年が明けた。いよいよ受験が近くなった。総合選抜の導入などでどんどん受験時期は早まっていく。人物評価はより格差を広げる。ますます一般家庭や地方にとっては厳しい時代になっていくが時代の趨勢は変わらない。
やれることをやるようにやるだけだ。
K君、11,043分。
今月は英語がゼロになったのでその分を国語や政経に回すことが出来たので今まで出来ていなかった政経と国語の弱いところの強化が出来たので良かった。
英語をやらないという選択をし、滑り止めを受けないということで今年の合格の可能性は非常に低くなった。
そして、不合格が決まった時点で英語を再開しても来年に合格最低点に届く保証はない。
政経90%、国語70%とっても落ちる時は落ちる。ベストを尽くせても3回に1回位しか合格の可能性がないものは合格できたとしても運だからね。
試験制度が変わる可能性もある。そうなる可能性もあるんだよ。早稲田も政経が使えない学部も増えたり、毎年試験制度が同じ保証はないんだよ。
自分で判断したことで変更はしないだろうけれど、リスクが有ることは言っておくね。
来年体調崩して受験できないという可能性もある。新卒扱いは一般的にまだ二浪までだろうから、かなりのリスクを負うことになる。日本はいろいろ厳しいんだよ。
練習では10%くらい目標点数より上を取っていないと厳しい。難しいということは伝えた。
政経は向上したが、その分英語の得点は下落しているだろうからね。総合点としては上がっているかというと、そうとも言えないからね。
実質的な指導は今月でほぼ終わり。
ミスを無くすように指示していることを守らなければただでさえ非常に低い合格可能性をゼロにすることになる。
解答形式を間違えれば、その時点で受験は終わる。注意された指示を守るように。
ミスや指示を理解できない、守れない傾向に自分があることを強く意識すること。自分が出来ると思っている限りミスは起こる。自分が出来ないと思っていれば、注意はするからさ。
受験においてはポジティブシンキングは失敗に繋がる可能性が高いからね。
これが最後のチャンスかもしれないのだからね。
頑張って。掛けられる言葉はそれしかない。
Eさん、9,955分
中堅私大古文演習とスクランブル261のオンラインテストを終わらせることができてよかったです。でも政経があまりできていないので進めたいです。オンラインテストに一区切りがついたので、速読英単語の復習もしたいです。
古文はこれで一段落。後は精度を上げていくだけ。英文法・語法、イディオム、語彙に関しては受験できるレベルに到達。もちろん語彙の復習は必要だけれどね。重たい速読英単語も終わらせられた。語彙の不足はかなり解消出来たよ。
英語ももう少しでパラグラフリーディングは終了するし、現代文にも取り掛かることが出来た。
無駄なく時間を使えたね。リズムを崩さなかった。
学校があるときに進めるのが難しいものをしっかり進められている。
冬休み中に現代文が終われるかどうかはわからないけれど、もし、終了できなかったら学校再開後はしばらくは月・水・金は映像授業で進めよう。学校が始まると重たい現代文を週末に進めるのは厳しいからね。
そうすれば、3科目はすべて実質的に過去問演習に入れるからね。講習期間中にきっちり詰めることが出来たのは大きいよ。
政経も演習を進められたし、一問一答で経済分野の底上げも出来た。
冬休み明けからも政経の一問一答は継続していく。国語が過去問演習に移行出来るような状態になれば、政経に回せる時間も増やしていけるからね。
同志社合格している生徒はこの2冊までは終わっている。
立命館までなら300までやっておけばEさんの政経や国語の精度を考えたら十分なんだけどね。同志社は国語も英語も長さがかなりのものなので訓練は必要だね。
音声教材も作ってあるので、また音読しましょう。笑
パラグラフリーディングが終わったら、学習計画を修正しよう。いよいよ3科目のバランスを取っていく時期に入った。過去問演習にいかに早く入れるかが合否を決める。
時間配分は特に過去問演習でしか訓練できないからね。演習することで、何を強化するべきか明確になるからね。多く過去問を解ける体制に高2の間になるのは大きいよ。
いい調子で来ている。体調管理もしっかりしている。いままで指示したことを守って、出来るように自分でも工夫してきたね。成長している。
3年の第1回記述模試に一回ピークを持っていこう。過去最高の成績を取ってください。プレッシャーを掛けておきます。笑
それだけのことをやってきているし、それだけの能力もEさんにはあるからね。いつも期待しています。
T君、7,175分
今月から進度表を記録を始めてかなり勉強時間を管理することができました。来月もこの調子で頑張りたいと思います。
新規入塾。きっちり記録をつけられたね。素晴らしい。どれだけ能力があっても記録を精密にできない人は大事なところでミスをする。指示を守れない人も失敗する。これはT君の大きな武器だよ。
今月は学習状況の把握に時間を使った。学校でやってることが受験向きでないということと、かなり進度が遅れていることも見えてきたね。
誤答の分析や生活記録を付けてもらったり、とにかく記録を重視したことに驚いたかもしれないね。
学力を伸ばすためには、まずどこに学力上のネックがあるかを特定しなければいけない。
「どこで間違えた」「何故間違えた」「どうしたら間違えないか」
計画を立てるときにはこの3つの観点で考えている。
どこで間違えたか分からなかったら、学力は伸ばせないよね。その原点にあるのが記録なんだよ。
出来るところはこれ以上点数が伸びないんだから。そして、記録がないと出来ないところもわからないんだよね。ただ、漠然と成績を伸ばしたいとなる。それでは雑な勉強になるね。それではなかなか勉強しても結果を出すのは難しいね。
勉強してもどれくらい反復すれば覚えられるか。そういったものも記録がないと測定できない。
記録をしっかり出来るのは何よりの武器だ。受験は短距離走じゃないからね。才能がある多くの生徒が記録が出来ないことと自己管理能力の不足で失敗する。記録が出来ることは大きいんだよ。
Tくんで言えば、失点の多くがほとんど学校で手を付けられていないイディオムでの失点が大きいかった。
それを強化すれば当然出来ることは増えるね。
漠然と英語を上げたいと勉強しても効果は薄い。英文解釈、単語、文法、イディオムと全部やっても使える時間は限定されているからね。
一日で使える時間も記録しないとわからない。出来る時間から考えてやることを絞らなければならない。
大学受験で合格ということを考えるのであれば、いかに過去問で得点出来るかということが重要になる。
模試は入試問題とも違うし、一般受験と言うことであれば学校の成績も関係ない。できるだけ早く過去問演習に入れるかがポイントになる。
過去問演習すればするだけ、強化するべきポイントは絞られる。
より短時間で合格最低点に近づくためには何をやればいいかというのが明らかになる。
だから、まずは全範囲を終わらせることが重要になる。まずは英文法を終わらせること。英文法が終われば読解に入っていけるからね。
そして、学校でも読解はやっているから、一番勉強時間の中で長い学校の授業を活用できる。
文法をマスターして、文型をマスターできればより定着もしやすくなるし、正確に読めるからね。
今、文型を徹底的にやっているね。文型が分けられないと時制の問題も解くことが出来ないことがわかったね。文型が分けられないとこれが名詞節であるのか副詞節であるのか区別出来ない。
「何故間違えた」という分析すら出来ないことになる。文型をマスターすることは物差しを確立すること。
学校の授業、テキストが受験向きでないことは体験授業と講習を通じて見えてきた。文型がきっちり分けられるようになったら、学校の授業も受験向きに使えるようになる。
当たり前だけれど、「何故間違えた」かという観点がないと、対策は打てない。まず模試の範囲を学校でやっていないのが今の一番の問題だね。
「どうしたら間違えないか」というと、まず模試の範囲までは終わらせて「出来る」状態に持っていく必要がある。そもそも「見たことがない」ものは出来ないわけだから。
そして「出来る」ためには、「見たことがある」「覚えている」という段階を踏む必要もある。
講習期間中にデータは取れた。大量の演習によって、「見たことがある」「覚えている」ものが増えてきたね。
冬休みは「見たことがある」ものをかなり増やせたし、文型や動詞のイディオムに関しては「覚えている」ものも増やせた。
計画を作るのは時間もかかるんだよ。よくわかったでしょ。笑
T君が覚えやすい方法を今はいろいろ実験しながら修正しているから、どんどん効率は良くなってきているよ。適性なテキストややり方も指導開始からどんどん変更を加えているよね。
それぞれに適したテキストや勉強法も違うんだよね。
記録していくと時間がいかに貴重なものかわかっていくはずだよ。体験期間中に送った記事を読んでないみたいだから貼っておくよ。笑
高校1年生の間は、まず英語を固めよう。春まではとにかく英文法、語法、イディオム、語彙を固める。
春休みに政経を一通り終わらせた状態にして、2年間掛けて政経を武器にしていく。2年から古文導入だね。
そしてね。勉強すればするほど、関連があるものが増えていくから覚えるスピードも上がっていくからね。焦らず、でも止まらないこと。
指示をしっかり守れるので、この1ヶ月ちょっとでもかなり改善出来たからね。
学校の授業でもわかるところは増えるし、どんどん繋がってくるよ。いい調子、記録をしっかり出来るのはT君の強み。覚えることは苦手かもしれないけれど、安定して勉強できる人は伸びていくよ。
いつも期待しています。
Cさん、4,540分
勉強時間平均240分は達成できませんでしたが、オンラインテストと中里の古文文法入門を沢山進められたので良かったです。
12月、大変だったけれど速読英単語の必修編まで終わらせたらね。
もちろん「覚えている」状態にするまでは反復する必要はあるけれど、音読もかなりこなせたし「見たことがある」状態はかなり作ることが出来た。英語で要求される知識は最高レベル。1年の間に終わらせられることが出来たのは良かったよ。
例文を覚えるところまで反復したいね。
Cさんは緻密さにはかけるところがあるけれど、頭の回転はそれを補うのに余りあるからね。蛮族みたいやな。笑
様々な周辺情報から正解を導き出せるのは頭がいいということだけど、危うさはある。
英語で特に文型や文法の精度をあげようとしているのは、受けるところがとにかく精密にやらないと誤読するような英文が出やすいこともあるんだよね。
個別ミーティングのときに、過去問を見てもらったけど、本格英作がとにかく重たい。文法問題は一問も出ないけれど、文法、イディオム、語法、語彙が完成していないと全く太刀打ちできないことはわかったね。
語順訳が大事なのもわかったね。早く読むための方法でもあるけれど、高度な日本語を英作しやすい文章に変換するためにも訓練は必要なんだ。
今、英文読解入門をやってもらってるのも、精密さを養うための訓練。回転は早いんだから、緻密にやっても他の人よりずっと速いよ。頼むから緻密にやってくれ。笑
Cさんにとっては、簡単と思うかもしれない。でも、簡単なものだけれど誤読しやすそうなものをあつめてあるからね。これ。底意地が悪いやつなんです。精密に文型適応ができるようになったら、学校の授業も有効に使えるからね。
一つのミスが大量失点につながるタイプの出題形式で、おそらくずっとあそこは変わらないからね。緻密にやっていこう。
オンラインテストはかなり進められたね。志望校を考えると90%以上の得点率がほしいところだけれど、直近の目標は200問以上80%以上だね。
単純な暗記は向いていないから意味づける出来るように出来るだけ問題を解いていくのがいいね。問題と紐づけてあれば、意味で考えるだけではなくて、文法的に落とせる。Cさんの得意な考える力を生かしたやり方が向いてるね。
最終的に意味で考える必要はあるけれど、品詞や文型、文法的知識で選択肢を狭めた上で、最後に意味を考えるということをすれば、誤読することはなくなる。
高2の半ばくらいまでは今までのやり方で対処できるけれど、いずれ限界が来るから今かなり暗記物を詰められたのは大きいよ。
古典文法もやった。学校の授業を受験向きに出来る準備は冬休みにそれなりに出来たね。
古典文法も3周目に入るから「覚えている」「出来る」状態はかなり作れた。単語、公式はしっかり回していこう。この2つに関しては「見たことがある」状態を作れたらいい。
学校が始まったら、古文の読解をやってから敬語法に行きたいけれど、使える時間を考えると微妙なところだね。時間が取れたら1ヶ月で敬語法まで完成すると思うけれどね。
古文がいま頭に入りつつあるから、月・水・金に一気に動画進めてもらうほうがより受験向きではない学校の授業を使える状態に出来るからね。
そうして、古文が固まれば春休みに漢文が出来る。そうすると志望校の過去問演習がが出来るというほどではないけれど、共通テストレベルなら演習できるようになる。
英語、数学、国語、理科に関しては2年で共通テストの演習が出来るレベルに到達する。
受験の科目数が多いからバランスをとりつつやる必要があるのが難しいところではある。学校の活動もあるから可処分時間は少ないからね。
Cさんの持ち味は速いこと。他の人より短時間で「見たことがある」状態は作れる。「見たことがある」状態になれば、学校の授業でも「覚えている」ところを増やすことは出来るからね。
英語は最重要科目ではあるけれど、状況に応じていかに早く過去問演習に入れるかを判断していくからね。
ここのところ睡眠時間が減ったのが心配だね。疲れた時はしっかり休もうね。
休みは手を付けられていない古文を回せたこと。語彙を強化できたこと、文法・語法を強化できたことと収穫が多かった。この調子でいこうね。
いつも期待しています。