7月が終わった。1学期の期末テスト、そしてその後に続く学校行事など、慌ただしくも濃密な日々を過ごしたことだろう。

今年は空梅雨で、例年より厳しい暑さだった。体調維持も難しい中、それでもまとまった時間が確保できる夏休みを前に、夏の学習計画を着実に進めるための準備ができたことは非常に大きい。

テスト期間中にいったん落ちた学習ペースを、いかに立て直すかが勝負の分かれ目となる、難しい月でもある。この期間を有効活用できた生徒は、夏が明けてから一気に力を伸ばすことができる。

一方で、リズムが崩れた生徒、特に浪人生は夏以降に失速することも多い。日々の記録が、失速する兆候が出たときに対応する命綱となる。

夏までに伸び悩みを感じている場合でも、夏期講習期間は方向修正できる最後の期間だ。リズムが崩れないように、夏期講習も前倒しで講義を行った。特にオンラインテストはうまく活用して、力をつけられているのは好材料だ。

では、振り返ろう。

2025年7月 受験生クラスの総評
2025年7月 受験生クラスの総評
7月となった。6月後半には期末テストがあり、それに加えて文化祭・体育祭やその準備等もあって体力的には厳しい月だった。 テスト前にはそれぞれの課題を進めることがで…

Cさん、8,285分

今月は今までで1番自主学習の時間が取れました。来月は平均10時間勉強して、進度表を毎日付けるように心がけようと思います。

7月は、Cさん自身の言葉にもあるように、これまでにないほど自主学習の時間を確保できた月だったね。

リズムを崩さずに行けたのは大きい。夏休みに入って学校の図書室で勉強するという習慣が崩れずにここまで来ているのも好材料。

素晴らしい成果だよ。

ただ、私が何より感心したのは時間の量ではなく、時間の使い方の質が高かったこと。

合計8,285分という学習時間は、遠足があったり、学校行事などで慌ただしかった日々を考えると、うまく時間を使えたといえる。毎日進度表を付けられたわけではないけれど、付けられた日は正確にやった内容を記録出来たのは素晴らしいことだよ。

これが時間の使い方の改善に大きく寄与した。

6月は本当に日本史に時間を取られていたので、しっかりバランスをとりなおせた。

6月はこうだったんだよね。

英語の約3倍も日本史に時間を使い、英語・国語を足した時間より社会の方が多かった。倫理の勉強時間があるとは言え、バランスが崩れていた。

バランスをしっかりとれたね。でも7月は、日本史を平均64分に抑制できた。
60分制限をほぼ守れたといっていいね。先月にミーティングで話したことをしっかり守れた。
記録を精密に出来るようになったことは大きい。成長を感じるよ。

7月の期末テスト開けから、現代文に時間を使えた。まだ、結果は返ってきてないけれど、共通テスト模試で85%程度。現代文の読み方をマスターしたことは大きい。直近の名古屋の演習でも現代文は十分対応出来るようになってるからね。

後は演習していくのと、語彙強化で伸びていく。

国語は過去問演習中心に進められる体制に完全に移行出来た。正直このまま過去問演習だけでも成果は出せるけれど、国語は他の受験生に差をつけられる。夏休み中にまだ対策が出来てない和歌はやってしまおう。

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動画、ちょっと細かいと思うけれど、一度やっておくと楽になるよ。

自然と人事の二通りで掛詞を理解しなければならないとか、縁語とかね。

特有の読み方があるからさ。読み方を知っていれば対応出来る。併願校の同志社も和歌は出題されることもあるからね。広い意味での古文常識を問われるのは名古屋大学の出題傾向でもあるからね。前回も注をしっかり利用した上で古文常識で補正する必要があったよね。

そして、やりたい勉強のことを考えると今しっかり古文をやっておくのは大学に入ってからも役に立つからね。

国語は他の受験生に差をつけられる科目として絶対的な武器に出来るよ。

実戦トレーニングと併用して行くと、多義語も強化出来るからね。隙間時間にうまく回していこう。

フォーミュラはもうメンテナンス状態になっているので、実戦トレーニングを適宜使っていく形だね。いつもの様に、単語を調べるのにも使おうね。和歌をやってるから巻末の資料からやっていこうか。

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問題形式での演習が古文で不足していると感じる場合はこっちを。

同志社や立命館の訓練にもなるからね。ただ、名古屋大学のオープン模試が終わるまではやらなくて良いよ。英語を詰めたほうが良いからね。

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現代文が安定してきたのは大きい。国語に掛かる時間も減るからね。

現代文は正直名古屋の対策になるようなものは過去問が一番ということになるので、英語とのバランスを味ながら適宜演習だね。名古屋のオープン模試が終わってからかな。

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重要語700は出来れば、夏の間に回しておきたい。現代文、読み方はかなり覚えたから、後は語彙強化だよね。ただ、英語の方が今は得点を伸ばしやすい。このあたりは相談しながらいこう。

英語に関しては、英作の準備ということで、オンラインテストでかなり「覚えている」状態を作れたよね。夏休みの間に、読解、英作の底上げとしてスクランブルは仕上げておきたいね。

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英作、構文を知らないと時間内に書く事は難しいし、読解でも構文を覚えていれば格段に楽になる。イディオム、これは品詞別に分かれていたりするから、英作に使う時に実践的でもあるしね。

そして、構文とイディオムの精度があがることで、読解は更に伸ばせる。英作はどうしても書けないことはあるけれど、解釈は違うから。

プラチカは学校でやってるものよりレベルは高いけれど、精密な構文把握を要求されるし、私が厳しく採点出来るからね。

英作の為の語彙・構文・文法知識をオンラインテストやスクランブルで固めて、プラチカで解釈を底上げ。これが終ったら英語は過去問演習に移行しつつ、英作対策を少しずつやっていく形で良い。

プラチカが始まったけど、十分食らいつけてるね。今のCさんにちょうど良いレベルだよ。同格も、ああいうパターンは始めて見たんじゃないかな。

7月にスクランブルで基礎を固めた成果だね。暗記物を詰めた努力が、確実に実を結んでいる。

「覚えている」状態から「できる」状態への移行が、まさに今起きているんだ。

良く踏ん張っている。体力的にもしんどい時も正直あるはず。くどいけど、疲れたと思ったら寝るように。いまのCさんがモチベーションが落ちてたら休むのが最適だよ。それは普通のことではないんだから。

睡眠時間が先月と比べると456分→406分と50分も減少した。これはちょっと懸念材料ではある。

約6時間46分という睡眠時間は、短期的には気力・体力が充実していても、8月後半から9月にかけて疲労が蓄積するリスクがある。失速するのってたいていバテテしまうからなんだよ。

東京大学の研究でも、高校生の睡眠時間が7時間を切ると、記憶の定着率が有意に低下することが示されている(Kuriyama et al., 2024)。特に、暗記物の定着は睡眠中のレム睡眠期に行われるから、せっかく覚えたスクランブルや日本史、古文の内容も定着しにくくなる可能性がある。

でも、Cさんは、成長したよ。朝に重たい科目を配置するなど、体調管理の工夫ができていること。この自己管理能力があるからこそ、睡眠時間が少なめでも質の高い学習ができているんだね。でも、まあ休もうな。笑

睡眠不足にメリットなど一つもない。

共通テストに関しては倫理以外の文系科目は90%近くの得点率にきたからね。もう大丈夫。

英語、国語、日本史に関してはもう二次レベルの対策で十分。数学が少し底上げ出来たら二次試験も楽になるしね。週末の予備日に倫理、理科は軽く触れるだけで十分。

マーク模試でスピード不足だったけど、解き直したら20点以上の向上余地があった。これは朗報だよ。「わからない」のではなく「間に合わない」だけなら、毎日の演習で必ず改善できる。時間配分の技術は集中すればかなり短期間に改善するからね。

この時期に共通テストが合格者平均を超すレベルまで到達出来たら、二次に集中出来るわけだからさ。

配点考えると、英語、国語、日本史がもう二次レベルだけというのは大きいのよ。わかってるはずだけど、書いておくよ。

  • 共通テスト
    • 合計:950点
    • 国語:200点
    • 数学:200点(数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B・C)
    • 理科:100点(基礎2科目、または発展1科目)
    • 外国語:200点(リーディング150点、リスニング50点)
    • 地歴・公民:200点(2科目選択)
    • 情報:50点(情報Ⅰ)
  • 個別試験(二次試験)
    • 合計:1200点
    • 国語:400点
    • 地歴:200点(日本史探究、世界史探究、地理探究から1科目選択)
    • 数学:200点(数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B・C)
    • 外国語:400点

2,150点の配点のうち、英語600、国語600点あるわけだからね。共通テストが合格者平均をとれるなら、英語、国語が80%とれたら、数学、日本史は0点でも合格出来るんだからね。

数学の共通テスト対策が出来たら、80%を共通テストで切ることはない。

8月は「平均10時間勉強」「進度表を毎日付ける」という具体的な目標を掲げたのはいいね。進度表を毎日付けるのは大事。けれど、時間は考えなくて良いよ。笑

というのは、時間より実際にやった量の方が大事だからね。量というより質といったほうが間違えないかな?

勉強時間だと、疲労感と実際にやったものを誤解しがちだから。

Cさんはしっかり記録を付けているからそんなミスはしないと思うけれどね。一応書いておきます。

このように、目標を明確にし、その達成のための行動を具体的に計画できるのは、受験生として非常に重要な能力だよ。ミーティングで何のためにやるのかうるさく話してるよね。ちゃんとその意味を理解出来るようになっている。

7月で最も成長したのは、記録の精密さ。Cさんより勉強する受験生はもっといると思うけれど、しっかり時間の使い方や、メンテナンスなどを考えられるようになってきた。

進度表を付けられた日は、完璧に記録できていた。いろんなところが改善したよ。

  1. 暗記物が緩んできた瞬間を自分で認識出来るようになった。(記録してないと無理だね)
  2. 隙間時間で暗記物を回した(記録してないと無理だね)
  3. 日本史の時間超過を自己監視(記録してないと無理だね)
  4. 国語への時間配分の最適化 (記録してないと無理だね。現代文を間をあけずにしっかり動画を進めた)

これらが全て、自分で判断して実行できるようになった。

これこそが「メタ認知」出来るようになったということなんだよ。メタ認知って俯瞰して自分を見られるようになったということ。これ記録がないと無理なのよ。

実は、メタ認知の研究では興味深い結果が出ている。

Zimmerman & Martinez-Pons(1988)の研究によると、メタ認知は、一般に学習に影響が強いと思われる知的能力以上に、学習結果を高める効果が示されているんだ。つまり、「頭の良さ」よりも、「自分の学習を客観視する力」の方が、成績向上に直結するということ。

本当に記録なんだよ。記録してないと解像度が低い。ここが最も成長した。演習の報告もマメに出来たしね。

この能力は、1970年代に心理学者のJohn Flavellが「メタ認知」として定義して以来、教育心理学の最重要テーマの一つとして研究されてきた。英文のテーマとして出題されることもあるから覚えておくと良いよ。

そして今、Cさんはまさにその力を実践的に身につけているということになるよね。

記録することで「何ができたか」「何が足りないか」を客観的に把握でき、効率的な学習に繋がる。

記録していなかったらわからない。

日本史と他のバランスをとれたり、演習結果から暗記物を自分で考えてメンテナンスできるようになったのは、本当に成長したと思うよ。

これは受験勉強だけではなくて、一生使える技術だよ。

Cさん、君は本当に賢い。何をやるべきかを理解し、納得した上で、集中して実行できる。納得しないとやらないけどな。笑

この能力は、受験だけでなく一生使える財産だよ。一緒に勉強出来るのもあとちょっと。普通にやれば普通に勝てる。

睡眠はマジで気をつけてくれ。笑 そして、これだけ褒めたけど、8月進度表スカスカだから、ちゃんと記録しなさいよ。君、過信するところあるからね。笑

7月の成長を土台に、8月も着実に前進していこう。体調に気をつけながら、自分の無理なく出来るペースを守ろうね。

いつも期待しています。

T君、3,150分

今月は課外はありましたが、夏休みに入ったので自分の苦手な部分かなり補強出来ました。来月もこの調子で時間を有効的に使っていきたいと思います。

T君、7月もコツコツと頑張ったね。3,150分という学習時間、学校の課外がありながら、よく確保できたと思う。記録出来てないところがあるけれど、実際にはもっとやっていたのはわかっている。

ただ、記録はしっかりね。

記録が精密であればあるほど「覚えている」状態を作るのは楽になるからね。どれくらいの頻度で反復すればいいか。そういったことは、記録がないと出来ないからね。計画を立てる時も、ペースを正確に設定出来るかも変わってくる。

覚えるのが難しければ難しいほど、記録を精密にすることで何をやるべきかも見えてくる。日付、間違えたところなどの記録も忘れずにね。

とにかく宿題が多い学校だからね。難しいところはある。


ただ、その中でも工夫は出来たよ。よくやっている。

政経に1,560分という時間を充てられたこと。これは全体の約半分だよ。学校の課題に追われながらも、自分の武器となる科目にしっかり時間を使えているのは大きい。

勉強時間でその他となっている時間が1,140分。筆記試験で合格に寄与するとは言えないのだけれど、推薦入試を使うこと考えると、捨てていいものではない。これは難しいところだよね。

使える時間の3分の1が一般受験と関係ない科目の勉強時間にとられている。時間をいかにうまく使うかが今後のポイントになるね。

学校では経済分野が先行していて、政治分野がまだ進んでいない。でもこちらでは政治分野を先行して、国際政治以外は全て終了できた。これは大きなアドバンテージだよ。経済も既に3分の2は終わらせてあるからね。

「見たことがある」状態はかなり作れた。英語もそうだったけれど、T君はおおむね3回同じ単元を繰り返せば正答率は50%を超えることは出来る。しんどいけれど、もうちょっとだよ。

授業後に出来るだけシグマを解くことで「見たことがある」範囲は増やせた。やった範囲に関しては1回は解けているからね。

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学校の進度だと年内に全範囲が終わるか怪しいところだけど、塾で先行することで、8月中に政経の全範囲を一度終わらせることができそうだね。

一度全範囲を終えてしまえば、あとは精度を上げていくだけ。習得コストがぐっと下がるからからね。過去問演習した時に「見たことがある」状態であれば、「覚えている」状態にもっていくことは難しくない。

政経のサブノートが進められていないので、夏休み後半はどこまで追いつかせることが出来るか。記述模試までに少なくとも5年分は解きたい。ずっと話しているけれど、政経でほぼ合否が決定する受験方式だからね。

繰り返しになるけれど、書いておくね。大事なことだから。


名城大学のF方式は、実質的に英語100:国語100:政経300という配点になる。

つまり、政経で7割取れれば、他の科目が5割でも合格ラインに届く。今だと40%位の得点率かな。

ざっくりとした数字で言うと、こちらの指示を守れたら、過去問演習に入れた場合、1ヶ月に5%程度、得点率が向上するんだよね。

いままでの平均ではね。過去問演習しているとあくまで前提だけれど。何とか過去問演習して、サブノートをしっかり作っていきたいね。

政経に時間を集中させているのは、配点を活かすため。学校の課題で時間を取られても、政経を優先する必要はある。苦手科目の古文を政経で十分補えるからね。


T君の最大の強みは、継続力だ。
授業の後に必ずシグマを解くことを、政経を始めてからずっと続けているのは凄いことだよ。粘り強くやれている。

多くの受験生が「やろうと思っても続かない」中で、T君は黙々と続けている。これは誰にでもできることじゃないよ。

夏休みの間に、既習範囲もしっかり復習したいね。一回目より格段に楽になっているはずだよ。
現在の正答率が5割程度。これは「見たことがある」から「覚えている」への移行期だから当然。

大事なのは、毎日続けること。この積み重ねが、最終的には大きな差となって現れる。覚えやすい、覚えにくいはどうしても個人差があるけれど、反復を重ねるごとに覚えやすくなることは共通しているからね。

どうしても覚えにくいものは、複数のテキストを使うほうが理解しやすくなる。過去問演習のメリットは特に政経では大きいんだ。というか、過去問演習しなくて政経で成績を伸ばした人は私が指導した中では存在しない。

過去問は問題集や参考書よりテーマが絞られて構成されていることが多いんだよね。だから、一つのテーマで知識がまとめられているから、たとえ問題が解けないとしても、テキストでばらばらの知識が有機的にまとまる。

あとは、受験で出てくる項目は限定されている。テキストでは重みづけされてない。過去問を解くことは、頻出分野から知識が強化されていくということでもあるからね。


英検2級を持っているT君は、K方式で英語が満点換算される。第一志望の学部ではないけれど、手段としてあるのは覚えておいて困ることはない。

これは大きな武器だよ。


夏期講習では、オンラインテストを使って文法1,000問を解いて「覚えている」状態を増やそう。学校の課外であるていど英文法のメンテナンスは出来たね。ただ、しばらく触れられてないところは抜けてきているのもあるはずだからね。

推薦入試を使うことを考えると、イディオム・文法・語法の復習はしっかりしておきたいよね。全範囲のメンテナンスが重要になるから、オンラインテストは記述模試までに1日100問のペースで進めていこう。

全統記述模試までに1周するペースで進めれば、かなり戻るはずだからね。しばらくはランダムでやってみて、正答率が低いところは、ブライトステージを使っていこうか。学校の授業で使っているからより、メンテナンスも楽になるはず。

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データベース4500での語彙強化も並行して進めよう。学校でも語彙はやっているけど、文法事項観点からまとめてあるテキストだから、特に推薦入試などで問われる英文法などの強化を単語集でも行えるのはメリットがあるからね。

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少し咳が出ているのが心配だね。

学校で風邪が流行っていたとのことだけど、改善してきているなら良かった。睡眠時間が平均で426分(7時間)確保できているのは良いことだ。

でも、出来ればもうちょっと睡眠時間が確保出来ると良いね。
受験は長期戦。体調を崩すと、せっかくの努力が水の泡になってしまう。無理は禁物だよ。

記述模試までの目標を書いておくね。

  • 政経の政治分野を完成させる
  • できれば経済分野も終わらせる
  • 英文法のメンテナンス1,000問
  • 過去問を10年分解く。難しかったら5年分。5年分なら4日に一題だから十分間に合う。

T君の強みは、派手さはないけど確実に前に進む力だ。しんどいだろうけれど、気持ちを切らずに行こうね。推薦入試や政経の理解を考えると、漢字も出来れば回したい。

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「今月は自分の苦手な部分をかなり補強できた」というT君の言葉通り、着実に力はついているよ。記録をしっかりね。政経も一回やったところは楽になっているから。

シグマだけで覚えにくかったら、メモリーバンクや政経標準問題精講を使っていこうね。

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オープンキャンパスにも行って、大学のイメージも具体的になってきたよね。名城大学の一般受験まで、あと半年。着実に進めていこうね。

いつも期待しています。

Y君、4,053分

今月は勉強時間こそ少なかったものの、成績は上ってきて内容が濃く勉強ができたと思う。来月は夏休み中なので時間を有効活用していきたい。

Y君、7月は本当に大きな転換点になったね。
学習時間は4,671分から4,053分に減った。

でも、Y君自身が言うように「内容が濃く」なった。これは素晴らしいことだよ。時間じゃなくて質。これがわかってきたのは大きな成長だ。

勉強も、学校の授業時間ではなくて、テキストをやっている自習学習時間が多いからね。「見たことがある」「覚えている」状態はかなり作れた。授業を受けているだけでは「見たことがある」状態を作るのも難しい。


何より嬉しいのは、睡眠時間が420分から451分(約7時間半)に改善したこと。いつも心配してるよ。笑


睡眠が増えたら、頭がしっかり働くようになった。自分でも実感しているんじゃないかな。声が明るくなったのを授業でも感じるよ。

あと、格段に覚えられるようになったよね。

Cさんのところで論文をちょっと紹介したけど、睡眠不足ははっきりと記憶に影響を与える。

「ダメだ」という言葉が減った。これ、全部つながってるんだよ。どういうことか。


睡眠時間が増える → 頭が働く → 理解できる → やったら出来ると自信が持てる →更に量をこなせる

自己効力感についてはこっちの記事にも書いてある。

また、目を通しておいて。

早稲田大学に合格したSさん(四日市高校出身)の学習計画 高校一年生の学習計画を実行するために考えたこと
早稲田大学に合格したSさん(四日市高校出身)の学習計画 高校一年生の学習計画を実行するために考えたこと
早稲田大学に合格したSさん(四日市高校出身)の学習計画 高校一年生の学習計画を実行するために考えたこと 前回までで、Sさんの1年生時点の学習計画の内容はわかって…

私はポジティブシンキングというのは個人的にはそんなに好きではないのね。現実を見ないところもあるから。ネガティヴシンキングの方が受験としては失敗はしにくい。悪いところを正確に見られるということでもあるから。

ただ、行き過ぎると、どちらもマイナスになる。難しいところだよね。

ポジティブでもネガティブでもなく、合理的でありたいと思っている。君たちにもそうあって欲しい。

記録をしっかりするようにとずっと話しているのは、人間は直近の結果に大きく影響されてしまうからね。

記録してあれば、自分の進歩、改善は意識できるよね。Y君はしんどくても記録を欠かさないのは素晴らしい。毎日記録してくれてあるから、私もコメント入れられるからね。Cさんのメタ認知の話のところ読んでもらいたいけどね。

記録しない人は長期的にはほぼ失敗している。うまくいく例もあるけれど、偶然の要素が大きくて、私の尺度からすると受験は成功しても、学力養成という面では失敗だったりするんだよね。

「出来る」という実感がなくても続けられるのは、困難なんだよ。特に苦手科目の場合はね。だから、本当に基礎から戻ってコツコツと「出来る」経験を積み重ねてきた。

そして、特にオンラインテストはやった数と正答率が出るよね。これはY君には良かったよね。でもテキストもやろうな。笑

自分で実際に達成経験が得られ、そして合格した先輩たちがどれくらいの正答率でどれくらいやったかも数値でわかる。代理経験をしている。

そして、私が声掛けを続けているわけだ。このポジティブなサイクルに入れたのは、本当に大きい。

記録があってのことなんだよ。

最大の成果は、英語が「見たことがある」「覚えている」がかなり増えた段階に到達したことだ。全部ではないけれどね。改めて現在の状況を確認しようか。

中学英語はほぼ完了
時制、仮定法、助動詞、受動態は受験レベルに到達。動詞のイディオムも「見たことがある」状態には入った。
オンラインテスト1,697問、正答率63%

Y君が「ロジカルに解いたんじゃなくて、答えを覚えていた」って言ったよね。それでいいんだよ。

まず、英語は正しい文章を覚えることが大事だから。

授業で解説されたら、ロジックは確認できるしね。出来るようになるまで繰り返せばいいだけだから。

実際、自動詞・他動詞と言ったものは文章で覚えてないと出来ない。量を解くことは昨今軽視されがちだけれど、量をこなさずに「覚えている」「出来る」に到達するのは難しいんだよ。

ほとんどの場合文型や動詞の語法、品詞的におかしいと考えられるようになっている。時制なんかは副詞にしっかり着目できるようになってるしね。Y君がいいのは、ダメならダメでも品詞や文型でここまでは考えられるというのを徹底できてることだ。

時間は掛かったけど、こういうマインドセットを作ることはすごく大事なんだよ。受験で100%わかるということはない。でも知っている知識で正答に至る可能性は上げられる。

Sくんと一緒に勉強できたのも良かったね。一人じゃない、仲間がいる。これも大きな力になるよ。


電車での仮眠。これがなかったら持たなかったよね。夏休みくらいはしっかりベッドで寝てということはして欲しいね。普段の睡眠状況が悪すぎるからね。これで勉強して結果を出すというのは無理があるんだよ。今まで見てきた生徒の中でもっともハードな環境だからね。

その中でできる限りの工夫はできているよ。


片道2時間の通学は本当に大変。でも、Y君は工夫できてるからね。正直なことを言えば、もっと睡眠時間は欲しいけれどね。

睡眠不足は記憶だけではなくて、モチベーションにも影響があるし、メンタルヘルスの影響も甚大。中退率の高さは前回も論文紹介したけど、本当に睡眠不足は全くいいことは一つもない。

睡眠不足で勉強するくらいなら寝た方がマシなんだよ。多くの場合ね。

出来るだけ睡眠時間は確保していけるように、いつも考えよう。

信州大学のオープンキャンパスに行けてるのは良かったよね。実際に見てみるとモチベーションが上がるし、わかるところもあるよね。

明日もまた行くんだよね。具体的なイメージが持てると、モチベーションも上がる。Y君が大切にしているそういう経験が活きると分かったのはいいことだね。

共通テスト50%が最低ラインというのは、しっかり睡眠時間を確保することでこなせるからね。

普段、やりたいことをあまりにも我慢している生活だから、夏休みに勉強時間を一気に増やすのはなかなか難しい。でも、目標が定まったら、Y君はできるはずだよ。

今の時点で勉強時間はもちろん足りているわけではない。でも、いきなり増やすことは出来ない。コツコツ改善していこう。受験は長いんだからね。慌てずにね。一気にやろうとすると挫折することが多いんだよ。本当にね。

「やればできる」この実感を持てるようになったのが、7月最大の収穫だと思っているよ。
英語でオンラインテストをやったら覚えられた。この成功体験は、他の科目にも必ず波及するからね。自己効力感が持てるようにここまでずっと時間をかけてきた。今、モチベーションも高いし、実際結果が出てきたからね。

古文だって、同じようにやれば必ずできる。今、古文の導入を遅らせているのは、英語ができれば、その分、学校の授業も活用できるようになるから。そうすると毎日古文を学習する時間も確保できる。

睡眠時間を確保して、平日もコンスタントにできるようにと考えると、可処分時間が少ないY君の場合は学校の授業が活用できるようになることがポイントになる。古文を夏に出来たら最高だけれど、それより英語の授業が使えるようになるところまで固めたほうがリターンが大きい。

学校の古文の講習も後になるからね。やるなら、もうちょっと後だよ。

なかなか、Y君は挫けやすいところがあるからね。笑 

繊細な男だからなあ。

ネガティブシンキングではなくて、事実を言っておくよ。進歩してるんだよ。話を聞けよ。笑

学校でもほぼ最底辺の状態からから学年半分くらいまで順位は上がったじゃない。これも君の努力の証明だよ。ね。自信をなくすこともあるだろうけれど、結果は出てるのよ。

しっかり指示を守って、睡眠時間を増やすように出来た。とはいえY君の受験生活では睡眠時間の問題はずっとついて回るから、常にコンディションは気をつけようね。

夏休みは時間がある。でも、無理は禁物。
睡眠時間7時間半は絶対確保。これが全ての基盤だから。くどいけどね。大事なことだから繰り返すよ。学校があるときに比べて、記憶も理解も格段に出来てるよね。睡眠負債は中学入学の時から積み重なってるわけだからね。意識的に睡眠時間を増やそうね。正直夏は9時間くらい寝てても全然問題ないと思ってるけれどね。

英語は準動詞まで終わらせることを夏休みの目標にする。

中学範囲はしっかり終わらせてあるから、そうしてあるからS君と一緒に授業ができる。単純に二人なら授業時間を増やすこともできるしね。仲間と一緒に学べる環境は、君にとって大きなプラスになるよ。
国語は英語の目処が立ってから一気にやる。今の調子なら10月には高校英文法・イディオムまでほぼ完成できるからね。

Y君、確実に進歩しているよ。

疲れた時は休まなければならない。厳しいことをいうけど、疲労感と達成感を誤解してはいけないよ。

最終的に結果を出さなかったら、どんなに努力しても意味がないと言われてしまう。私はそれは我慢ならない。誰より私は生徒を見てるからね。365日進度表を見るというのは我ながら狂気だと思うけどさ。

1秒でも早く合格最低点に到達するためにと私が繰り返し書いているのは、目標に到達するために、何が最善か考える物差しでもあるから。冷静に目標達成のために考え続ける必要がある。

受験は本当に厳しい。こういう仕事をしているとね、痛感するよ。

Y君の受験が成功するために、一緒に考えていこう。記録をしっかりしてくれているのは大きいよ。
受験まであと1年半。1秒でも早く合格最低点に。焦らず、でも最終的にベストの結果を出せるようにやっていこう。

Y君は出来るよ。

いつも期待してます。

S君、4,610分

部活がしっかり行われるようになってきたので、疲れていても少しは勉強し、元気な時に取り戻すようにしていきたい。

S君、7月もよく頑張ったね。4,380分という学習時間、部活が本格化してハードになってきた中で、よく確保できたと思う。

「疲れていても少しは勉強」という言葉、ちゃんと考えられてるね。でも無理は禁物だよ。元気な時に取り戻すという考え方もいいね。疲れている時にやっても、結局は頭に入らない。

長い受験勉強ではコンディションを整えるのも重要だからね。

睡眠時間が558分から584分(約9時間43分)に増えたのは素晴らしい。

部活がハードになってきたからこそ、睡眠時間の確保が大事。今までの経験からすると部活がある人は最低でも部活がない人より最低1時間は多く睡眠をとらないといけない。疲労が大きい。

バドミントンは時間あたりのカロリー消費は最高クラスのスポーツのわけだからね。コンタクトスポーツ並の疲労度だと思うよ。

これが出来ているのは、家が学校から近いの環境を活かせているからだね。

通学時間が掛かるとそれだけでも睡眠時間の確保は難しい。地の利を活かして睡眠時間を確保しようね。

プールで熱中症気味になったって聞いて心配したけど、その後大丈夫そうで良かった。

夏はまだまだ続くから、水分補給と休息、しっかりね。

7月の最大の成果は、英文法で大学受験レベルに到達したところが出てきたところ。もともと英語は得意だけれど、かなり先行出来た。

学校をはるかに超えるペース。今日現在で、動詞の語法・イディオム、時制、助動詞、仮定法…動詞に関わる分野はかなり進んだ。「見たことがある」「覚えている」状態はかなり作れている。

オンラインテスト808問解いて、正答率78%まで来ているからね。この時期の1年生としては相当に良いペース。

特に嬉しかったのは、仮定法の問題で「いつの仮定」「いつの推量」という本質を理解して解けるようになったこと。ちゃんと副詞に着目出来てるからね。量をこなせばもっと出来るようになるよ。

違う問題でも「あ、これ同じロジックだ」と気づけるようになった。

大学受験の問題だと単に暗記してるだけでは解けない問題は多い。論理的に考えないと出来ないところも多いからね。そういう問題に対応出来るようになっていることは成長の証拠だよ。

大学受験では特に多く問題を解く必要がある。

問題を見た時に、「どの分野を聞いている」ということを定義出来ないといけないからなんだよ。それができるようになりつつある。システマティックにやる必要がある。Y君と一緒にやることで、良いところを吸収出来てるね。

「一文中にSVは原則一回なのに、2回以上来ているということは、接続詞が来るはず。でも来てないということは、これは、準動詞。」こういうことがスムーズに答えられるようになったよね。

S君の論理的思考力の高さが、ここで活きている。選択肢を見て、対比に気づいたり、文法的にあり得ないものを切り捨てたり。

この力は古文にも必ず転用できる。でも今は英語に集中で良い。

マスターするためには毎日一定の時間を投下することが必要。

反復するにも一定時間は必要だからね。だから、英語の目処が立ってから。かなり出来るようになってるから、夏休み明けが楽しみだよ。笑

高1の夏でここまで来れるのは、中学の積み重ねがあったからだね。語彙力も高いし、高校で習ってない範囲にも対応できている。

オンラインテストの反復回数が少なくても記憶できているのも、自分なりの覚え方を確立しつつあるということで好材料。

解いた後にすぐやればかなりの精度で覚えられるものね。講習期間ということで演習量を確保出来て良かった。今後も自分なりに得意なパターンを使っていこうね。

自分なりに覚えやすい方法を見つけたのは大きいよ。他の科目にも転用出来るから。

既習分野200問以上を70%の正答率。英文法レベル別1・2、スクランブルと相当な分量をこなせている。速度も十分あるしね。

バドミントン部がハードになってきた。1年生には体力的にきついはずだ。夏は変則的な日程で部活が多い。正直、心配してる。暑さも普通じゃないしね…

でもS君は「部活がある生徒の陥穽」に陥っていない。

多くの部活がある生徒は、こういう悪循環におちいることが多い。

  • 睡眠不足 → 授業で寝る → 勉強時間増やしても身につかない → 焦る

でもS君は:

  • 睡眠確保 → 授業を集中して聞ける → 勉強時間少なくても効率的 → 良いサイクル

これができるのは、家が近いという環境を最大限活かしているから。徒歩圏内にあるのは大きい。この環境を活用していこう。本当にみんなが思っている以上に睡眠は大事なんだよ。おっさん、同じことばっかり言ってるなと思われるだろうけれど、本当にみんな崩れるパターンは睡眠をちゃんと取れないことが多いからなんだよ。

休日に友達とバドミントンしに行けたのも良かったね。

息抜きは必要。楽しく部活をやれているのが伝わってくる。部活と受験勉強の両立は難しいけど、メリハリをつけてやっていきたいね。ずっと勉強だけで3年間行くことは難しいから。

部活引退までに遅れを作らないことが、ポイントになると言えるかな。

7月は数学1の復習をしっかりやったね。期末テストで弱かったところを補強出来た。自分で課題を見つけて対策できた。予習より復習の方が学習効果は高いからね。記憶定着の面からもテストや授業の後の方が入りやすい。いま、オンラインテストで実感してるでしょ?こういう自分なりの勝ちパターンを作っていく。

だから、記録ね。毎日記録よ。Cさんのところでメタ認知について書いたけど、読んでおいてね。

理系科目への苦手意識はあるかもしれないけど、演習量を積めば大丈夫。期末は演習量が足りなかったのはわかってるからね。演習量を確保出来てるかも、結局記録出来ているかどうかだよ。記録出来るかどうかは受験だけではなくて、今後、大学でも仕事する時にでもずっとS君を支えるよ。

S君は明らかに文系適性がある。記憶が得意、英語が得意、論理的思考力が高い。経営学部・商学部志望というのも、S君に合っていると思う。

今は「バランスよく」なんて考えなくていいよ。習得コストを下げるためには、まず一科目を仕上げることが何より大事。最終的にある程度バランスがとれるようになればいい。

受験はあくまでも総合点だからね。今、英語に時間を投下すれば、11月には大学受験レベルの英文法も普通に対応出来る。そうしたら、次は古文。慌てなくて良いからね。

7月はかなり記録できていた。でも、8月の第1週は良かったけど、第2週からちょっと緩んできているから、戻していこう。

疲れはまあ出るよね…この時期に部活は無理があるからねえ。おじさんなら外に出ただけで倒れる暑さだからね。笑

まとめてPCに記録するから大丈夫だとは思うけど、ちょっと心配ではあるかな。これは毎日出来るようにしよう。

毎日フィードバックがあることで、学習効果は遥かに高くなるからね。リズムは戻していこうね。

記録は命綱だよ。何回繰り返すのやと思うだろうけれどね。記録一日もかかさずやった生徒で合格しなかった生徒、長い指導経験で0だからね。

特に部活がハードで時間がない時ほど、記録が大事になる。何をやったか、何をやるべきか。時間がないからこそ、やることを間違えると取り返しがつかない。

進度表やチャットワークで「体調どう?」って聞いてるのも、しつこいなと思うだろうけれど、体調を崩すと取り戻すのは本当に大変だからね。

記録が面倒になってきたら、それは疲れのサインかもしれない。

ただね、矛盾して聞こえるかも知れないけれど、一番の対策は記録することなんだよ。私が睡眠時間が減っていたりしたら気付くからさ。

関学と同志社のオープンキャンパス、行けて良かったね。興味を持てるところがあったら何より。

高1の夏に、大学の雰囲気を実際に感じられたのは大きい。まだ2年半あるけど、目標が具体的になると、勉強の意味も変わってくる。単純にやる気も出るよね。ニュース、生活。あらゆるところで興味があることで知識がつながっていくよ。

夏期講習では英語に振り切る。これでいこう。準動詞まで終ったら、古文に入るかも知れないけどね。

古文・漢文に適性があるのは分かってる。でも今は英語。なぜか。もう一回書いておくね。大事なことだから。

習得コストを下げるためだ。大学受験は常に時間との戦いだからね。1秒でも早く合格最低点にって、殺伐とした事を言ってると思うだろうけれど、だんだん意味がわかってくるよ。

英語を夏に仕上げておけば、古文は1ヶ月で処理できる。連続してやる方が効率的。たとえば、「る・らる」の自発の識別なんか、感情語を知らないと識別出来ないよね。文法と並行して古文単語を覚えないと手法だけ知っても得点出来ない。

いま、英語をある程度仕上げたら、学校の授業が復習になる。

「見たことがある」状態を作っておけば、学校の授業で「覚えている」「出来る」状態に持っていけるからね。二学期から体力的にきつくなることを考えると毎日の負担を減らせる意味でも、今は英語に使ったほうがいいと判断した。

それに、難関私大は英語の配点が他科目の1.5倍はある。英検2級も今年に取る。だから今は英語。

英検対策も同時に兼ねていることになるしね。かなり厚みは付けられてきているよ。

S君は、ちゃんと論理的に考えられている。古典もテスト対策でかなり出来るようにはなってきたけど、英語は今つかみかけてるところだよ。

説明したことを理解するだけじゃない。違う問題で同じロジックを見つけられる。前提を与えれば論理的に解ける。教えがいがあるよ。だから、コンスタントに記録とオンラインテストは回そうね。笑

でも、慢心はしないでね。面倒くささに負けることもあるかもしれない。

失敗するとしたら、メンテナンスや演習不足になること。記録していればそれは起こらないからね。

部活がハードな夏。体調管理が最重要課題だ。

でも、S君なら大丈夫よ。疲れた時は休む、元気な時に取り戻す。このメリハリを大切に。

プールのあと、熱中症だったかもしれないといってたから心配したよ。異常な暑さだから無理なくね。

何度も繰り返すけど、記録をしっかりね。これだけは忘れないで。

いつも期待しています。

ノザキ塾