3月が終わった。新年度となった。
3月は、学年末テストと春休みが同居する特殊な月だ。
新学年に上がるまでの課題を消化できるか。休みも少ないがやることは多いからだ。
受験学年ともなれば、授業の構成は大きく変わり、既習内容を理解している前提で構成されることも多い。
また、受験学年はGW前後に模試もスタートととにかく慌ただしい。
そして慌ただしいのは3年だけではない。
新学年になるとリズムを崩しやすい。部活の新チーム、クラス替え、新しい授業。
環境が変わる分、適応には時間がかかる。だからこそ、今のうちに生活リズムを作っておきたい。
そしてリズムが崩れたかどうかは、記録がなければ誰にもわからない。記録はすべての行動指針になるということを、改めて認識したい。
体調管理、記録、睡眠。
一日に使える時間が記録されなければ、計画は画餅に帰す。時間が足りなければ足りないで、対応方法はある。
では、振り返ろう。
Y君、8,550分
今月はテスト期間もあったこともあって勉強時間が伸びた。全体的に高水準で勉強できていたと感じる。睡眠も春休みで割と取れていたと思う。
8,550分という学習時間。12月の5,068分から、1月・2月は3,000〜5,000分台で推移していたけれど、ここにきて一段はっきり上がった。
ただ、注意しなければならないのは、これは、推薦入試に関しては勉強時間と考えることが出来るけれど、一般入試として受験勉強の時間としてはカウントされない、その他の分が入っていることだね。
その他を除いても6,280分の学習時間だから、勉強時間は増加しているのだけれどもね。
推薦に必要な課外活動に関してはもう十分やりきったと思うから、ここからはバランスをとることが重要になる。
Y君の場合は、推薦を考えている分、他の人とかなり学習計画は異なる。
共通テストは、推薦で使う50%ラインのクリアと、一般受験の両方で必要。そして私大を併願と考えるとバランスはしっかり考える必要がある。
推薦は50%を切ると通らない。だからこそ、まず推薦クリアのために共通テスト50%を確実に取りにいく方針でやってきた。これに関しては目処が立ちつつある。地理は計算できる科目になっているし、理科2つは、学校の演習があるしね。
数学は苦手科目。2年の時にはかなり時間を使ったけれど、数学より、総合点を伸ばしやすい英語、国語、社会に力を入れていくことになるね。
私大の一般受験は、英語・国語・政治経済の3科目ならば、数学の失点分をカバーできるし、十分対策はとれる。
日本史や世界史は科目負担も大きい。全範囲が終わるまでに時間がかかりすぎるからね。
国語に関しては9月までにに古文は関関同立に対応できるレベル、漢文はGWまでに終了が一つの目安になるかな。夏以降は推薦対策で時間を取られることを考えると夏までがある種勝負とも言えるね。
まず、古文が改善してきたのは本当に大きい。
フォーミュラが1周終わって、春休みの読解で共通テストレベルまで到達した。敬語の主体判定もできるようになったのは大きい。これで古文は「読める」段階に入った。
あとは単語と文法の弱いところの精度を上げつつ、古文常識をつけていくことになる。呼応の副詞は覚えたい。学校では共通テストレベルの演習は多いはずだから、学校の授業が活用出来る状態に入った。粘り強くやってくれた。
古典文法が入ってきたことで、今、漢文をすすめられているしね。初めは苦労するだろうけれど、古典文法やってたときよりは楽だろ?笑
GW終了までに、国語は共通テストレベルに関しては対応可能にすれば、英語に時間を振り向けられるからね。春季講習で欲張らずに古文を固めることに時間を使えたのは良かった。
正直、もっと敬語を進めて読解と進めたい。
けれど、そうすると全体のバランスが崩れるからね。適宜授業中に漢文も古文も復習して、暗記する時間を作ろう。睡眠時間を減らすことは危険だからね。
理科基礎と地理に関しては、学校の授業の活用。
Y君は通学時間が長いから学校の授業をいかに活用するかがポイントになる。本当は土日にその週学校で演習などがあったら弱いところに戻れるのがベストだけれど、そうすると政経に回す時間が取れないからね。
このあたりは慎重にバランスを考えていこうか。
政経はまだ未履修からのスタートだったけど、春休みに全範囲を先行して終わらせることは出来た。政経に関しては、第1回記述模試までに出来れば10年分はサブノートを作りたい。
政経は短期間で仕上げられる科目だし、サブノートを10年分作れた生徒はほぼ偏差値60を超えている。
共通テストの得点をあげるということもあるけれど、社会が私大で使えるレベルになると、受験はかなり楽になるよ。立命館は特に、学部によるけれど、社会が英語の2倍の配点があるところもあるからね。
英語に関しては、共通テストの最大の課題は、速度。
立命館の入試で言うと、長文読解ということになるけれど、4月はいい。
まず、短時間で大幅な得点向上が望める、政経と国語に時間を使うべき。
どれも大事というのはどれも大事にしてないのと同じ。まとまった時間を使ったほうが、分散するより得点能力は上がるからね。
特に政経が計算できるようになっていると、共通テストがダメであった場合でも、リカバーはしやすいからね。
国公立、私立併願で共通テストでコケた時に取り戻せないのは、英語、国語と言うより社会が追いつかないことが多いんだ。どのみち、英語、国語はやるしかないしね。
数学は、あまり欲張らなくていい。
推薦の共通テスト50%クリアは、一般受験でも使う英語・国語・政経の3科目の得点力をあげることで対応するのが一番負担が少ない。
苦手科目の数学に時間を使うと、時間切れになる可能性が高い。英語、国語、社会に理科を加えれば50%は十分クリア出来るはずだからね。
数学は学校の授業で維持。数学を向上させるために時間を使うなら、政経、国語を計算できる方がいいからね。
政経に関しては、過去問演習は正直4月の進度表を見ている限りでは、平日にやるのは無理だね。
だから、休日は特に優先してやっていくことにしようか。当面私の授業は古文、漢文を固めることに使うからね。
土日の時間の使いかたが、Y君にとくに大事になるよ。
家でやるのが難しい日は、図書館でもカラオケでもカフェでも、場所を変えることを選択肢に入れていこう。3月はそれが上手く出来たよね。
4月の方針。書いておくね。
- 古文は継続。古典文法は、オンラインテストやレベル別、漢文で怪しかったところは戻る。公式は学校の授業も持っていき、解説などの時に眺める。古文単語は私の授業中の演習時間などで覚える時間をとる。出来れば呼応の副詞はカードにしたり、オンラインテストでスキマ時間に眺める。
- 漢文は私の授業で、句型、読み単語、漢文文法を理解するのと、必ず演習時間に復習するようにする。授業に復習を組み込む。学校の授業で間違えたところは早覚えに戻って確認。反復回数を増やす。
- 英語は学校の授業を活用する。語彙は共通テストと立命館ではかなりレベル差があるので意識に小テストなどを活用して覚える。学校の授業などで文法のミスなどがあった時はオンランテストでメンテナンスする。
- 政経は過去問を解いて、サブノートを作る。私の授業内で得点率が低いところは解説する。蔭山も出来れば一回は読みたいけれど、無理ならサブノートを作るときに読む。シグマに関しては解説してから弱いところの強化や、学校の授業範囲に合わせて記憶強化のために使う。ここは細かく相談しよう。
- 数学は学校の授業の範囲だけでOK。深追いしない
- 睡眠は最低6時間をなんとか。無理そうなら、授業も動画でみられる物は休むなど判断するよ。科目負担が大きい国立受験は、触ってない時間があると戻すのが本当に大変だからね。一番のリスクは体調を崩すことだよ。
Y君は、記録を続けてくれているのが何より良いところだよ。だから、具体的に計画も立てられる。
体調に関してはずっと話しているけれど、Y君の不合格体験記を、この春に一度読んでおいてほしい。本当に体調を崩しての失敗はね。一番つらいよ。
共通テストまで約9ヶ月。長いようで、イベントと学校行事などで取られる時間を考えたら、賞味8か月くらいかな。
過信せず、焦らず。やるべきことを淡々とやろう。体調に気をつけて、最後の一年、踏ん張ろうね。
いつも期待しています。