国語が前回の偏差値53.3から66.0へ、偏差値12.7アップ。国英歴文系では偏差値61.2。学校では7番。
国英では偏差値63.1で学校では4番となった。
神戸高校は三重県の入試では悪いところではないけれど、進学校とは言えない学校。
学校のレベルに合わせていたら受験は厳しいとずっと話してきた。
学校の平均が地学を除いたすべての科目で全国平均を下回っているのを見たらわかるね。
先輩たちも厳しい現状を理解して、必死で覆してきた。
Kくんは部活がきつくて、とにかく勉強時間が取れない。
一日で使える時間は他の受験生と比べて少ない。90分も取れないことも多かった。10月は80分だった。
でも、粘り強く進めたね。
部活が終わったら疲れてなかなか勉強することは難しい。
それなら、部活が始まる前の10分、15分を上手く使おうと考えた。
古文単語をチェックしたり、学校の授業中に文法のチェックしたり、単語テストなどで時間を取られないように辞書代わりに単語のテキストを使ったり、部活が始まる前にオンラインテストを進めたりした。
少ない時間を最大限上手く使ったよ。
部活がある生徒は厳しい。そもそも部活が家に帰ってくる時間は遅い。
それに加えて部活をしている生徒は睡眠時間も必要とされるからね。475分は、部活がない生徒でも、きつい人はきつい。
しかもくKくんはコンタクトスポーツをやっているわけだから、体力的な消耗は普通と比較にならない。
部活をしている人は更に60分から90分くらい睡眠時間がないと体調を崩すことが多いんだよ。
家に帰ってきたら、仮眠して、出られる授業は出た。夏期講習も部活があったから全部は出られなかったけど、コツコツ休みに動画を見たりして進めてきた。
学校のテストも、テスト範囲に合わせて受験レベルのテキストを加える形で強化してきたしね。
Kくんの強みは記録をしっかりすることと、体調管理の意識がある。今週は休むとか、出られないとか、判断できるようになったからね。
休むことに罪悪感あるかもしれないけれど、体調崩すほうが取り戻すのに時間がかかるんだよ。
わかっていても休んだり、受験に必要ないものを切るのは難しい。究極的にはそれができるかどうかは知性だなと思うよ。
模試の結果や進学実績見たら、周りのやり方に合わせて成功する可能性が低いのはわかる。
でも、周りがやっているから、なんとなくやっている。
3年になったときに時間切れになっている生徒は多いんだよ。どれも大事というのはどれも大事にしてないことなんだよね。
Kくんより成績を取る受験生はいるけれど、K君と同じくらい体力的にきつい部活をやりながら、進学校でもなく、力を伸ばしている生徒は少ないはずだよ。
自信持っていいよ。しっかり考えられている。時間が確保できたらできるようになるのはわかっている。先輩たちがやったことをやれば、どこまでいけるかは見えてるからね。
こつこつ政経も進められたね。修学旅行のときも記録を欠かさなかった。一年生のときと比べると本当に進歩したよ。
3年になるまでに、古典、政経、英文法、イディオムと言った私立文系で必要とされる知識の多くは固められる。部活が終わったら一気に詰められることはわかっているから、休養はいつも以上に気をつけようね。
K君のように、部活があって体力的にきつい人が、成果を出しているのは、1年生たちの励みになってるよ。ありがとうな。笑
H先生も私も早く部活が終わって勉強時間十分に確保できるのを楽しみにしてます。いつも期待してるよ。