前回は志望校を決定することがなぜ重要であるかということについて話しました。

中央大学法学部に合格した鈴鹿高校探求 T君の学習計画 地方で進学校ではない場合の学習計画 志望校の設定
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志望校が決まったことで、配点、いつまでに全範囲を終了させるかが明らかになったわけですが、学習計画を立てる時に考慮に入れる必要があるものがあります。それは何でしょう?

一日で使える時間を把握することです。

なぜ、一日に使える時間を把握するのが重要なのか

使える時間によって、出来る科目ややり方が変わるからです。ノザキ塾では進度表という仕組みがあります。生活時間、学習時間、内容などを記録していくものです。

記録の重要性について 進度表
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記録の重要性は論を俟たないですが、なかなか難しい。ここがしっかり出来れば全部がいい方向に回り始めることがわかっていても出来ない人が多いです。

記録があれば、実際に使える時間がわかる。使える時間によって、どの科目をどのようにやるかは変わりますね。部活をやっている人だと、夕食、お風呂に入ったら21:00というのは珍しくないですね。

朝練があったりしたら、22:00までに眠らないと体が持たない。宿題やったら使える時間は10分。そういう状態で、過去問演習や数学をやるのは難しいのはわかりますね。

学習計画を機能させるには記録が重要
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では、睡眠時間を減らせば良いのではと思うかもしれません。が、睡眠時間は減らさないように学習計画は考えなければならない。

睡眠時間を確保したほうが結果的に学習時間は増える生徒のほうが多いんですね。そして、時間あたりの効率も大きく異なります。

ですので、まずは体調良く、頭がしっかり働く睡眠時間がどれだけであるかを確認した上で使える時間を把握しなければいけない。

古いタイプの公立進学校では、睡眠時間を削らないととてもこなせないような宿題が出される学校もある。3分の1くらいは高2になる時にはついていけなくなってるようなところもあるのは、受験生の皆さんのほうが知ってるのではないでしょうか。

そういう場合はどうするか。捨てるしかないんですね。メンタルの問題を抱えたり、睡眠障害を持つ受験生は、思っている以上に多いですから。そうなると、その後の人生にずっと影響してしまいます。

まずは適切な睡眠時間を調べなければならない。そのために大まかな目標は立てるものの、まずは実際の使える時間を把握することからT君の学習計画も始まりました。

なぜ生活記録が必要かというと、正確な可処分時間は、みなさんが思うよりずっと少ないんですね。そして日にちごとにも使える時間は違うからです。

学校のテストがあれば当然受験勉強に使える時間が減る。学校の勉強が合格につながるのであればいいですが、そうでない場合はどうすればいいか。学習時間をどう増やすかという観点が必要になる。

補習などペナルティがあるなら、受験には有用でなかったとしてもやったほうが学習時間に回せることになりますね。

学習計画も、毎日やるものを決めるという硬直した学習計画ではうまく行かないことが多いです。優先順位を考慮した計画でなければいけない。

優先順位がつけにくい場合は、私が優先順位をつけるということが出来たのはT君にとって良かったと思います。体力がない、体調が安定しないタイプの生徒は、生活リズムを整えるのが難しいからです。

なので、まずはざっとした計画を作ることが重要になります。いつまでに何を習得するか考えるということですね。

過去問演習するためのタイムリミットから逆算して、1年終了時にはこれくらい、2年終了時にはこれくらいというざっとした計画です。流石にこれでは粒度があらすぎますから、模試をペースメーカーにして何を終えるかという計画を立てました。

特に、進学校でない場合は、進度も遅いですし、使っているテキストも受験向きでないこともあるわけです。

次回は、具体的にどの科目をどのように学習していくかについて書いていきます。学習計画を立てるには様々に考慮することがありますね。機能する学習計画を立てることは志望校合格のためには必要なことなので、丁寧に考えていく必要があります。