早稲田大学に合格したSさん(四日市高校出身)の学習計画 2年生時点の英語の学習計画

1年生時点ではSさんは特に英文法・語法を重視して訓練してきました。

早稲田大学に合格したSさんの学習計画 (四日市高校出身) 1年生時点の英語の学習計画
早稲田大学に合格したSさんの学習計画 (四日市高校出身) 1年生時点の英語の学習計画
早稲田大学に合格したSさんの学習計画 1年生時点の英語の学習計画 前回は早稲田大学に合格したSさんの学習計画を立てる際に、志望校を配点から分析しました。 特に早.....

英文法は理解しただけで使えるようにはなりません。

問題を多く解く必要があるのですね。

そのためSさんは4つの英文法テキストを使いながら学習しました。

1冊のテキストで不定詞をやったならば、他のテキストでも不定詞をやるわけですね。

1つのテキストでやるよりも、複数のテキストで練習することで違った形でも対応できるようになります。

当然あれだけの分量ですから1年生で全てを終わりきる事はできません。

2年の前半も文法に時間を使いました。

実際にはこれらのテキストは語法・英熟語といったものも含んでいます。熟語は徹底的にやりました。熟語の重要性についてはこちら。

大学受験に英熟語はいらないか 必要に決まってる
大学受験に英熟語はいらないか 必要に決まってる
大学受験に英熟語はいらないか 必要に決まってる 注:もともと別サイトだった「はじめての学習計画」で最も読まれている記事です。英熟語がいらないなんてどうあったって.....

ある程度勉強しているのに、そして答えを見ればわかるのに。このような事はランダムの演習をしていないと対応できません。

そのため、英文法の学習が一通り終わり、見たことがある状態になってからは、ランダムの練習を加えていきました。


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良本。最近の入試問題では、新傾向を意識してか、口語体や過去の高校英文法を超えた範囲の表現の出題がみられる。直近の入試問題からとられており、基礎ができている生徒にはお勧め。Sさんは2年で使えたが、3年生なら、センター試験後など直前期に使うのが無理がないだろう。


6月まではほぼ、文法中心ですが。一年半文法と語彙に時間を使ったという事ですね。

長文対策の前に、短い文章を徹底的に読み込む

7月になって、速読英単語使い始めました。

速読英単語の使い方に関してはこちらをご覧ください。

速読英単語 必修編
速読英単語 必修編
速読英単語 必修編 久しぶりにテキストの紹介をします。 英語のテキストのなかで、受験生が一番長い時間使うことになるものは英単語集と言って良いでしょう。 それだけ.....
速読英単語の使いかた
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速読英単語の使いかた 速読英単語がどのようなテキストなのかについては、速読英単語 必修編で取り上げました。 速読英単語は情報量が非常に多いテキストでしたね。その.....

速読英単語に関しては、こちらで語順訳、文型を分けたもの、解説動画などを作ってありました。

sさんの場合は最終的に早稲田の長文に対応するために速読ができる必要がありました。

速読は誤解されがちなのですが、どの文も速く読むわけではありません。

早く読むために、どこに注意して読めば良いかという技術なのですね。

文を正確に読めるのは最低条件なのです。

そのため、品詞、文型を精密に理解して、その上で、音読して例文を覚えるくらいまで読み込みました。

Sさんに聞くと、速読英単語が一番きつかったとのことです。wpm160で読めるまで訓練しました。

早く長文を読むコツは、簡単な文は早く読めるように徹底的に反復することです。

難しい文を早く読むのは出来ません。

これはネイティヴでも同じです。

しっかり英文読めないのに、速読しようとしても、単なる目の運動ですからね。

いままで、英語の学習時間は少なかったのですが速読英単語の導入からは学習時間が激増しています。

6月の学習時間トータルが4477分。

英語1439分、国語2626分、政経412分でした。

7月の学習時間トータルは5848分。

英語4339分、国語692分、政経817分です。

結局、終わるのに12月まで掛かりました。

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速読英単語が終わってから、長文対策。パラグラフリーディングのストラテジーを使った。

パラグラフリーディングのストラテジー1は読み方の確認のために、重要なところを解説した動画を作ってあるので、それをみて読み方を覚えてもらいました。

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速読英単語で、ベースが出来ていたので、ここからは苦労はしませんでした。

ただ、パラグラフリーディングの手法を理解したからと言っても、出来るのとは全く違います。

そのため、また、速読英単語に戻り、全ての論理マーカーをチェックしました。

やったことがある文なので、手法に集中出来るわけですね。

やったことがない文で、パラグラフリーディングをいきなりやろうとしても大抵の受験生は出来ませんからね。

しかし予定は狂う

sさんの当初の予定では英語長文読解演習を導入しさらに弾みをつける予定でしたが、病気のためにそれはできませんでした。

そのため、短時間でできる今までやったテキストの復習なども組み入れてバランスを取らざるをえなかった。

どんなに計画を立てていても、上手くいかない事はあるということです。

しかし、スタートが早かったので、対応出来たわけです。

長文に回せる時間がない時に、訳出、英作の訓練のためにスクランブル構文とイディオム編を使いました。これは併願校の中央大学の英語の配点が高いためです。

スクランブル 構文とイディオムについてはこちら

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また、学校で配布されていたシステム英単語なども併用していました。

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まとめ それでも基礎を固めれば出来る。

Sさんは高校二年生の時点でも、三年生、浪人生が受験する全統記述模試を受験していました。

基礎ってのは、適用範囲が広いものを基礎って言うんですよ。文法、語彙は基礎です。文型、品詞は基礎です。

基礎についてはまた折を見て説明します。

模試は学力を確認するためのもので、過去問とは違いますが、一つの目安にはなるためです。

記述模試の最期でこれだけの偏差値なら悪くないですね。この時点でも総合偏差値で61.2はありますから。1回目より3回目のほうがレベルが高くなることを考えると健闘しているといえます。

長文やる前に、いかに文型・品詞を固めることが重要かということはいくら強調しても良いくらいです。

3年生の最初に、中央大学経済学部の過去問を演習したのですが、その時点でも英語は合格点を超えていました。

本来なら、もう一冊、長文をやりたかったのですが、それは叶わなかった。ただ、高校一年生から高校二年生までしっかりした計画に基づいて学習すれば、これだけの成績はとれるということです。

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語法が多く、例文が優れている。文単位で記憶することで英作への応用もできる。Sさんが一番長く使った英単語集

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