なぜ、生活リズムを整えると勉強ができるようになるのか
記録の重要性、睡眠の重要性については、このブログでも何回も話してきましたね。
え、モチベーションって生活リズムと関係あるのと思うかもしれませんね。関係あります。寝不足でモチベーションは維持なんか出来ないですよ…
学習計画の基本は、まず、減らすことが出来ない睡眠を固定する。
そして、使える時間を把握して、その使える時間の中で、合格最低点に1秒でも早く到達するように効率よく何をやるか考えていく。
考え方はシンプルです。ただ、それを機能するようにするためにやらなければいけないことは人によって違いますからね。
物事を改善するためには何が必要なのか考える
たとえば、みなさんが、自分がやっている勉強がうまく行っているかどうかってどうやって判断します?
できてる気がする!
ポジティブシンキングは実際の生活の中では悪くないと思いますが、受験では失敗しますね…
当たり前ですけど、記録をとっていないとわかりませんよね?
1週間前にやった単語を覚えているかどうか、前回間違えたところや日付を記録してなかったらそもそも判断できない。
記録をちゃんと出来ないのは、そもそも判断出来ないということです。不合格になる受験生の原因の殆どは記録が雑だからですね。進度表見たら一発でわかります。10分単位で記録している生徒と1分単位で記録している生徒では、単純に10倍時間に対する意識が違うわけですからね。
大学受験になると、自分の頭でやったところをすべて把握するのは不可能です。記録はそういう意味でも大事ですね。
分量が高校受験までと比べて比較にならないくらい多いですから。
でも、記録だけでは足りない
勉強しても、勉強しても覚えられないという生徒もいます。大抵の場合はやり方が悪い。
復習のタイミングが悪い事が多い。
一日の中で反復回数を上げたり、同じ範囲を違うテキストで解いたり対応できることは多いですね。
焦って急いでやってしまう人が陥りやすい。
全体像を掴む必要があるときと、強化段階ではやり方は明確に異なります。
大抵の場合、復習のやり方で改善しますが、そうでない生徒の原因は、単純に睡眠不足だったりします。
ちゃんと睡眠とらなければ、長期記憶にならないわけですね。そして、今まで生活記録をずっと進度表で確認してわかったのは、睡眠時間が多い生徒ほど勉強時間が多かったわけです。その理由も書きましたね。
そして、いくら記録をとっても、睡眠時間2時間の時にやったテストなんて、出来ないのが普通ですからね。
睡眠不足はアルコールを摂取しているのと同じくらい計数能力を低下させるとの報告もあります。
事故の原因の多くが、睡眠不足や過労というのは、みなさんも知っていると思います。
睡眠不足で学習したことが出来ない。単語も公式も思い出せない。
当たり前じゃないですか。
それで復習回数を増やしても、実際、覚えていることが思い出せないだけかもしれない。
じゃあ、睡眠が大事なら、どうやったら睡眠がうまくとれるのってことです。
生活リズムを安定させることですね。
生活リズムを安定させるには
まあ、これだけでは片手落ちですよね。
これ、またかよと思われるかもしれないですけど、記録なんですよ。
生徒を指導してうまく勉強の計画が回りだすには大体、1ヶ月掛かるんです。記録を徹底することも難しいですし。
実際、自分の体調の変化、この時間帯なら勉強が進みやすいなど、みんな違います。
まずは疲労が残らないように充分睡眠をとる。そこからです。
適性な睡眠時間がわかったら、効率よく勉強できる時間を探る。
記録をとっていくと、この日は疲れやすいとかわかりますよね。
体育があるとか。そういうときは、一旦眠るとか、早く寝るようにするとか対策を立てる方法がわかってくるんです。
寝る前には暗記物やったら眠れるとかあるでしょう。少なくとも過去問演習寝る前にやったら眠れなくなるのは明らかですよね。
まとめ
実際には、週末に模試が入ったり、この時期だとAO入試があったりリズムを作るのが難しい。
そういうときこそきっちり睡眠をとる。睡眠が効率の良い学習の基本だから。
記録をとる。そうすれば、自分のリズムが作りやすくなる。
この時期になると、焦って無茶な勉強する生徒が出るんですけど、それは、厳しい言い方をすると、やった気分を味わいたいだけだよね。
言い訳できる環境を作っているように思える。
せっかくここまで踏ん張ってきたんだから、冷静に考えよう。
合格の可能性をあげるためにベストを尽くそうとするなら、睡眠を取ること、リズムを作ることは大事だよ。