6月となった。新年度が始まって2ヶ月が過ぎ、ゴールデンウィークも終わり、それぞれの生活リズムが固まってきた時期だ。
5月は高2、高3生にとって記述模試、共通テスト模試など重要な模試が実施された。今年の高1生は模試を受験していないが、これは特殊なケースと言える。本来であれば高校1年生にとって初めての本格的な大学受験模試を体験し、現在の立ち位置を知る重要な機会となるはずの時期だからだ。
学習計画は固定したものではない。模試結果、学校の進度、部活動の忙しさなど、状況に応じて柔軟に変更を加える必要がある。習得コストが低いものから固める方針は変わらない。習得コストが高いものは、1日あたりに投下できる時間が少ないと、たとえ毎日勉強しても効果は薄いからだ。
同じ学力、同じ勉強時間でも、何を優先し、どの順番で基礎を固めていくかによって最終的には大きな差が生まれる。
夏休みまであと1ヶ月半。まとまった時間が確保できる夏休みを有効活用するためにも、6月中に基礎の穴を埋め、復習システムを確立していくことが重要だ。
では、振り返ろう。
Cさん、9,080分
今月は今までの最高記録を達成出来ました。数学を後回しにすることになったので、来月はデータベース、日本史、古文漢文の学習のペースを上げていきたいです。
先月の7,630分から9,080分と、1,450分も学習時間を増やして今までの最高記録を達成したのは素晴らしい成果だね。
記録がしっかり機能したからこそ、破綻なく各科目のバランスを取りながら維持・強化ができた。
5月は特に懸念材料だった日本史が大きく進んだことが一番の収穫。倫理も順調に進められて、共通テスト対策の基盤が固まってきた。終わってないのは倫理だけ。そしてその倫理も十分得点に出来る目処も立ってきたしね。模試で確認出来たのは良かった。
国語については、古文常識の強化と漢字の強化を進めて、それが終わったら現代文の強化に移行しよう。名古屋で特に難しかった和歌の対策は夏に集中的に取り組むことになるね。
現状国語に時間を回し過ぎると学習計画が破綻するからね。
漢文に関しては、名古屋の演習が終わったらライブ授業で取り扱う予定。日本史の進度によっては変更する事も考えるけれど。
古文では中堅私大古文演習が終わったことで一段落ついたのも大きい。名古屋大学の演習で何を強化すれば良いかが明確に見えたのも重要だった。
名古屋の過去問演習では文学史を落としていたので、レベル別の文学史のゴロも書き出しておこうね。多義語はかなり整理されたと思う。文化史は学校でやらないことになったので、良い機会なのでしっかり覚えておこうね。
名古屋の演習でとくに古文はレベルが高かったね。語彙の難しさとは違うタイプの難しさ。これは演習してないと対応出来ない。この時期に過去問演習に入れる状態になっているのは大きいんだよ。かなり差がつけられる。
紀行文で、マクロな知識がないと難しいことはよくわかったよね。学校では解説が手薄なところに関してはこちらが補完していくようにするよ。
今回の演習では古文常識と和歌知識で主体判定をしなければならないので、見た目のシンプルさに比べてかなり難しかったけれど、よく対応していた。
古典をかなり解けていてるのは大きいよね。いままで演習量を確保してきた事も大きい。
日本史の負担がかなり大きいので、毎日回すものはちょっと少なくしよう。
古文常識と漢字はしっかり回す。こっちも演習が多くなるから、隙間時間で回せるものなら破綻しにくい。
ペース維持が難しい場合はまた調整しようね。きっちり記録をつけてくれたから、バランスは本当にとりやすかったよ。フィードバックがすぐ出来ないととくに科目数が多い国公立受験は難しいんだ。
漢文に関しては演習全部終わってからどうするか最終的には決定する。このまま過去問演習全体でもいけるようにも思うけれどもね。
けれど、今回の『蟹志』は隠者文学のなかではそれなりに有名なもので、良問だったと言える。とくに漢文は対比構造と比喩をつかむ必要があるわけだけれど、そこを正確に問うていたよね。練習したら高得点はとれるから、過去問演習をしていくか、同レベルの問題集をやるかは相談しよう。
古文も漢文、本文の言葉を補わないと解答として成立しない作りになっているので、純粋な知識問題以外は全部読んでから解答する必要がある。
注を使うのは古文でちょっとミスがあったけど、漢文はほぼ完璧に出来ていたのは良かったよ。漢文は読めないものは現代語の熟語から類推。こういうのは日本史の知識でも補完出来るところがあるからね。演習の時に訓練していこう。
咀 → 咀嚼（そしゃく） → 噛む、味わう
魁 → 首魁（しゅかい） → かしら、リーダー
形声文字や字源は使えたら良いけれどね。ちょっとレベルは高いけれど。
形声文字: 音を表す部分（音符）が共通する字は、意味も近いことがある。
字源: 「登」に、作物を捧げる意味があったことから「五穀豊登」という言葉が生まれた
これで突破口を広げることもあるからね。授業では説明したけど、メモしてなさそうなので書いておくよ。笑
古文単語に関しては実戦トレーニングが使えたら語彙の面では不安はなくなるけれど、今、得点を伸ばせるのは古文常識と漢字だからね。毎日回すことはいったんストップで良い。
こちらの演習や学校の授業で辞書代わりに調べることにとりあえずはしておこう。掛詞なんかはコンパクトに確認出来るから時間がある時に見ても良いけれどね。
日本史のペースが速すぎるところがあるので、遅れないようにしていく必要はあるね。正直今まで遅過ぎたものが夏には終わりそうな勢いだからね。
良いことではあるんだけれど、ちょっとバランスが崩れる要因になりそうなので、注意深く見ていくね。
名古屋の第1回オープンには間に合わないだろうと思っていたけれど、間にあうね。大学でやりたいことでもあるから、バランスを注意深く見ていくことにするよ。社会でバランスを崩す受験は本当に多いんだよ。
週末に石川で該当範囲を復習するのはうまく機能し始めたね。一問一答的なものは中間・期末テストでもあるから、論述が重いことを考えるとこの使い方でしばらくは行く。過去問演習に入った時にまた、強化は考えようね。
英語に関しては、語彙の強化を引き続き行っていこうね。データベース4800の復習は継続して、模試や過去問で出てきた語彙も辞書代わりに活用して定着を図ることが大事だね。学校では文法の復習が弱いわけだから、データベースならそれをある程度は行えるからね。
学校でシステム英単語の復習はあったからいったんそっちも使ったけれど、やっぱりDB4800の方がCさんに向いているしね。
記述模試の失点から考えると、イディオムの復習は重要だけれど5月は定期試験があったから仕方ない。6月はメンテナンスしたいね。英作の事を考えると、オンラインテストでさっとメンテナンスしてから新たなテキスト導入が破綻しないね。
学校の授業を全体的にうまく活用できたことで、効率的に進められているのは素晴らしかったよ。ちゃんと学習計画も機能した。受験が終わるまで継続出来たら勝算はぐっと上がるよ。
今後は英語、国語、日本史で得点していく戦略が明確になったので、この3科目は出来れば毎日まわしたい。と言ってもCさんは普通の文系の生徒より出来るけれどね。私大との兼ね合いを考えるとこの方針は良いよ。
数学を後回しにするのは正しい。数学はもう全範囲が終わっているわけだけれど、日本史はまだだからね。
共通テスト対策については、まだ終わっていない倫理を終わらせる以外は、模試前のメンテナンスで十分対応できる段階に来ている。未収部分を終わらせると言う意味では倫理は休日に進められると今後楽になるかもしれないけれど、日本史次第だね。
共通テスト対策をそれほどする必要がない6月はまとまって二次試験の対策、強化に使えるから、状況を見つつ、こまめに相談しつつやろうね。
体力面では少し心配があるので、睡眠時間をもう少し確保できると良いのだけれどね。ちゃんとやる事はわかってる。モチベーションが上がらない時は休んでいい。全体のパフォーマンスを考えて休むこともだいじだからね。睡眠時間がしっかり確保出来ていたら、極端に体調を崩さずモチベーションは維持出来るからね。
これだけの学習量をこなしながらも体調を維持できているのは立派だよ。成長したね。Cさんがはじめて本気を出してきたように思うよ。もっと早く出してくれても良かったのよ。笑
大躍進の1ヶ月だった。この調子で6月も進めていこう。いつも期待しています。
T君、2,280分
今月は先月に引き続き政経を進めることが出来ました。来月からはシグマ、メモリーバンクを使って更に詰めていきたいと思います。
先月の4,440分から2,280分と学習時間が減ったように見えるけれど、実際には学習時間は増えているんだよね。定期テストがあって記録できなかった分があるから。でも記録は何より大事だからね。記録がないと適切な復習タイミングや優先順位の判断ができないから、6月はしっかり記録をもう一度徹底しようね。
政経に関しては、中京大学の過去問演習が終わり、模試の復習と過去問2題を進められたのはよかった。政経、特に、私大の場合は出るところが限定されているからね。
5月の目標の「模試までに過去問10年分」には届かなかったけれど、模試の結果自体は例年の平均点を上回っていたからね。政経が英語・国語に比べて得点源になりやすいことが確認できたのは良かったよ。
受験出来なかったのは残念だけれどね。次回は50点を目指そう。50点記述模試でとれたら偏差値60のレベルに到達するからね。
外部検定入試を使うことを考えているから、改めて政経の重要性を強調しておくね。すでに英検2級はもってるわけだから、政経がどれだけ大事かと言うことだよ。
名城大学の入試形式を改めてみてみよう。
名城K方式：英検2級で英語満点。経営では使えないけれど、法学部、都市情報、外国学部、人間学部では利用可能。となると、後は政経と国語になるよね。
名城F方式：A方式＋共通テストで、A方式の得点が2倍になる。共通テストは英語100、国語100、政経100
一般A方式ので政経が200点加わる。というと、実質的には、英語100、国語100、政経300点になるんだよ。
つまり、F方式では共通テストと個別試験の組み合わせで、個別試験は1教科に集中できる。政経が他の科目の3倍の配点になる。合格最低点が334.7/500だからさ。
共通テストでも政経を使えば、政経の習熟度がそのまま合否に直結するんだよ。
A方式でも政経が3分の1の配点、F方式では政経に特化できるから、どの方式を使っても政経のウェートが非常に高い。
政経で偏差値60を取れれば、他の科目が多少振るわなくても十分合格ラインに乗せられるんだよ。国語のカバーは政経で可能と言うことだよ。
T君の得点パターンは基本的に英語と政経になるから、この配点を見ても政経をいかに早く完成させるかが合否の鍵だね。
現在、学校の授業では経済分野、こちらの授業では政治分野が中心に進んでいる。学校で経済を学習した際には、しっかりと定着させること。シグマとメモリーバンクを使って、学習した分野についてはより深いレベルまで到達できるはずだよ。
こちらの授業では、当面は政治分野を進めつつ、過去問演習で明らかになった弱点分野や短期間で得点アップが見込める分野を強化していくからね。必ずしも分野ごとに連続して進めるわけじゃないことは理解しておいて。
次回の模試までに、過去問15～20年分のサブノートを作成して、偏差値60を目指せる状態にしたいね。週に1題は過去問のサブノートが作れる様にしたいね。
偏差値60が取れれば、どの入試方式でも政経は武器になるから。夏までには政経の全範囲を終わらせることに集中しよう。
英語に関しては、学校で英文法の復習が始まったのは良い傾向だね。ただ、今月は学習記録がやや疎かになってしまった。この点については立て直そう。週末にはオンラインテストを活用して英文法の復習と語彙の強化に取り組めるといいね。
国語については、依然として苦手意識が大きいようだけれど、配点を見ても政経に比べると圧倒的に低い。現状を考えるとまずは得意な政経をさらに伸ばす方が受験全体としては得策だよ。
国語を強化する場合は、古文よりも漢字の学習を優先するのが効果的かもしれない。政経の授業で見られる語彙の不足や読み違えは、漢字知識の不足が古文への苦手意識にも繋がっている可能性があるからね。
漢字はおおむね私大だと10点は配点があるからね。そして熟語がで聞かれることが多いわけだから、私は銀の漢字がいいと思うけれどもね。ただ、学校の宿題や課題の負担が物凄くあるからね…
学校の小テストのバランスも考慮して、使用するテキストを再設定することを検討しよう。
T君の一つ一つの課題にコツコツと取り組む真面目さは大きな強みだからね。途切れることなく努力を継続することはよくわかっている。学習記録をしっかりつけることで、適時リマインドも可能になるから。ここだけは緩まないようにしようね。
学校の課題が多くて、授業の開始時間に遅れが生じることもあったけれど、今後は開始時間を調整するなど柔軟に対応していくので、一緒にうまく進めていこうね。
これだけ政経の配点が高いんだから、政経で確実に点数を稼げるようになれば合格は見えてくるよ。
T君のコツコツと努力する姿勢を私はいつも評価しているよ。この調子で政経を武器にしていこう。いつも期待しています。
S君、3,458分
平日は出ている宿題だけをして、テスト前に範囲を一気に詰め込んだ結果、覚えきれずに何となく覚えているところだけしか試験で書けなかった。期末テストまでには、全ての教科に手をつけたい。
先月の2,110分から3,458分と、1,348分も学習時間を増やしたのは素晴らしい成長だね。1日平均で約45分も増えている計算になる。
睡眠時間が平均523分（約8時間40分）しっかり確保できているのは非常に評価したい。
部活がある生徒は可処分時間が減るから、結果的に睡眠も削りがちなんだよ。でも君はしっかり睡眠を確保している。これは逆説的だけれど、睡眠時間が多ければ多いだけ勉強時間は増えるんだよ。勉強に取り掛かるまでの時間も早くなる。
頭もしっかり働く。時間あたりの効率も高い。
実際、5月は部活があっても523分の睡眠を維持できたのは素晴らしかった。
いったん勉強が遅れてしまった状態になったら取り戻すのが大変かは上の記事をみたらわかるよね。今、睡眠時間を確保出来ているから、しっかり付いていけているんだ。
いろいろ言われるけれど、睡眠時間は8〜10時間確保するとよいと言われているね。正確なデータはe-statなどで調べても正確な数字はわからないのだけれど、平均7時間前後。部活をやっている生徒は更に睡眠時間は必要。
それを考えると平均で523分の睡眠時間をとれたことは素晴らしかったよ。これは何度強調しても良い。
頭が働いている状態で授業を受けたから、学習内容を吸収出来たわけだからね。睡眠時間を減らすことは受験勉強と言う観点でも全く意味はないからね。これは本当に良い習慣だから継続しよう。
定期テストの結果を見ると、S君の特性がはっきり見えてきた。
特に注目すべきは古文でケアレスミスが1問だけだったこと。
これは驚異的だね。君の集中力と慎重さの証拠だよ。
まあ、覚えられていればあと25点は最低でも上げられた。77分しか勉強してないんだから。笑
先月、バランスを欠いているといったよね。
毎日記録することが大事ということは骨身に染みたんだじゃないかな？記録していれば同じ時間でもフィードバックのスピードは全く変わるんだよ。
学習時間の内訳を見ると、数学861分、理科809分、英語729分、社会599分、国語317分となっている。
成績を見ると、国語はわずか317分で中位を維持しているのに対し、数学は861分かけても数学Ⅱで151位。もちろん、数学は演習がやり切れなかった部分もある。中学と高校では難易度も量もケタ違いだからね。
ただ、推薦入試を一年生のうちは特に考えるべきだから、テスト1週間前や時間が少ない時であれば、自分の得点を伸ばしやすい分野に時間を使うことは考えても良いかもしれないね。評定平均をあげるのは本当に大変だから。戦略的にやる必要はある。
1秒でも速く合格最低点に到達すると考えた時に、自分の特性を知っておくのは大事なことなんだよ。
この効率の差を見れば、S君、君がいかに文系科目に適性があるかがわかるでしょ？
英語は87位、論理・表現82位、情報82位と上位に入っているし、古典はほぼ未学習（学習時間77分）の状態で平均点以上を取得している。
これは君の記憶力と理解力の高さ、そして言語的センスの証拠だね。記憶はやっぱり強いね。
ただ、定着するまで反復してない。記憶がいいし、論理的にも思考で出来るから、その場では出来ちゃうんだよ。どうしても普段は学校の宿題に追われるのもわかる。
だから、そういう場合は私が優先順位をつけるからさ。古典なら間違えたところや小テストを送っていたら、授業ごとに必ず覚えているかリマインドしたり、チャットワークでも送るから。連絡は密にね。
これだけ出来るんだからもったいないよ。
今回の中間テストで執拗にレビューしたけれど、「なぜ間違えたか」「どうして間違えたか」「どうしたら間違えないか」に関してはしっかり言語化が出来ていた。まあ、記録とれば出来るのはわかっている。勉強時間を全く増やさなくてもね。
英語に関しては、5文型、準動詞（不定詞の名詞的・形容詞的・副詞的用法）、SVOCの受動態など、大学受験レベルの内容まで理解できている。凄いことなんだよ。
抽象的な文法概念（仮主語、完了不定詞など）も一度の説明で本質を掴めるのは本当に優秀だよ。準動詞はもう高校英語の重要なところ終わっちゃったんだから。
ただ、模試などになると全範囲が出題されるからね。全範囲の出題でも対応出来るようにするには多くの演習が必要になる。
学校の教材だけでは演習が不足するから、『スクランブル ベーシック』を主軸に問題演習を増やしていくからね。学校のテストも相当レベルが高かったけれど、あれだけついていけたのはびっくりしたよ。
古典に関しては、得点源としてのポテンシャルが極めて高いことが判明した。
学習時間70分というほぼ未学習の状態で平均点以上を取得したのは、記憶力の高さと中学時代の知識からの類推で解けてるからだよね。勘が良いというか、頭が良い解き方をしているよね。でも覚えないとダメなところを落としてるのはもったいないからね。
これは全体の得点アップに最も貢献するから、最優先課題として音声教材を活用しようか。
覚えたら漢文にも波及効果があるからね。S君が文系なら突っ込んで古文をやると軸は出来るけれど、今はバランスよくだからね。
音声教材ならご飯食べながらでも聞けるわけだし。今の睡眠時間を維持することを考えると、短時間で回せるもの。習得コストが低いものは大事だからね。
家族はたまったものじゃないだろうけれどもね。笑
だから、記録は大事よ。睡眠は満点。記録はでも4月より良くなった。だから今月はコメントも入れていこうね。
1週間経ってからまとめて貼るのだと、毎日にフィードバックは出来ないからね。
だって、授業で毎回学習状況を確認は出来ないからね。1日5分だけでも古典やってたら出来たはずよ。部活で大変でも出来る方法はいくらでも提案出来るから。毎日記録してくれたらね。
夏休み前までに用言の活用や助動詞を完成させることを目指す。君の記憶力なら短期間でマスターできるはずだよ。というか、1週間かからないかも。
一夜漬けの限界を実感したというコメントは、君のメタ認知能力の高さを表している。賢いと言うことだ。
問題を正確に把握できているからこそ、改善策も立てられるんだよ。でもその改善策がわかっても記録してなかったら実行出来ない。もったいないんだよ。つたわるといいんだけれどね。
今後の戦略としては、英語はもうさっさと高校英語を終わらせよう。でも、古典はやるね。多分自分では進めないだろうから、授業に組み込むよ。笑
ただ、数学のバランスがあるから純粋に文系の人ほどはやらないようにはする。
現代文もレベルが高いテストだったけれど、良く付いていけた。
同じ総学習時間でも総合点の大幅な向上が見込めるからね。
睡眠時間をしっかり確保する習慣は絶対に維持してほしい。部活で忙しくなっても、睡眠を削ってはいけない。むしろ睡眠をしっかり取ることで、短時間でも集中して学習できるようになるからね。
高1の夏休みでの英検2級取得を具体的な目標として設定しよう。
S君の理解力と記憶力なら十分達成可能だよ。期末では50番。とりあえずでも目標を立てよう。一年生のうちに30番。10％を目指すことにしようか。6月の学習時間は4,000分。これなら余裕でクリア出来るね。
繰り返しになるけれど、最大の課題は進度表の記録が習慣化できていないこと。これは指導の要なんだよ。本当にね。
6月からは「毎日必ず記録する」「一言でいいのでコメントを入れる」ことを徹底しよう。学習の全体像を把握し、計画的に学習を進めるための根幹だからね。
S君は非常に高い理解力・記憶力を持っているし、論理的思考力も持っている。こんなもんじゃないよ。笑
特に言語系科目での適性は明らかだから、この強みを最大限活かしていこう。いつも期待しています。
