例年より早い梅雨入りとなった。

2021年5月 受験生クラスの総評
2021年5月 受験生クラスの総評
新年度開始から2ヶ月目。 コロナウイルスで緊急事態宣言もあったが、昨年ほどの混乱はなかった。とは言え、長い自粛生活で生徒にも疲れが見られた。リズムが出来ている生.....

上手くリズムを作れている生徒、そうでない生徒で差が付き始めた。

2021年度 全統高2模試 第1回 国語偏差値65.6 英語偏差値60.9 文系偏差値63.3 学校一番 鈴鹿高校探求 T君
2021年度 全統高2模試 第1回 国語偏差値65.6 英語偏差値60.9 文系偏差値63.3 学校一番 鈴鹿高校探求 T君
国語の偏差値が65.6、英語の偏差値60.9、数学の偏差値が46.6。文系の偏差値が52.0、英数国型では偏差値59.5。英語、国語、文系、総合で学校一番。 一.....

いくら勉強しても、計画がなかったら地図なしでドライブしているようなものだ。科目選択、どのテキストをどの様にやるか、時間の使い方。学校の進学実績と偏差値を見れば、学校のやり方でうまくいくかどうかはわかる。

2年生の時点で平均偏差値40という学校で学校の課題をこなしていたら受験が間に合うと考えるのはあまりにも楽観がすぎる。

高2の夏ともなると、推薦入試の利用も不可能になっている生徒も実際には多い。評定平均を入試までに揃えることが不可能な場合があるからだ。

その場合は、一般受験に向けての学習を進めなければならない。合格が目的となる以上は、学校の優先度は下げるしか無い。どれも全部やっていては間に合わない。何度繰り返して言ってきても、受験生の殆どは捨てられなくて失敗する。

スタートが遅すぎるのだ。受験学年になった時点ですでに時間が尽きている生徒を多く見てきた。

浪人できるのなら違うかもしれない。だが、コロナウイルスの影響で経済的な変化を受ける場合もある。リーマン・ショックのときもそうだった。気がついたら詰んでいる。

生徒にあの絶望的な気持ちを味あわせたくない。

引き続き基礎を固めた。基本的なところが固まらないまま来てしまった今の高校生は、コロナ世代と呼ばれてしまうだろう。それだけは避けたい。

今までの生徒たちと比べても練度も低く、勉強時間も確保できていない。出来る生徒と出来ない生徒の差が広がった。それは経済格差と言っていい。地域格差はもう留められないところまで来てしまったように思える。

受験生の夏休みでは実は差を広げたりすることは難しい。受験生は誰もが勉強するからだ。

だから、夏休みになる前に課題を明らかにすることが大事なんだよ。

計画を立てるにも正確な現状認識が必要。そういう意味でも、振り返り、記録が出来ていない生徒は厳しい状況になるだろう。だから、ふんばろうね。

K君、5,702分

とても長く感じた。そろそろ夏休みに向けての慣れが必要だと思い、勉強時間を単純に増やした。普段の勉強にオンラインテストの時間を追加して進めていた。英語は忘れた部分を確認する程度で良いが、古文単語と政経は、まだ数をこなしていかなければならない部分が多い。これからも少しづつ進めていく。政経は模試など見る限りだと安定してきている。国語も少しづつ力はついているように思える。そんな中、英語だけは偏差値50にも届いていない。文法はしっかりとやっているはずだが、長文の部分が中々対応できない。出来る人と出来ない人の差がどこにあるのか知りたい。7月は今のところ比較的落ち着いた勉強時間だが、またゆっくりと立ち上げてきたい。

先月の4,330分から1,400分近く増加できたね。梅雨にも入って、体力的にしんどいことも増えた。

新規テキストを導入することも考えたけれど、まとまって時間を確保することが難しい現状を考えると短時間で回せるものを毎日やるほうがいい。

夏休みまでに暗記物をできるだけ固めておけば読み込み量を確保できるからね。

国語に関しては、進研模試だけれど偏差値65は超えたしね。確実に力はついてきた。

国語、政経に関してはもう勉強の仕方がわかってるから大丈夫。夏にどれだけ古文の読み込む量を確保できるかがポイントになる。

K君は得点パターン的には、国語、政経で点数を稼いで、英語は差をつけられないくらいのレベルに持っていく形になる。

長文に関しては、読み込む量を確保するためにも、語彙の増強は急務だね。

今、しつこく文型把握と構文把握をやっているけれど、語彙のレベルはまだ追いついていない。音読もしっかりこなしているし、語彙が追いついてくれば大丈夫。

使える時間を考えると、英語より国語と政経に時間を突っ込んだほうが全体の得点は上げられる。

殆どの受験生の失敗は、単純に配点が高いものから学習することだ。習得コストを考えていない。だから時間切れになってしまう。

大事なのは総合点。1秒でも早く合格最低点に到達すること。

習得コストが低い政経に時間を使ったのは正しい。計画にしたがって進めてくれた。現時点偏差値70を超え、国語も伸びてきた。これを英語から強化したら時間切れだよ。

日本史や世界史だったらまだ全範囲も終わっていない。多くの高校では社会が終わらないことがネックになるからね。

政経に関しては今後学習時間を減らして英語に時間を使える形になりつつあるよ。

今はこれで大丈夫。語彙の強化を学校がある状態でやったら倒れる。K君は自己管理がしっかりしているから、今一日30分、勉強時間を増加させたら、週末が動けなくなることもわかるね。ちゃんと考えられている。

学校の時間が短くなる7月から語彙を増強させてバランスをとっていこう。記録をしっかりしているからここまで大きく体調を崩さずに来られた。がむしゃらに頑張るのは、満足感はあっても、合格の可能性を上げるわけではない。しっかり考えられてるよ。

量をこなせるベースでは出来つつある。体調に気をつけて乗り切ろうね。

H先生も私も、期待しつつ心配してます。笑

2021年6月 受験生クラスの総評
2021年6月 受験生クラスの総評
例年より早い梅雨入りとなった。 上手くリズムを作れている生徒、そうでない生徒で差が付き始めた。 いくら勉強しても、計画がなかったら地図なしでドライブしているよう.....

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