2019年5月 受験生クラスの総評
5月の勉強時間のトップはN君。11915分。
現役の時の模試から、英語が偏差値20ほどアップと大きく力を付けたね。
現役生のトップはI君7265分。部活がある中でよく踏ん張った。
5月は毎年勉強時間が減る月なんだよね。
学校行事が多く、部活がある場合は引退前だったり、気温の変化、学校のテストなどなかなか受験勉強の時間が取れない。
だから失速しやすい時期でもある。
6月は実は重要な月で、文系のみんなはうまく政経が軌道に乗った人は、国語に取り掛かることが出来る。夏休みに英語に時間を使おうとすると、6月に古典を固められるとぐっと合格可能性は高まる。
受験に関して、失敗する多くのパターンは、どれも均等にやること。
どれも均等にやっても大丈夫なのは、合格圏に十分ある人だけといってもいい。
毎月、同じことを繰り返すけど、「どれも大事は、どれも大事にしていない」だよ。
しっかり政経をやった人は、もうすでに政経は全範囲でも対応できるレベルになっている。
だから、政経は勉強時間を減らしても、演習→弱点強化という流れで強化が短時間でできるようになる。
今までだたったら、基礎知識が足りなくて学校の授業やテストもわからないからただ聞いていただけのところがしっかり活用できるようになる。
一定レベルに到達すれば、わからなかったことがわかるようになり、時間あたりの効率が上がっていく。
失敗するパターンはいつも同じ。
わからない、効率が悪いとわかっているものに時間を使う。
今、自分にとって全くわからないものを授業で聞いていてもそれは力はつかない。
そのために集中する必要がある。
そもそも一番駄目なパターンは記録を取らないこと。
時間がないときほど記録を取る必要がある。
学校の課題、全部やってたら受験勉強に間に合わない。
じゃあ、例えばここだけはやろうとか。
学校でやった範囲がわからないなら、それよりレベルを落としたテキストを使うことで、学校の授業で概要はなんとなく理解することにするとかね。
記録してあれば出来るんだよ。その人の状況に合うように、適切な方向性を示せる。
復習のタイミングもそうだし、例えば、自分で効率が落ちてくる時間も記録してたらわかるよね。
ここは休むべきかという判断も正しく出来る。
効率が落ちるのであれば、楽な暗記物から回すとかいくらでも対策は出来る。
記録することはしんどいよ。
自分が出来ないことややらなかったことと向かい合うことでもあるからね。
でも、そうやっていくことで、毎日すこしずつ改善されていく。
君たちの先輩の記事。進度表を一日もつけない日はなかった。
一年間で161895分。今なら、これがどれだけ凄いことかわかるよね。
必要ないものを切り捨てて、追いつかないなら学校を休んででも進めた。
こういうのはみんな言わないし、書かないよね。
普通にやっていたんなら、普通に負けるんだよ。
最後まで可能性を上げるために考え続けること。
記録を取ること。
君たちの先輩もそうやって乗り越えてきたんだよ。勝ちパターンはある。
あとはそれを実行できるかどうかだよ。
やらなかった後悔より、やった後悔のほうがずっといい。倒れるときは前のめりで。最後までふんばろうね。