8月が終わった。コロナウイルス感染症が猛威をふるった。コロナウイルス以前であれば多くの授業時間を教室でとり声掛けも出来たが、そうも行かなくなった。
昨年は講習中にも生徒たちに疲れが見られた。コロナウイルス以前はここまでではなかった。
記録を見ると体調を崩したきっかけは夏だった。今年は無理をさせないことをとにかく心がけた。
授業の量を多くすることより確実に習得することを重要視した。そのため、昨年と同じくオンライン自習室を行い、リズムを作ることをとにかく重視した。
K君、7,229分
中々濃密だった。内容面で言えば、先月同様良くできたと思う。
速読はより意識的にできるようになり、政経はより簡潔に終わらせられるようになった。
オンラインを毎日やっていたので、習慣がついた。学校が始まっても持続的にできそう。
8月になって普段の授業の2倍あったから、疲れはたまったね。例年よりも講習の負担は減らしたとはいえ、気分転換もできない中で体調を崩さずにリズムを作れたね。
英語に関しては、こつこつオンラインテストも進められたし、文型も固まってきた。授業の進度に追いつかないときは、動画をみたり、時間以上に効率が良かったよ。ちゃんと進度表もつけられたし、オンライン自習室も活用できた。
ただ、進度が遅い。
NextStageなどは、しっかり再確認しながら進めたので内容はとても入ってきたが、課題がまだある中なので、もう少し早めた方が良かったかもしれない。
進度に関しては古文の読解に回せたら良かったというのはあるね。その代わり英文法、語彙、政経の知識に関してはかなり固まってきた。政経に関して言うと、過去問演習でかなり厚みは出てきて、あとは受験までに弱いところを詰めていけばいい。今までの生徒の平均からすると大体1カ月で5%程度は過去問の正答率を上げられるからね。
政経に関しては年内で合格最低点は確実に超える。その分できた時間をどれだけ英語と国語に回せるかだね。
ただ、個人的には今の感じの方が合っている。そうして色々な思いを持ちながら過ごし模試に挑んだ。7月時点と比べて改善した所は多くあった。
逆に課題は、英語の文法への自信と語彙だったり、国語なら効率と演習、政経は政治分野など、良い課題も見つかった。
模試の直しをしながら改善していこうと思う。
依然焦りはあるが、意志を崩さず進めていく。
うん。何より体調を崩さなかったことは大きい。去年の受験生は学力的には十分な力があったけれど、受験時点で持っている力を発揮できたとは言えない。結果はでているものの、正直、無理をさせすぎた。
コロナウイルスがある状況で、体調管理の重要性は今までと比べ物にならない。体調を崩したら取り戻すのにどれくらい時間をかかるかということをK君にはずっと1年生の時から行ってきた。
睡眠時間を確保する意識があるのは大きいよ。一つずつ着実にマスターして改善してきている。
課題が見えたら、あとは修正していけばいいだけ。英語に関しては文法はもうちょっと、語彙もめどが立ってきた。どれくらい長文の読み込み量を確保できるか。最後は英語に時間を突っ込むというのがK君の学習計画なので、そこまでに国語と政経の負担をいかに軽くできるかだね。
勉強時間を少しずつ増やして、モチベーションを切らないようにしてきたね。毎日進度表を欠かさず記録してきた。
時間が例年の受験生ほど多くはなくても、時間当たりの効率は良い。濃密な1カ月だったね。
9月はいかに古文を片付けるか。志望校の変更もあり、古文をいかに早く完成にもっていけるかがK君の合否に大きな影響があるよ。
緊急事態宣言で学校も先行きが見えない。先行きが見えないことは仕方ないから、できることを確実にやっていこう。
K君は体調管理はしっかりしているけれど、本当に大変なことになってきているからね。勉強より体調を優先しよう。その中でベストを尽くそう。もうすでにやってくれてるけどね。
夏からは受験まであっという間。リズムを崩さず着実にいこうね。
いつも進歩してるよ。H先生も私も期待してます。