高校生の成績アップの例 同志社大学に合格したN.K君の例 (三重県立神戸高校出身)
第1回全統記述模試の総合偏差値47.1から第2回の総合偏差値71.9に偏差値24.8のアップです。
偏差値50を切っている状態ということは真ん中より下の状態から、4ヶ月で偏差値70オーバー。
標準偏差15で考えると、上位2.2%くらいの成績まで向上したということです。
短期間での勝ちパターンは決まっている
短期間で力をつけるパターンは決まっていると言っていいと思います。
- 科目選択
- 一科目に集中すること
- 記録をしっかりする
この3つです。
失敗ほど再現性があるわけではないですが、短期間で力をつける生徒の共通点はこの3つです。
とにかく記録は大事。
なぜ、科目選択が重要なのか?
他の受験生の例でも繰り返し述べていますが、受験は時間制限があるからです。
どの科目も均等に勉強していたのでは、受験までに合格最低点に到達しません。
合格最低点に1秒でも早く到達するためには、得点を伸ばしやすい分野から強化する必要があります。
私立文系の勝ちパターンでいうと、政経、古文、英語というのが限られた時間では大きい。
ある程度時間があっても、この順番でやることが、勝率を上げますね。私が今まで指導してきたやり方ということですが。
一科目に集中する
時間対効果が高い科目から得点を上げていく。早く一科目が過去問演習できるレベルに慣れば、力を伸ばしていくことが可能です。
特に政経は1ヶ月あれば、過去問演習できるレベルに到達できる。一度演習できるレベルになれば、維持することは容易になります。
英語、国語、社会の3つを分散してやるより、集中したほうがマスターしやすい。英語をマスターするより政経をマスターするほうが簡単ですね。英語は、英文法、語彙、長文などそれぞれ手をつける分野も多い。
掛ける時間が少なければ、定着も時間がかかります。
まず、マスターしやすい政経を固める。それから国語の中では古文をやりつつ、政経は演習していく。極めてシンプルですね。
だから、習得コストが低いものから集中して勉強することが重要ということです。
記録をしっかりする
短期間で成績を伸ばした受験生の共通点は記録がしっかりしていることです。
N.Rくんの場合は、特に記録がしっかりしていた。覚えるまでに3回は反復する事が必要だというのは自分で記録してわかった。
できれば、その週の中に復習を入れたい。そうなると、学校の授業中に復習しないと間に合わない。
内職せざるを得ない。
N.R君は私立文系だから、数学は受験には必要ない。でも、おおっぴらに内職は出来ない。それなら、終わったあとに、間違えたところをノートにまとめておいて、授業中に内職出来るようにする。
限られた時間で結果を出そうとしたら、記録して、どうすれば結果が出やすいかを検証して、実行していく必要がある。
当たり前ですけど、記録していないと無理ですよね。どれくらい睡眠時間が必要なのか。こういうのも全て記録をしっかりしているかどうかで効率は変わってきますよね。
まとめ
同じことを何回も書くのは、原則はシンプルであってもそれを実行するのは難しいからなんですよね。
学習計画なしで力をつけるのはほぼ不可能。時間が限られているほど優先順位を決めていく必要。
いつも受験生に言っているのですが、「どれも大事はどれも大事にしていない。」です。
なかなか勇気がいることだけれどもね。
でも、限られた時間で結果を出そうとしたら出来る方法というのは自ずと決まってくるからね。しんどいけれど、ふんばろうね。