4月が終わった。GWも過ぎた。
4月は、新学年が始まり環境が一変する月だ。クラス替え、新しい授業、部活の新体制。受験学年としての最初の一ヶ月は、変化に体を合わせながら同時にペースを作らなければならない、負荷の高い月でもある。
粘度が進むと授業の難度が上がり、既習内容を前提とした進め方になる。基礎が出来てない場合は迂遠に見えても固め直すほうがいい。
GWが明け、第1回記述模試も終わった。
記録と睡眠について、改めて注意喚起をしておく。
記録のない計画は、方針のない実行だ。何をやったか見えていなければ、何を補うかも見えない。地図を持たずに出かけて、反対方向に向かうようなことは人はしない。だが、受験勉強では簡単にそういったことは起こる。
時間が取れないなら取れないで、記録があれば対応の手が打てる。
記録は行動の外部記憶として機能する。科目数が多ければ多いだけ記憶は困難だ。1週間前にどの科目をどのようにやっていたか。普通は覚えられない。覚えられていないということは、適切な復習も出来てないということになる。
そして、十分な睡眠時間が確保できなければ、やっても記憶できない。十分な睡眠時間はどうすれば分かる?これも記録がなければわからない。
では、振り返ろう。
Y君、7,752分
今月は春休みもあったけどしっかり休憩しつつ、勉強することができたと思う。六年生になりだいぶ環境がかわっって、受験を肌に感じてきた。
7,752分。先月の8,550分から798分の減少と数字だけでは見えるけれど、3月はボーイスカウトや学校の課外活動が2270分あった。4月は120分。
純粋に学力に寄与する時間を勉強時間と考えると4月は大幅に学習時間を増やせたね。
4月は春休みの終わりと始業式が重なり、遠足など学校行事もあった。新しい授業のペースに体を慣らしながらの一ヶ月。しんどかったけれど、よく踏ん張った。学校の授業をうまく活用出来たね。
内訳は、国語2,142分、社会2,735分(政経・地理)、英語1,790分、理科485分、数学480分。
政経、国語の強化が当面の課題だったけれど、政経、古文、漢文はかなりの量が出来た。
古文に関しては「覚えている」「出来る」も学校の授業を使いつつ出来てるね。漢文は学校で今やっていないから、私の授業で補っている。バランスはとれつつある。
睡眠平均は439分(約7.3時間)。先月の目標の最低6時間はクリアしている。ただ、無理が溜まっていることは間違いない。電車の仮眠時間をいれてギリギリ360分届くかどうか。
2年の時よりだいぶ疲れが出てきている。前の授業でちょっと呂律回ってないくらい疲労が溜まってたからね…
焦る気持ちは分かるけれど、しんどいときは、演習は休みにするからね。
とにかく、体調を崩すのがリスクだからね。
全体として、穴はだいぶなくなってきている。
共通テストレベルに関してはほぼ対応できる状態に入ってきていて、推薦に必要な最低限の得点ラインも現時点でクリアできているのは大きいよね。3年になって難易度は上がるけれど、対応できている。国語、政経で底上げしたら、英語の対策をしていきたね。長さと語彙レベルに対応する必要があるから。
漢文は終われば、もう共通テストレベルの演習で維持は出来る。
漢文
句型10のうち7つが「見たことがある」段階に入った。使役や比較については「覚えている」段階まで作れた。多品詞の語句に関するアプローチもかなり出来たね。覚えるためには反復が必要だから、コツコツと。
学校では古文はやっているけれど、漢文はやっていない。これはちょっと心配だね。中間テストでやるとはいえ、普段の授業で2か月以上やってないわけだから。
古文のように「見たことがある」状態を塾の授業で作って、学校で覚えるという、古文で使ったやり方が漢文には使えない。
学校で漢文の授業が始まるまでは、塾の授業内で演習を多めにして、暗記を進める形を続ける。漢文が終わるまではこの方針でいくね。
6月には漢文を共通テストレベルに入れたい。逆算すると、5月は残りの句型と暗記を強化する月になる。
古文
敬語、基本的な単語、文法は終わった。学校の授業が共通テスト対策中心なので、学校の授業がそのままメンテナンスになる。これで塾の側は漢文に時間を回せる。古文単語をコツコツ、メンテナンスできていたのは良いね。
古文の暗記物は、学校の授業中にチェックという形である程度記憶出来ただろうか。
Yくんは通学時間は睡眠に充てないと倒れるから、学校の授業中を使って、記憶の定着を図りたいね。
カード化するならまず呼応の副詞から。やった所の復習を紙のカードで反復出来るといい。覚えたところは捨てていけば、覚えてないところを高頻度で回せるから。
漢文と被るところがあるから、漢文の習得コストを減らせるからね。漢文は過去問演習に入るとかなり楽になるから。古文レベル別の復習は入れたかったけど、学校の負担を考えると様子を見つつだね。
私大向けには、夏の間に古文を関関同立レベルに持っていきたい。
漢文が共テレベルに入った後、古文に重心を移す順序で組む。授業としては英文解釈やってからかな。場合によっては土日に映像授業でカバーも考えるけれど、まずは古文レベル別0の復習だね。
でも、現状土日で睡眠時間をとってなんとかぎりぎり倒れないようにしてる状態だからさ。睡眠重視でね。
政経
畠山が一周終わってるのは大きい。過去問は、共通テスト2回分と記述問題の復習が終わって、サブノート化出来たのはよかった。問題を解くことで知識は整理されていくからね。
先月は第1回記述模試までに10年分という目標を立てたけれど、科目負担が大きすぎて10年分までは届かなかった。ただ、共通テストに関しては国語力で補正できていて、それなりに点数は取れている。Yくんは現代文の力で補正出来るからね。
共通テストに比べて、私大は狭く深く問われる。共通テストはいつでも追いつけるから、第2回記述模試(8月末)までに10年分のサブノートを作りつつ進める形で考えようか。
月2〜3年分、2週間に1回ペースだ。土日に集中して進める。平日にやれたらバランスがとれるんだけど、平日に組み込むのは無理だね。
古文の復習、漢文の定着を考えると倒れないバランスを考えると土日に集中するのが安全だよね。
出来れば政経は週に1回はやりたいんだけどね。このあたりはまた相談しつつ調整しようか。
国公立と私大の併願は科目負担が大きいから、英・国・社を重視してやっていくことになる。
日本史・世界史は習得コストが高く、学校の進度に左右される(速すぎて消化できない・遅すぎて現代史まで届かない、どちらでも問題が起きやすい)。政経はその点、夏の前半に完全に終わってメンテナンス状態に持っていけるからね。サブノート10年分作れるか鍵だね。
個別ミーティングで話したけれど、学校の政経の進度が遅いとのことなので土日で、過去問を解いて、平日の授業中にサブノートを作るのが現実的かな。これならペースを維持しやすいはずなので。
政経以外で未習なのは、もう漢文だけだ。形にはなりつつある。
英語
今は学校の授業で維持する段階。語彙の強化が必要になっている。シス単を続けるか、DB4500に入れ替えるかも考えたけれど、リスニング対策も兼ねて速読英単語(入門編)を使う方針は変えないことにした。
読むスピードをあげることを考えると、ミニマルフレーズは根本的に向いていないからね。
ただ、学校の英文解釈はレベルが高すぎるのなら、寝るか文法の復習にしたほうがいいかもしれない。中間テストの結果をみて考えよう。授業受けてもわからないならそれは勉強時間ではない。受験に関しては無駄な時間ということになるからね。
5月の方針
5月は中間テスト対策でかなりの時間を取られるからね。推薦の評定平均を少し上げるチャンスでもあるので、塾の演習時間も中間テスト対策に時間を使おうか。
少しでも合格可能性をあげることを考えると、これがほぼ評定平均をあげられる最後の機会だから。
重複するけど、まとめておくね。
- 漢文:残りの句型を入れる。6月には共通テストレベルに入れることを目指す
- 古文:学校の共通テスト対策で維持。呼応の副詞を紙カードで反復(やった所の復習)。漢文と被る部分があるので両方の得点に効く
- 政経:第2回記述模試(8月末)までに10年分のサブノート。月2〜3年分、土日に解く、平日にサブノート。
- 英語:今月は学校の授業の復習。漢文終了後に英文読解入門の導入。
- 数学:学校の授業で補う
- 睡眠:月平均7時間は維持できているけれど、睡眠の質はおそらく良くない。通学時間は変えられないので、しんどいときは勉強より休むことを優先。
今後の予定
夏休み中の8月末に第2回記述模試がある。8月から学校での推薦対策・面接対策も本格化する。だから、5月・6月・7月と夏休みの間で、共通テストに一区切りをつけられるといいよね。同時に、今までやっていなかった漢文と政経を仕上げる。
- 6月:漢文を共通テストレベルに
- 夏:古文を関関同立レベルに
- 8月末:政経10年分サブノート完成
- 漢文完了後:英語は二次対策用の読解強化へ
2年までより、疲れたらとにかく休むことをもっと重視しようね。以前に比べて、体調が悪いことが増えてきているのも心配している。
科目数が多ければ多いだけ、維持が大変になる。倒れたら勉強時間を戻すまでにも時間が掛かって雪だるま式にやるべきことが溜まっていくから。
睡眠時間がどうしても確保できないときは、学校休んで寝なさい。倒れるよりはずっといいからね。
頭が働いているときとそうでないときでは、効率も全く違うわけだからね。自分でも実感できるでしょ。
Yくんは無茶するからね。ここは気合でなんとかするところじゃないからね。笑
モチベーションを維持するためにも、休むのは大事だよ。
いつも期待しています。
S君、685分
先月より実行表もつけられるようになっているので、続けられるようにしていきたい。また、勉強時間も先月より増えているので、この調子で勉強時間を増やしていきたい。
685分。先月の1,120分から数字としては435分減っている。
ただ、これは「記録された分」の数字だ。実際には、授業の冒頭で必ず前回からの進捗状況の確認はしている。
記録に乗らなかった時間がそれなりにある。これはもったいないからね。復習のタイミングなどを最適化したり、提出物を忘れたりということは記録してあれば防げるから。勉強時間が1秒も増えなくても、記録してあるだけで、メタ認知は変化するわけだからね。
記録、十分では全く無いけれど、それでも、全く書かない状況からは脱した。4月の前半は記録が止まっていたけれど、後半から戻ってきている。また、最近せっかく記録が出来ていたのが抜けつつあるからね。
GW明けに体力が戻ってきたのも効いているかもしれない。とにかく部活が重くなってきているから、時間をうまく使えるようにしたいね。
睡眠平均は379分(約6.3時間)。目標の8時間には届いていない。部活が2年生になって練習がきつくなっているから、負荷はかなり大きい。
就寝時間は1年生時点に比べると遅くなってきているのは部活がきついと仕方ない面はあるけどね。バランスが取れないようなら部活の量は考える必要はあるよ。
記録について
何度も伝えている話だけれど、なかなか続けるのが難しいことも分かっているので、仕組みを更に整えた。
毎日決まった時刻に時間を自動集計する仕組みを入れた。生活記録が書いてありさえすれば、勉強時間と睡眠は出るようには今までもしてあったんだけど、手動で集計ボタンを押す必要があったからね。
これで記録の負荷を下げる。書ききれなかった日も、進度表の数字は出る。
本当はね。自分で時間を計算するのは意味があることなんだよね。「あれ?昨日より勉強時間が減ってるのはなんだろう?あれ、時間が少ないけど、今日は進んでるな?」
そうすることで、自分の生活を見直せる。睡眠時間が多かったのか。学校の宿題をこなさなければいけなかったということは、土日にもっと普段の学習を進める必要があったとかね。
ただ、今はまだ、その段階ではない。自分の勉強時間や復習のタイミングなどをまず意識することだからね。
それと、授業中の進捗報告を必ずやってもらうようにしている。記録のない日も、「何をやったか」を言語化する習慣を作るためだ。言語化出来ることは今後、より重要なスキルになるよ。
「あれ、そう言えばやってなかったな」
「伝えることあったな。」
そういった形で認知が変わるから。
記録は命綱だよ。時間が少なければ少ないほど、何が効果があるかを考えてやる必要があるからね。
漢文
使役・比較・受け身などの基本的な句型は「見たことがある」段階に入った。古文と被るところが多いから、古文のフォーミュラや公式を使えば、これからの定着は早い。古典文法はかなり「覚えている」ところもあったよね。「に」の識別、断定はさっと答えられたものね。
塾の授業内で演習を回しつつ、覚えている段階にしたいね。学校で漢文がないから、今のところは塾の授業でカバーはする、
古文
復習はレベル別0をやろうということになってるけれど、十分できてない。
今のところはレベル別0だけで充分。多く、手を出しても対応できないしね。
フォーミュラは塾の授業中にも復習を入れているし、学校でも古文単語のテストがあるから、そこでもメンテナンス出来たのは良かった。
古文は3月の段階でそれなりに定着している状況だから、急がず、レベル別0の精度を上げる方を優先する。そうしたら、古文単語や主体判定のポイント、文法重要事項の復習も出来るからね。
学習計画では土日に古文レベル別0を組み込もうと話はしてるけれど、回せないから、こちらで復習時間を週に1回程度は授業の中で入れてメンテナンスだけの回を作ったほうが安全だね。せっかく良いところまで来たんだから、復習はやりたい。
授業としては速く進めていきたいんだけど、S君が出来るようにならないのなら私の自己満足だからね。
春休み明けにはこのまま演習すれば古文は得点源になる目処が立っていたわけだから、なんとか知識が抜けないようにはしたいね。
学校の授業は復習として使えるようにはなってるはずだけれど、設問分析などのテクニックは学校ではやらないだろうからね。
最終的には古文常識を入れていきたいけれど、その前に敬語の練習を授業内で進める必要がある。
英文読解入門が終わったら、敬語をやる予定。学校の授業や定期テストの期間に敬語の範囲があれば、そこはちょっと復習するね。
私の授業内で演習時間をとるけれど、漢文の暗記にも時間を取られるから、その配分はその都度調整するね。
英語
S君はもともと英語が得意科目だ。高1の段階で英検2級を取っている。実力は元々ある。ただ、最近メンテナンスができていない状況だった。英文法、抜けてしまってるところがあるね。
学校で英文法の授業があったのは大きい。insight をメンテナンスに使えるようになった。仮定法や時制は抜けていたね。insightで怪しいところは、オンラインテストの章別に戻ろうか。学習計画では土日に復習ということになっているわけで、これはなんとか維持したいね。英語は文系の場合、もっとも配点が高いんだから。
立命館や関学は、かなりがっつりと英文法知識が問われる。S君の場合は、英語で得点を伸ばすスタイルだからね。英文法、イディオム、語法がしっかりできていれば、大崩れしないからね。
ユメタンはかなり出来たね。前の個別ミーティングで語彙の強化はポイントという話はしたけれど、4月、5月はかなりメンテナンスできている。フォーミュラ、英語のオンラインテストなど、スマホでさっと出来るようなものを活用してコツコツ強化していこうね。
英語+古文・漢文で得点を取るスタイル
前にも話をしているけれど、改めて話をしておこう。
現代文が苦手なS君にとって、古文・漢文で得点を伸ばすのが正解になる。知識依存度が高いから、記憶が得意なS君は武器にできる。
私大も国立も、英語・国語の勝負で、その国語の中で古文・漢文で取る。古文や漢文が速く解ければ、結果的に現代文に時間を回すことが出来るから。古文や漢文は新しいものが出るわけではないから、早い段階で、文法や句型、単語を覚えると、学校の授業そのものが受験対策になるわけだからね。
英語は語彙があれば得点は伸ばせるし、学校の授業の理解度も上がる。とにかく可処分時間が多く撮れないのだから、暗記物を固めて学校の授業をうまく活用できるようにしようね。
5月の方針
部活の負荷は変わらない。その中で、記録を立て直し、復習の質を上げる月にする。5
- 英語:insight で英文法のメンテナンス継続。ユメタンも継続。土日に、テスト範囲や弱いところをオンラインテストで
- 古文:塾の授業内の演習で、レベル別0の復習を継続。学校の授業で識別が怪しかったところは中里に戻る。学校の授業やテスト範囲でわからないところは質問。
- 漢文:句型を「覚えている」段階に引き上げる。塾の授業で演習多め
- 数学:学校の宿題で対応
- 記録:自動集計トリガーが動いている。授業中の進捗報告も継続
- 睡眠:部活がきつい時は、勉強より休むことを優先
部活と体調
2年生になって練習がきつくなっている。土日も含めて、体力的に厳しい時期だ。5月と9月は学習時間がみんな減る時期なんだよね。
部活があって、体力的に厳しいから、睡眠は意識的にね。
何より記録。記録が少し戻ってきたのは好材料。コツコツ古文の復習も、英語のオンラインテストでメンテナンスもしていこうね。
いつも期待しています。