2019年 全統記述模試 第1回 政経偏差値56.1 鈴鹿高校探求 T.R君
学校の課題に追われる中で、受験生クラスではもっとも勉強時間が少なかった。
使えた時間は他の生徒の半分以下で、非常に厳しかった。そのなかでよくやったよ。
4月、5月、6月と政経に集中できて、他の受験生と同じだけの学習時間を確保できたら、偏差値65は取れた。
でも、よく踏ん張った。自己ベストは嬉しい。
塾で、成績や1番を掲示したり、サイトに載せるのは、君たちがやったら出来るという自信を持ってもらうため。
スタートラインはみんな違う。能力も条件も同じではない。気持ちが切れそうになるときに前進できるかは、結局の所自信なんだよ。
やったら出来るという気持ちが無くて勉強はできない。もしできるなら、それは現状把握が正確にできてないか、自分が出来るという過信だよ。
だから、他の先輩たちの例として記録や、学習計画を見せる。こうやったら出来るというと例があるから指導できる。
だから、私はどんな成績でもその人の自己ベストは評価する。
ただ、記録はしっかり取らなければいけないよ。
時間がないときほど記録を取る。勉強できなくても生活記録を取る。
記録を取らないと失敗する。これははっきりしているよ。
本当に、不合格になる受験生に共通しているのはこれだね。
生活記録があれば、この日は体育があるから、ほぼ放課後は集中できない。集中できないなら、復習中心にしようと考えることもできる。
学校の課題が、解答も渡さないような無意味なものだったら、その優先順位は下げる。英語の単語を調べるのにすこしでも単語を覚えられるように使っているテキストを使う。
短時間で復習できるように、誤答をまとめておく。
ね、何回も何回も話しているね。使える時間が少ないほど、その時間を有効に使うために、学習計画の最適化を図らなければ行けない。
T.R君の学習計画が今の形になるまでおよそ3ヶ月かかっている。
とはいえ、これでもまだ全然完全じゃないんだよ。
毎日進度表をつけている生徒は、毎日学習計画も変更する。週末課題の量が多かったり、イベントで時間をとられたり、状況は変化する。学習計画を本当にこまめに修正してるんだよ。
1ヶ月単位の学習計画なんて、こう言ったら何だけど絵に書いた餅だよ。
目標は立てるべきだけど、実現不可能だったり、効率が落ちるものならどんどん、変更しなければいけない。
だからね。記録をしっかりしよう。計画が正確に立てられて、君がそれにそって学習して失敗したなら、それは君の責任じゃないでしょ。笑
ベストを尽くしたんだからさ。それは私の責任ということだよ。
きついけど、いかに不要なものを捨てられるか、記録をできるかが鍵だよ。
私のところは学力で生徒の入塾を決めたりはしない。
ただ、記録ができない人は断る。
十分に結果を出せなくてお金はいただけないから。
君からしたら、2年生時の成績から考えたら十分に上がっていると思うかもしれない。
でも、私にとっては違う。記録ができない生徒は失敗するのがわかっているからね。
ここまで一緒に勉強したんだから、そうはさせないでほしい。
厳しいことを言うけれど、みんなそんなことは言わないでしょう。全部頑張れっていうよね。
全部頑張って全部失敗したら、何が残るの?
全部大事は、全部大事にしてないということだよ。
記録を取れば、学習計画が最適化出来るから、学習が進む。
1科目の完成度が上がれば、結果的に他の科目に回すことができるから効率をあげられる。
この積み重ねなんだよ。厳しいことを言うのは、おっさんになっても嫌なもんだよ。笑
でもさ、それしか前進する方法がないのは事実なんだよ。捨てる、記録を取る。少ない時間でも絶望せずに前進は出来るからね。
追記:2019/07/08
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