本当、激戦だったね。127921分。M君が3/21に来てから受験が終わるまでの時間だよ。
英語、国語も偏差値40くらい。政経はそもそもやってない。国語に至っては偏差値40を切っているというところからスタートだった。1分1秒を惜しんでやった。
偏差値40は大体受験生全体の比率から考えたら、下位15%くらい。本当に崖っぷちからのスタートだったね。
偏差値50から60に持っていくのと、偏差値40から偏差値50に持っていく大変さは全然違う。基本的なところから固め直す必要があるわけだから。現役のときは学校の課題で精一杯だったはず。
Mくんと同級生の鈴鹿の生徒は全員合格してたね。みんなめちゃ内職やらせてました。だって間に合わないからさ。笑
面談で、学習履歴は必ず確認するんだけれど、Vintageの解説を写させるとか、どうしようもないことをやっていたのを聞いてめまいがしたのを昨日のように思い出します。いつも睡眠不足だっただろうね。課題も多いし。
M.J君も学校の話を聞いてないと合格しないと言われたのを思い出しました。腹たってきたぞ。笑
話を聞いてるだけで受かるんなら、毎年こんな苦労しないよ。笑
ゼロどころかマイナスからのスタートだった。中学レベルの文法の確認をしたりするのはしんどかったよね。でも、腐らず、基礎をコツコツ固めたね。
それは誰でもできることじゃないよ。M君が必死になんとかしようと思ってたからできたことだよ。
あれだけ短期間で中学レベルからきっちり固めて夏には高校までの範囲はほぼ固められた。
いつもならウチも自習室があって、人と会える状態だから孤独ではなかったけれど、教室も閉めたからね。
今年の浪人生で、一番安定していたのがMくんだった。無断欠席は一回もなく、記録、連絡、相談を欠かさなかった。
進度表、つけるのはしんどいよね。私もしんどい。笑
365日つけるのなんか狂気だからね。でも、そこまでやらないと間に合わない。
まあ、もう今年からは進度表をつけない人には私もコメント入れない。というかもう教えられないや。笑
これだけ必死にやってギリギリ。ちょっとでも変わりたいと思う人に時間を使うべきだからさ。
やっぱり結果を出してくれた子はみんな記録、連絡を徹底してくれたからね。結果を出せないのにお金をもらうことはできないしね。
1年生で時間切れになる生徒が多いというは、M君は身にしみてわかったと思う。
鈴鹿高校は進学校でもないし、受験に適している学校ではない。浪人したときにやらなければいけないことの多さに驚いたよね。
計画を機能させるには記録がないと無理。だから最大限効率化できた。中学レベルまで戻らなければならなかったことを考えると、4年間を1年間で取り戻すような大変な受験だった。
普通に考えたら無理だけれど、記録をしっかりしてくれたら方法はある。
ミーティング出席すれば、体調やペース、定着度を考えて優先順位を変化できる。絶対的に足りない時間を補うために、全体ミーティングや個別ミーティング、進度表はある。それを最大限活用してくれた。
いくらシステムがあっても、変わりたいという気持ちがないと結果は出せない。本当に少しでも前進するために考え続けたよね。
計画に従ってくれたら、絶対はないけれど勝負できるところまでは行けるんだよ。
睡眠時間を安定させるのも大変だったと思うけれど、リズム狂いそうになると、すぐに修正できたものね。
とくに、学習計画で定めたペースをしっかり守れたのは大きかったよ。M君は本当に安定していた。安定させようとする努力も怠らなかった。
予定通りにいかないときに進度表を書くのはしんどかったと思う。自分がなんでできなかったと考えるのは誰にとっても楽しいことじゃない。でも、体験記に書いてくれたように、記録なしでは進歩も改善もできない。
どうしてもうまくいかないときは誰にでもある。でも、記録していれば、自分が進歩していたことはわかる。自分を助けることでもあるんだよ。記録の意味をM君は本当の意味で理解してくれたよ。
ありがとうね。
記録しても考えなかったら意味がない。普通に考えたら無理なところからのスタートだから、毎日不安も大きかっただろうけれど、考え続けることをやめなかった。浪人生全員は徹底してくれた。
一年間で3科目で考えると総合で偏差値10以上あがったことになるのかな。政経ゼロだったこと考えるとほぼ限界までやってくれた。みんなそれぞれスタートも違う。単なる数字以上の意味があるよ。それは、私達しかわからんだろうけどね。
127921分。本当にあっという間だったね。苦しく、楽しい時間だったね。
力を伸ばしたことは誇りに思っていい。私もM君を誇りに思うよ。
体験記にはマイルドに書いてあるけど、調査書貰いに行ったときにここは受からないから他にしておけとか、試験直前のナーバスなときに言うセリフじゃないだろと思い出してまた怒ってます。笑
受からないといった京都産業大学は受かったよ。M君に謝れよ。なあ。笑
初めは文型、品詞も怪しい状態からのスタート。でも今は辞書があれば読める。凄いことだよ。大学では語学を中心に勉強することになる。
この一年間で本当に成長してくれたよ。
ありがとうね。引っ越しが終わって落ち着いたら飯でも食おう。いい大学生活送ってね。