講習で本格的に着手する。それまでは学校の授業でメンテナンスしてもらえれば十分だ。
そして、政経を開始したい。Y君の志望校の配点を考えると、社会のもう1科目が取れるようになると、大きな武器になる。
焦る気持ちはわかるよ。1年やってきて、もっと出来ているはずだと思うだろう。
でもね、焦らなくていい。
入塾した時のことを思い出してほしい。中学英語すらあやふやだった。古典は全くの手つかず。そこから、英語の文法はほぼ受験レベルまで来た。古典文法も敬語まで到達した。社会と理科は学校の授業を活用できるようになった。
模試でA判定が出るところまで来た。
少しずつ、でも確実に改善してきているんだよ。一年前に想像できたかい?しっかり記録して、指示を守ってくれたからだ。
通学時間4時間という条件は変わらない。でも、その中で出来ることを一つずつ積み上げてきた。後半のペースを見ればわかるように、体調さえ良ければY君はやれるんだ。だから、休もうな。同じことばっかり言われるのは嫌だろ。笑
春休みが来る。学校がない期間は、通学の負担から解放される。この時間を使って、古文の読解と英語の読解、政経のスタート。睡眠時間を確保して、回復させる。
体調を崩さないこと。しんどかったら休むこと。Yくんと勉強できるのもあと、一年。ベストをつくさなかった後悔だけは残さないようにしよう。
いつも期待しています。
S君、1100分
学年末テストでは、前までの課題テストよりはいい点数が取れたけど、ほとんどの教科が200位台だったので、春休みと、春休み前の学校の授業がない期間中にしっかりと課題をこなして、2年生に向けて準備をしていきたい。
S君、2月は前半がかなり大変だったね。
1,100分という学習時間。1月の685分から増加した。インフルエンザがしんどかったね。授業も熱があるのに出席していて、少し心配ではあった。
睡眠時間は平均462分。テスト前は深夜2時を超える日もあった。ただ、こうなるのはやっぱり部活の負担が大きいんだよね。個別ミーティングでも話したんだけれど。
テスト期間中に追い込まざるをえないのは、普段、十分学習時間がとれないから。学習時間が確保出来ないのは疲れているから。部活の負担がやはり大きいと思うよ。
記録が完全ではないけど、部活によって追い込まれているのは分かる。一番よかった最初の中間テストはやっぱり部活がなかったことも大きい。
ただ、少ない勉強時間でも、やれたところは確実に改善している。
古典文法がかなり仕上がってきた。助詞2まで終了して、春休みまでには古典文法の1周目は終わる。それなりにオンラインテストはやってるけど、しっかり反復して2年生になりたいね。同型品詞判別のオンラインテストは強化したから、ここもやっていこう。
掴みつつあるね。授業でも識別など、考え方についてはもうしっかり入ってきている。後は反復と古文単語だよね。
模試でも古文は平均より高かった。英語以外では一番良い科目になっている。現代文にネックがあるS君は古文でいかに得点を伸ばすかは重要だからね。知識依存度が高いから記憶が出来るS君は古典を武器にすることは十分可能だよ。
春休みから読解に入れるよ。
読解に入れば、学校の授業がそのまま復習になる。学校の授業を活用できる状態を早く作ること。これが今の最優先だからね。どうしても勉強時間の確保は部活がある以上難しいのだから、春休みで先取り学習して、学校の授業を復習、記憶の定着に使えるようにするしたいね。
古典文法に関しては、範囲が限定されていれば出来る。S君は短期の記憶が強い分、授業ではさっと出来てしまう。でも反復が足りないから、長期記憶にはなっていない。問題は単純なんだよね。いかに反復回数を増やすかなんだよね。
ここの所、定期テスト対策で古文単語も回せなかったから、春休みまでにしっかり戻そう。とは言え。もうちょっとで一周はするから、復習になったら楽になるよ。
漢文にも入っていく。古典文法がそれなりに出来ている状態なら、漢文は覚える量は少なくなる。
書き下し文なんか古典文法が出来てるならそんなに難しくない。英語が得意なSくんなら文型や品詞の把握でかなり対応できる様になるよ。漢文を得点源にできれば、国語全体の底上げになるからね。国立文系で行く場合には漢文は必須だから。
英語は、学年末テストが終わったので、少しずつ再開していく。
授業内に演習時間を作って、メンテナンスしていく形にしようと思うけれど、個別ミーティングで話したように、土日にランダムでメンテナンスも入れて欲しい。授業の中では演習時間としてやるのは出来ればその授業でやった範囲にしたいからね。
リズムを作るのが難しいのは分かった。だからDiscordなどを使って、復習の自動化も考えている。
自分でやるのが難しいなら、仕組みに乗せてしまえばいい。モチベーションだけで乗り切るには受験は長いからね。頑張らなくても、勉強する仕組みを作っていこうね。
学年末テストについて個別ミーティングで分析をしたけれど、やっぱり問題は時間と記録だよね。
短時間でもやりさえすれば、結果は出る。やったところは取れている。これは模試でも、テストでも、古文でも、共通している。
問題は、その時間をどう確保するかだ。
部活がそれなりにあって、帰ってきたら疲れて寝てしまう。それは意志が弱いということではないんだよね。体力的に限界なんだよ。やる気がでないと言うのは、それは疲れているから。
進度表の生活記録を見ていると、帰宅後に寝てしまう日がかなりある。それでなんとかバランスを取ってる。体を壊すのが何と言っても一番のリスク。
これは気力でなんとかなる話ではない。
文武両道は素晴らしいことだ。でも、全部を同じ力でやり続けるのは、どこかで無理が来る。というか、もう無理が来てるんだよね。
全部をやめる必要はない。ただ、バランスを考える時期に入っていると思うよ。
毎日ちょっとでも時間が確保できるなら、改善はできる。
勉強してから寝るのが難しいなら、朝に勉強するということもあるけれど、これは正直難しいと思っている。部活で疲労している分その分睡眠時間は必要だからね。
春休みは、オンライン自習室を使って、強制的に演習の時間を作ることも考えている。
学校のテスト範囲をオンラインテストにしていくから、テスト対策もそのまま受験勉強に繋がるようにしていく。
繰り返しになるけど、頑張るのではなくて、仕組みで補う。覚えるのに気力がいるけど、トイレに覚えなければならないものが貼ってあったら覚えるよね?あるいは間違えたものをカードにしてあったら?
部活を今と同じだけ続けたいのであれば、隙間時間を確保する方法が必要になる。音声教材を使うのもそうだよね。
記録してあったら分かる。出来ることをやってみて、無理なら、部活も考えよう。ただ、今のままだと両立は難しいと言っておくね。嘘はつけないので。
記録について。
少しずつ改善している。3月に入って、生活記録を書き始めたね。全部を一気に変えることは出来なくても、諦めることなくコツコツやっていこう。コメントは出来るだけ入れようね。まずは生活記録だけでもいいんだけれど。良かったこと、悪かったこと。気づいた事を書いて、改善していくことで同じ時間でも効率は格段に上がるからね。
こちらも、続けやすいように、仕組みでカバーできることを考え続けていくよ。
春休みの方針はこうする。まとめておくね。
古文は映像授業で読解に入る。英語も読解に入っていく。漢文を得点源にするために、基礎を固め始める。特に読み単語や句法は得点源になるから。固めていこう。
授業内での演習時間を確保して、英語のメンテナンスも並行する。
やれることをやっていこう。
S君は、やったところは必ず結果が出ている。それだけの力があることは、ずっと見てきた私がよく知っている。
あとは、やれる環境を作ること。一緒に考えていこう。
いつも期待しています。