2020年 6月 受験生クラスの総評
6月は更に厳しい状況となったね。
学校が通常通り再開してからおよそ1ヶ月。懸念していたことが多く起こった。
対応に時間は取られるものの、うまく記録ができた人は回り始めた。宿題や部活の負担が大きければ多いほど、記録をとって対策をしていく必要がある。
うまく対応できた人が半分、そうでない人が半分くらいだろうか。
特に部活が有る高校1年生は本当にリズムを作るのは難しい。例年でも部活があるなかで、学校の課題以外に時間を安定して使えるようになるには半年程度掛かるからね。今年は1年かかってもおかしくない。
とにかく、時間がない。帰宅後に使える可処分時間の多さは現役生の場合学力に直結する。
部活がある場合は、睡眠時間が必要な上に、部活で時間を取られるから、受験勉強という観点だけでいうと不利なことは否めない。どれくらいの時間を失うかについては、いずれ記事を書くよ。
睡眠は部活がない受験生より60分は必要。最低でも60分から120分は帰宅は遅くなる。平均的な受験生が帰宅後に使える時間は240分程度だから、どれくらい不利なのかはわかるね。部活をしていた受験生が志望校に合格するのは難しいのは当然なんだ。
去年の3年生は部活があったから本当に大変だった。無理やり帳尻を合わせたけどね。
時間がない。だから、時間あたりの効率を高めるように考えるしかない。そのためには記録が必要なんだ。
部活がある人は、今は我慢の時期。一時期に比べると睡眠時間も確保できるようになってきたし、少しずつ生活リズムをつくっていこうね。
春期講習を延長して英語に関しては先行したこときいてきた。
その分、学校が再開しても授業について行けるように一定の成果は出せた。
学校の授業が復習になるから、負担も減らせた。
今年一年間は休みが少なくなり、宿題が多かったり、授業あたりのペースが早くなることは予想していた。
準備してきたけれど、今後、コロナウイルスの第2波、第3波が来ても全く不思議ではないからね。
学校がある時の学習リズム、学校がない時の学習リズムの2つを作っておく意味はあるんだ。
いろいろ状況が厳しい中でも、勉強時間をシフトしたり、休みを増やしたりすることで打てる方法は有るから、粘り強く改善していこう。
M君、11217分。
まず今月は全統記述模試があったことが1番大きかった。
現役の時よりは、かなり伸びた。ただ、改善点も多く出てきた。
まずは政治・経済。
見たことはあるけど用語が出てこない、漢字のミスが目立った。
ただ、3月下旬から政経を始めて、蔭山、畠山、サブノートとやっていき、見た事のある状態を作れたのはとても良かった。
7月からは「見た事のある状態」を「覚えている」「できる」状態に持っていくことを目標に、一問一答の導入をしながら、サブノート作成、ハンドブックの通読を続けていく。
6月は全統記述模試があったね。3月の入塾からまず政経を固めようとやってきた。政経に関してはすでに全範囲が終了しており、模試は抜けている知識を固めるいい機会となった。
現役の時に比べれば比較にならないくらいいい成績にはなるだろうけれど、今のMくんなら取れただろう。笑
悔しいと思えるくらいレベルが上ったということだよ。笑
課題ははっきり見えたね。「みたことがある」レベルには到達したけど「覚えている」ところまではまだいってない。でももうすぐだよ。笑
今後政経を伸ばしていくときに、短時間で向上させられるのは一問一答だね。模試で課題が見えたのは本当に良かったよ。方向性は正しかったね。
夏期講習では暗記を固める様に計画しているので、問題ない。
ほぼゼロの状態でスタートしたことから考えると、よく力を伸ばしたよ。こんなの取れたのにって思えるのは3ヶ月前だったら考えられない進歩だからね。笑
知識として知らないところはほぼなくなっているので、あとは精度をあげていくだけ。
政経に関しては、テキストも増えていくけれど、大きな変化はないので、あとはやり方を洗練させていけばいいからね。
英語や古文の負担が大きかったけど、古文に関しては次第に負担が減ってきているので、政経の比重増やしていける。いい形で進められたよ。
次に古文。
古文は現役の時には目にしたことの無い点数を取れた。文法と単語・文法の知識で解く問題が満点であったことは大きかった。
4月から始めた古典文法・敬語法、5月から始めた古文単語・古文公式が効いていたことを実感出来る模試であった。
これからは、読解メインに入る。
古文レベル別2・中堅私大古文演習とステップを踏みながら読解の力を付けつつ、オンラインテストで単語・文法の力をより確実にしていきたい。
古文は得点的には一番伸びたかもしれないね。現役のときには手を付けられなかったところを強化できたし、計算できるようになってきたからね。特に単語、文法で得点できたのは大きい。
オンラインテストでも古文単語はかなり回せるようになった。2020/07/09現在で古文の読解系テキストは3冊終了して、日東駒専クラスなら対応できるところまできた。
8月の模試までに、古文に関しては関関同立クラスの対応も終了し、現代文も終わる。
9月以降は過去問演習に入れる体制になる。M君の志望校の配点は政経が一番高くなるので、相対的に英語の需要度は低い。
英語より古文のほうが習得コストが低いので、1秒でも早く合格最低点に到達することを考えると、早期に古文を完成させるのは本当に大きいからね。
そして英語。
文法だけを固める方向でやってきた。
今回の模試ではあまり点数は振るわなかったが、今までやってきたことに後悔は何もしていない。 英語のオンラインテストは強化を入れれば8560問を解いた。これは自分にとって大きな自信になった。
7月からやっていくことは、まず動詞の語法を確実に固めること。今回の模試でも動詞の語法で落としたところが多かった。
動詞の語法を7月上旬はしっかり固め、そこからは速読英単語に入る。
英語に関しては文法以外は0点でいいといった。もうちょっととってくれても良かったけどな。笑
ミスはあったけれど、収穫は多かった。
基本的な事項は入ったものの、いろんな形でひねられるとまだ対応できない。けれど、解説したり、模試の解説をみたら対応できるようになったね。
今後、テキストも増えていくので、同じ項目をいろんな形で問われる形でも対応できる。長文に入る前に効率を上げるために語法を固めるのは悪くない。
2020/07/09の個別ミーティングでも話したように、文法・語法・イディオムを夏の間に固めてから長文・語彙をやるのでも十分間に合う。
ちょっと速読英単語をやるのはあとにシフトしよう。
だいぶ効率が上がってきたから、一気に文法・語法仕上げたほうが速読英単語をやるにしても効率が上がるからね。過去問演習に入れる時期も早くできる。よく踏ん張ったよ。笑
I君も、速読英単語をやったのは9月からだからね。特に志望校が文法、語法、イディオム、英作というところが配点が高いわけだから、そちらを固めたほうがいい。長文はブレがあるけど、文法や英作は確実に計算できるからね。
そして、文法や英作を短時間で解けるようになることで、結果的に長文にも時間を回せるようになるからじっくり取り組もう。
明日から7月。3月から今まで、時間はあっという間だった。
6月までで、政経・古文・英語の3教科を一通り回すことはできた。
これからの夏、体調には十分に気を使いながら、これまでしてきたことを確実に点数に結びつける勉強をしていく
これで3科目が過去問演習に入れる時期も見えた。ちょっと疲れが溜まってきてるのは間違いないので、しっかり休むようにしていきたいね。マージンをかなりとって学習計画は立ててあるので、疲れたら勉強しなくていい。というか休め。笑
浪人生は勉強しないと不安になるだろうけれど、全体として効率を上げるためには休むのが最善ということはたくさんあるんだよ。M君はモチベーションも高いし、自分をしっかり律しているから疲れた、やる気がでないという時にはしっかり休むようにしようね。
6月もいい調子で駆け抜けた。ここからは本当に体調管理がシビアになるから、いつも以上に体調の変化に気をつけようね。
追記:2020/07/13
S君9,444分
6月は5月とこれと言った大きな変更なしで勉強をした。
模試が出来ることになったということで、そこは実力を試す絶好の機会となった。
国語に関しては、漢文早覚え速答法は土屋の古文100と交互に進めていたが途中から漢文中心で進めることに変更した。
コツコツと進めてやっと目処もたって、7月の半ばまでには終わりそうだ。
模試は現代文がそこまで足を引っ張らなかったが古文が今ひとつという感じだった。文法的なミスというよりは内容の取り違いがあったようだ。
古文に関しては、通年問題演習をする事も視野に入れたい。
学習時間を大幅に伸ばしたね。先月で速読英単語が終わり、国語も漢文を進められた。4月5月は現役時代に強化できなかった英語を強化した。語彙、イディオム、長文対策とベースは作れた。
後半で過去問演習中心に移行できるようにするために、国語は今までやっていない漢文を開始した。早稲田の場合は、漢文の出題も特徴がある。法学部のような古文漢文融合文は他の大学で出題される形式ではない。
基本的な知識を得たら、演習をして国語全体でどれだけ得点していくかを考えた方が効率がいい。人によっては漢文を無視して、他で得点を取るというふうに学習計画を立案する場合もあるけど、Sくんの場合は浪人生だし、確実に取れるところを増やしておくのは悪くないことだよ。
模試に関しては、知識は鈍っていないものの、古文に関してはしばらく読んでない分テクニックや主体のとり方は鈍っていたかもしれない。演習時間が確保できれば問題なく取れるレベルなので、第2回、第3回からは演習を多めにとるようにしよう。
国語に関しては、知識が不足しているというより演習量を確保できるかどうかが全体のパフォーマンスに影響を及ぼすことがわかったから、次回の模試まで時間がある間に、一気に国語を終わらせようか。
浪人生活の疲れは、肉体的な疲れもあるけれど、精神的な疲れも大きい。
前進している感覚を持つために、7月中に国語に関しては、古文と漢文を片付けるのは悪くないよ。予定より早く進んでくれたから、状況をみて計画も変えられる。
記録しっかりしてくれてるからね。
8月から国語が演習に回せるなら結果的に、英語、政経にも回せる時間は増えてくるからね。
英語に関しては、英熟語1000、やっておきたい300が中心だった。英熟語1000に関しては、一週間半分新しい所を解き、半分復習という形にシフトした。
この方法は結構自分には合っているかもしれない。一週間100個がノルマという事で結構ハードだが踏ん張りたい。
やっておきたい300に関しても引き続き進めているが、この頃進みが遅いのでもう少しスピードを上げたい所だ。模試では文法は勿体ミスをしてしまったが今のところは抜けもなく問題無さそうだ。
長文に関しては、もっと粘れた。問題の捨て方を間違えてしまったようだ。解き方次第であれだけ結果が変わってくるのかと先生の解説を聞いて実感した。
速単をあれだけ緻密にやってきたおかげで構文把握、和訳等が上達したことは確かなのでその点では、模試での失敗は今後の糧になると思うのでプラスに考えたい。課題の語彙を増やしていき、これまで通りに粛々と勉強していきたい。
今回、最も伸びたのが英語。点数からみたら失敗なんだけれど、力が伸びたことによる失敗だった。まあ、現役の時から考えたら、今回の得点でも全然失敗じゃないけどね。笑
いかに早く演習に入るかだね。それだけだよ。
もう取れるだけの力はある。S君はリズム崩さないからね。
現役の時の得点パターンは、英文法、語法、英作などで稼いで、和訳や長文で得点するパターンではなかった。
けれど、浪人生活に入って徹底的に強化した結果、取れるところが増えている。でも、こういうのは演習しないと今の自分の力ってわからないからね。
自分の力を正確に見積もるのは難しいことだよ。だから失敗してよかったんだよ。笑
模試の和訳や英作は難しくなかったよね。笑
でも、今までの得点パターンから考えると、確実に取れるところに時間を掛けると判断したのは間違いではない。一点を取りにいけるようになっているのは現役の時よりずっといい。
設問分析して和訳に時間を使っていたらあと50点は取れた。
悔しいだろう。それでいいんだよ。笑
構文把握や下線部和訳に必要な語彙はもうかなり訓練してるからね。
今のSくんの学力なら、和訳からやっても取れるし、文型きっちり取れるようになってるんだから、大きな失点はない。
時間配分がうまくなかった。これって結局演習するしかない。繰り返すけど、そういう意味でもいい失敗だった。Sくんからしたら腹立たしいだろうけどさ。笑
一番の山だった英語に関しては、まだ対策をしていないのは正誤問題くらい。
受験に必要な全範囲の対策はやっておきたい英語長文、300、500が終わったらあとは過去問演習で間に合う。結局の所過去問をどれだけやったかなんだよ。
早稲田の場合は、現古融合文もあるし、英語もNo Errorを選ばせる問題もある。政経も間違いを2つ選べという問題があったりする。他の大学や模試ではそんなものに当たらない。
そして、普通の問題集ではカバーできない。
だから、多く過去問にあたるしかないんだよね。
やっておきたい英語長文300、500もあれだけテクニック解説して、文型分けて、語順訳を作ってとめちゃくちゃ重いけど、リターンは絶大だよ。過去問演習にはいるベースができる。
私のところで、関関同立、MARCHクラス以上に合格した生徒は例外なく終わらせている。
9月いっぱいでやっておきたい英語長文500まで終わったら、あとは受験まで演習と強化といういい流れになるからね。
語彙に関しては、やっておきたい英語長文のわからない単語や、授業で解説している同意表現を覚えるだけでも、中央までは語彙不足になることはない。
英熟語1000もやってるからね。受験までずっと強化していこう。
政経に関しては、相変わらず問題演習が中心だった。模試では、ド忘れで書けないというあってはならないミスがあったのでとにかく用語集、一問一答で抜けてしまった部分を補いつつ弱い部分を強化していきたい。
勉強時間も増えてきているので受験まで尻上がりで行けるといい。
政経に関しては一番取れる科目だから、今は重視しない。戻すのに時間が掛かるわけではないしね。
Sくんとしては不満だろうけれど、別に悪い点数じゃないからね。笑
現役の時に偏差値65を超えているわけだし、やりはじめると無茶苦茶時間使うからね。S君は。笑
自分でも気がついているように、書く練習はいれていこう。7月に、古文、漢文が落ち着くことは見えているので、8月からは一問一答も再開して強化していくことはできるよ。
6月は英語の負担が今までになく大きい中でも3科目回した。7/25まではしばらく国語中心に学習することで、精神的にも楽になる。
国語も政経も過去問演習中心になることで、時間配分や全範囲のメンテナンス、強化などもやりやすくなるからね。
精神的な疲れも肉体的な疲れもあるから、これは疲れたな。やる気が出ないなというときは休もう。実りが多い6月だったね。気をつけるのは体調だけ。この調子で行こう。
追記:2020/07/17
Nさん 4029分
今月はとても辛い1ヶ月でした。
まずコロナ休みが終わり、急な環境変化に体がついていけなかったこと。 予想以上の課題の多さ、家に帰ってきてもさっと勉強を始めることが出来ないことからの睡眠時間の激減。土日も平日の疲れをとろうとして昼まで寝ている。起きても気分が乗らず、自分の100%を出せない。
とりあえず学校生活に慣れるまでの1週間が特に大変で、本当に辛かったです。
本当にしんどかったね。
5月は8492分の学習時間で、最適な睡眠時間が大体480分くらいとわかった。6月の目標はまず学校生活に慣れるということとなった。
睡眠時間が多いほうが、結果的に学習時間が増える。記録をとっていると見えてくることだけれど、それは当たり前で、疲れていないからすぐに勉強に取りかかれるんだよね。
スマホ触ったり、テレビ見たり、疲れていると精神的な疲労を取る必要がある。マシンじゃないから、頑張ってやり続けることは出来ないからね。
本当に、6月初めはきつかった。
宿題がまわらなくて朝までかかってしまいました。
それでも全ては終わってません。
古典は今週の金曜日に文法のテストをするらしいので、それの勉強もしなくてはいけません。数1の量が半端じゃなくて、友達とかにも聞いてみましたが、真面目そうな子でも全然終わってない!と言っていたので、自分だけではないんだと少し安心しました。
今回は優先順位の付け方をミスしました。なるべくオールは避けたいです。
Nさんは、優先順位をつけるのがうまい。学習計画も立てたらバランスをとれて出来ていたけど、この時期はとにかく量がめちゃくちゃだったから、ボロボロだったね。
睡眠時間が足りない日が続いて、体力的にきつくなってきました。土日にどっと疲れがきそうです。さすがに夜10時に寝るのは宿題とかもできないし、かといって遅くなるといまみたいに疲れがきて、どうしようと言う感じです…。
数学は進研模試用の週末課題が出るみたいです。
数学と化学は、課題の提出を急がなくてもいいとなったので、またオールなんてことはないと思います。
コンスタントに授業に出られたらいいけれど,私の授業に出ることで結果的に睡眠時間が確保できないのはまずい。だから、進捗状況の確認は出なくていいようにすることで休める時間を作った。
電車通学の時間が長いから、そこで音声教材を使ったり、勉強時間を確保するように工夫したけれど、体力的に無理があった。
土日は勉強量を減らして寝ることを優先しないと平日やっていけないことが分かりました。週末の課題とかを残さないようにすれば楽だと思います。
今週は睡眠時間も減って大変な1週間でした。もう少し睡眠時間と課題とかのバランスを見れると楽になるなと思います。
少しずつでも高校生活に慣れて、体調を崩さないようにしていきたいです。
1週間やってみて、土日に十分な睡眠時間を取ることを最優先にした。高校1年生の場合は、高校2年生や3年生と違って初めて学ぶ範囲が多いから、学校の授業が活用できるに越したことはない。
課題に時間がかかるのもNさんが学校で集中できていたら授業で消化できることは多いからね。休むことは勇気がいったと思うけれど、少しずつ改善することで回り始めた。
今日は学校で1時間ほど自習をしてから父に迎えに来てもらって帰りました。
夕飯も込ならいつもよりだいぶ早いし、疲労感も、帰りの電車に乗ってないだけでだいぶましなので、少なくともこれから毎週月曜日は迎えに来てもらうことにしました。
眠かったら寝れるし、音声教材も使えるのでいいかなと思います。
同じ電車に乗っている四日市の子とか、鈴鹿の6年制の子とかもみんな勉強してるので、テキスト開くのはそんな抵抗感がないので(1人だけじゃないみたいな)、文字がないならテキスト持っていきたいなと思いました。学校がかなり眠いです。
一番の転機となったなったのは、送り迎えしてもらえるようになったことだね。
平日はどれだけ効率化しても360分以上の睡眠時間は確保できなかった。でも送り迎えしてもらうことで60分睡眠時間を増やせるようになった。
睡眠時間が少し長くできてよかったと思います。疲れが少ないです。
課題とかも含めて、量も多いので普通にするとまたちょっと時間が足りなくなると思います。なので、少しだけペースを早めたいと思います。
明日少し休み、土日は先週よりできればいいです。
保護者が協力してくれることは大きい。Nさんも送り迎えしてもらうことで1週間程度で疲れが抜け始めた。高校生活に慣れたことも大きい。
そして、平日の疲れがない分、土日も回り始めた。また、学校の課題の負担が大きいから、できるだけ課題の質問は学校でこなすようにして、家に帰ってからの時間を確保できるように調整した。
Nさんが素晴らしいのは、この時期に睡眠が自分のパフォーマンスに及ぼす影響をしっかり理解して、検証したところ。
最近いろいろと電車の時間を変えたりして実験していました。やっぱり朝5時半起きは、電車はまだ空いてるけど体力的につらいので、6時に起きて7時過ぎの電車に乗るのが1番いいなと思いました。これからはそれに乗っていきます。
ここまでおよそ3週間。もっとも早く今年の新高校1年生で生活リズムを作ることが出来た。
そして、更に学校の課題を進めるために、テキストも入れ替えた。
明らかに学校で配布されている青チャートは、数学が得意ではない人にとっては重すぎる。
例題を参照するにも自分のレベルにあってないテキストだと時間が取られる。週末にその週にやったところを白チャートを使って復習することで、かなりの部分が対応できるようになってきた。
睡眠時間をかなり確保できて、とても楽に過ごせました。チャートも進めてられて、だんだんついて行ってる感じがします。
勉強はいいのですが、最近記録を付けるのを、学校も塾もサボりがちだったので、しっかり付けていきます。
いや、この上なくよくやっとるよ。笑
Nさんは、優先順位を考えられて、休むところは休んだし、追いつかせるように工夫した。ずっと授業や進度表でいったこと、サイトで書いたことを本当に自分のこととして考えられたね。
6月はこう結んでくれた。
学校側も、生徒達の身体面に気を使ってまだ課題や小テストの負担をかけていないと言っていましたが、逆にその分の遅れを取り戻そうと、いつかどっと負担が課せられるのではないかという不安もあります。
このような環境変化に対応するために、塾でもいろいろなことを試してくださいました。 また、父の協力もあり、月の後半は前半よりかなり楽に過ごすことが出来ました。
来月はもう少し学校生活にも慣れて、ここまで疲れることは少ないと思うので、今月決めたことを来月、その先も実施していきます。
いよいよテスト準備期間に入り、負荷そのものは増えているけれど、英語、数学が回り始めた。夏には英文法、イディオムは受験レベルに到達できる。
学校では古典文法をやらないまま解釈に進んでいるから、これはきついといっていたのは正しいよ。
夏に古典文法も一通り終わらせよう。今も『歌で覚える古典文法・文学史』なんかはうまく使えてるけどね。
そうすれば、学校の授業も受験として使えるものになる。今の状態だとみんなグーグルで現代語訳探す技術しかつかないからね。笑
二学期からは英語、国語、数学の主要3科目の負担が減る。そうなってくれば、バランスも取れるようになる。
Nさんは意思が強いし、自分をコントロールする能力を持ってるね。「鉄の女」だよ。笑
これからイベントが多かったりバランスが取れないこともある。そういうときには進度表を見直そう。ひとつひとつ考えていくことで最適化するように6月は考えられた。
それは君の大きな武器になるよ。Nさんより勉強進んでいる人はいるけれど、Nさんくらい考えて行動できる人は少ない。
この段階でここまで自分をコントロールできるのは自信を持っていいよ。いつも期待してます。これからも鉄の女っぷりを発揮してください。笑
追記:2020/07/20
Y君。4,850分
体調が整わずに学校を休むこともあった大変な月でした。課題もめっちゃ多かった。萎えた。でも慣れるまで頑張ります。
とにかく大変だった。Y君の先月の勉強時間は9857分だったから、実質的には半分になったということだね。
正直、4850分勉強したのはものすごいことだよ。
部活は受験という面だけを考えると不利なんだ。まず、可処分時間が減る。
帰ってくる時間が単純に120分遅くなれば、一番集中して勉強できる帰宅後の時間が減る。
平均すると生活時間を除くと240分位かな。使える時間が120分。それだけじゃないんだ。
部活がある人は、回復のために睡眠時間を確保する必要が有るからね。平均すると60分くらいは多く取らないと体調を崩す。
それだけじゃない。大抵の場合は土日のどちらかに部活が入るのがほとんどだから、学校がない土日で追いつかせるのも難しい。
部活があると、部活がなくて到達できる学力には到底到達しないと言うのは印象にあるんだけれど、記録を見ていくと歴然としている。
部活3年間やった生徒のほうが浪人する確率は上がるね。
体力がつくとか、爆発的に成績が上がるのは部活がやっていた生徒という印象も有るんだけれど、本来それだけの能力があったらもっと学力はつけられたかなといつも思う。
高校3年生からできる限界値というのはやっぱりあるんだよ。
部活は自分の選択だから、私はそれぞれの選択に関してなにか言えることはない。
コメントにあったように、今月体調を維持するのは至難の業だったよね。そして宿題に追われた。
Yくんは高校1年生。制度も変わって、君たちは外部検定が必要な上に、コロナで出足が遅れた。
外部検定を考えると、今までと違って入試が実質的には1年早まったのと同じなんだ。
まずは記録をしっかりすること。学校では事実上勉強時間の殆どが数学に取られた。文系でも理系でも配点上重要な英語をほぼ6月は回すことが出来なかった。
部活をやると選択した場合は、ある程度自分ができる上限はあると理解することが大事。
どうあっても時間は足りない。できるって言ったら嘘だよ。笑
でも、できることはゼロではないよ。
それは、やることを絞ること。
これについては部活有るけど出来た先輩たちの例を個別ミーティングでも話していくね。
基本的に長期休みで追いつかせ、復習中心と、受験に関しては配点が高い科目から攻略していくことになる。あとは現実的に部活があるひとの1年生時点の偏差値が3年生時点でどれくらいになったかという平均値も示すよ。多分、びっくりするんじゃないかな…
部活が始まる前の時間に学習時間を確保することも大きな差になる。
テスト準備期間中の時間の使い方で変えられるところもある。
Yくんが素晴らしかったのはきつい状況でも記録は体調を崩したとき以外はほぼ出来ていたことだね。
かなりデータは取れてきた。コロナがあることで君たちは今まで誰も経験したことがない厳しい受験を迎えることになる。でも、考えればやれることはまだまだ有るからね。いよいよ一回目の定期テストも終わった。これでバランスをとっていこうね。
追記:2020/07/22
K君。2373分
前半はいろいろな要因があって90分〜とはいかない日もあったが、後半になってくると、勉強時間に余裕が出てきたのが自分でもよく分かった。
あとは自分の精神力の問題になってきて、自分のやる気の起こし次第で勉強時間が決まるので、ここは確立していきたい。
授業中の自主学習については、やはり懸命に授業している中でというのは心が痛むが、割り切って続けていきたい。
部活があって取れる時間が少ない中でうまくやれている。勉強時間ゼロにしないのは凄いことだよ。
K君は時間あたりの効率はクラス全体としても高い。時間がとれたらできることはわかっている。
でも、部活も続けたい。そうなると何が効率がいいか突き詰めて考えていく必要がある。
全部バランスよくやるのは部活をやっている以上不可能だからね。時間がそもそもないんだから。
部活の中でもコンタクトスポーツをやっているから消耗度合いは他の生徒に比べても大きい。
高校1年生のときはなかなかリズムを作れなかった。
朝型にできるかも実験したし、複数科目をバランス良く回せないかも考えたけれど、難しかった。
色々実験して、学校から帰ったら一回休んでから勉強していくという形が定着してから崩れなくなった。受験のことを考えると3科目バランス良く回したい。そういう気持ちはあるよね。
けれど、部活があって帰ってくるのが遅くてすべてを回すのは無理。
だから、個別ミーティングでは休むことを徹底することと、少ない時間で確実に回せるものを考えて英文法をコツコツと固めてきた。
学校の英語はだから楽に回せるようになったよね。
文系でいちばん重要な科目のベースを時間を掛けて作ってきた。
ある程度やってあるものなら、一日少ない時間でも回せるんだよ。
でも、新たな分野を学んだり、苦手科目を強化するには時間が掛かる。
戻らなければならないところがたくさんあるからね。だから、部活がある場合は実質的に長期休みにしか複数科目をやるのは出来ないとは言わないけど難しい。
部活がある人は、新しい分野をやるより復習から入ったほうがうまくいく。
大抵の場合は、期末テストである程度復習してある状態だから、やるにも負担が少なくなるからね。
K君は長期休みに、古典文法、政経はみたことがある状態を作った。
これは大きいんだよ。それだけでも学校の授業でわかるところは増えるからね。実際やってなかったらもっときつかった。踏ん張ったよ。
6月の改善点としては部活のあとは休まないと駄目だから、部活が始まる前にできることを組み込むように調整した。
部活の後にフラフラしながらやるくらいなら、10分、15分でも暗記物やれば定着できるしね。これくらいなら無理なくできそうだというのが見えてきたね。しばらくはこれが定着できるか試していこう。
Kくんの場合は受験に必要な科目はわかっていて、学校の授業が自分の受験向きでない場合は積極的に内職していくことはもう高校2年生だから必要になるね。
勉強時間と学力は当たり前だけど正の相関が有るからね。
授業が自分の受験にあってればいいけれど、自分にとって難しすぎてわからないならそれは勉強時間にならない。ただ座ってるだけだからね。笑
簡単でわかりきってるなら意味はない。わかっているところをやっても出来ないものができるわけではないからさ。
できるようになるには、出来ないところができるようになるしかない。シンプルなんだよ。笑
勿論、現役生だから、授業が自分の受験に必要なもので、かつレベルもあっているなら授業をうけるのが一番いい。未習分野をやるのは一番大変だからね。
だから、学校の授業で未習分野はできるだけ理解できるように、睡眠時間の確保を優先にしてきた。
部活が有る子は、体力的に厳しいから、学校の授業をいいコンディションで受けられることは重要になる。殆どの生徒の場合、宿題こなして睡眠不足になるくらいなら寝て授業をいいコンディションで受けるほうが負担は少ないんだよ。データとっていってわかったことだけれど。
まあ、でも受験で使わない科目なら部活までに内職できるといい。
どうしたって、部活のあとは疲れちゃうからね。時間によって勉強の効率は違うんだけど、部活がある子は使える時間は使っていくしかない。
K君は時間を投下できるようになったらできることはわかっている。
でも、3年生で部活を引退してからでは時間切れになる。受けるところのレベルが高いからね。
今から少しずつでも時間を確保できるようにしていけば、3年になった時にビハインドが少なくできる。
期末テストが終わったけど、テストもうまく使えてるね。
学校のテスト範囲に合わせて、敬語を復習したり、受験に合わせた強化をうまく出来た。
K君は休む判断がうまくできるようになっている。
体調を崩すのが一番のリスクで、使える時間が普通より少ない部活がある人は取り戻すのに莫大な時間が掛かる。
部活がある生徒で体調を崩すと特定分野の苦手を作ること多いのは、考えたら当然なんだよね。
もどかしいと感じただろうけど、短い時間をうまく使えてるよ。
体力的にきついけれどしっかり自分でできる時間を把握していて、判断がうまくできるようになっているのが高校2年で出来ているのは凄いことだよ。下手すると部活終わるまで全くリズム作れない人はいるからね。
もう、そうなると無茶するしかない。まあ、毎年むちゃしてるんだけど、2年生からやっていたらそんなことにはならなくてすむ可能性が高いからね。
夏は英文解釈のベースと、古典文法、単語を固めよう。
長期休み以外は英語中心で回せればいい。そして少しずつ国語と政経をうまくくわえていこう。
さ、やっと夏。体調崩さずに乗り切ろうね。笑
追記:2020/07/26
Mさん 2409分。
5月は6,326分と好調に休校期間中は学習時間を伸ばしてきたけれど、6月は学校の適応に苦しんだね。
今月はとにかく勉強時間が少なかったです。リズムを治そうとしてもなかなか出来なかったです。最初は疲れて進度表も書かない日があったりして、1日の勉強時間が0分の日もありました。
ですが、日が過ぎてくると勉強のリズムも少しずつ出来るようにはなったかなと思います。
生活リズムが変わると、適応するのは難しい。なかなか6月は疲れが出て、記録が緩んだりしたね。
でも、少しずつ適応はできるようになってきた。Mさんは家が近く、授業までに一回仮眠をとったらかなり勉強できることもわかってきた。
まだまだ平日は1日の勉強時間が1時間あるかないかくらいなので、今のところ目標は平日で2時間勉強することです。
数学が難しくなってきて英語の時間が少なくなってしまったなと今月は感じました。
英語の復習の回数も減り、それに比べて授業の難易度は上がっているのでとにかく復習を徹底的にやれるように来月はしたいです。
土日に化学生物の復習が出来た日があったのでそれはそれで良かったかなと思います。
ドライヤーと歯磨きの時間に歌で覚えるも聞ける習慣がつけられたのもよかったかなと思います。
学校の宿題もあるし、それ以外の提出物だったり、学校行事だったりどうしても学習時間を確保するのは難しい。ただ、記録をとってわかったのは塾の授業に出られたときは結果的にその後も勉強できる。
単純に疲れてないからできるのかもしれないけれど、やっていくうちにだんだん頭が働くということはあるからね。
今宿題の優先順位や、定期テストの優先順位を特に軽いものからやっていこうと話しているのは、まず、習慣化することが何より重要だからなんだよね。
やる気は、無限でない。押したらやる気が出てくるスイッチなんか残念ながら存在しません。笑
習慣化というのはやる気がなくてもできることだからね。
家に帰って仮眠したら授業に出る。軽いものからやる。毎日やることが重要なのは、反復回数が増えるからだね。
土日や休日に、学校の進度にあわせて、白チャートの復習を組み込んだのもそう。
基本的な知識が覚えられてない状態では吸収するスピードも遅くなる。週末に復習することで、学校の週末課題もこなしやすくなるし、わかるところは増える。普段使っているテキストより簡単なら復習も早くなる。
得意科目ではないものをできるようにするには、時間が掛かる。まとまった時間もいる。今は週末だけ回せたらいいよ。
髪を乾かす時間に、ちょっとでも古文を出来たのは良かったね。
髪を乾かすたびにやっていたら、流石に覚えてくるからね。負担が少なくできるいい方法だから、続けていこう。Mさんの場合は理系だけど古文の配点は決して低くないからね。
まだ、完璧にリズムが出来ているわけではないけれど、どうすればいいかは少しずつ見えてきたね。
けれど勉強時間は少なくなって、睡眠の時間もまたリズムが崩れてきてしまったので徐々に治せるよう努力したいです。
目標をあまり高めすぎずに自分が出来ることから少しずつやっていきたいです。
スマホの時間は少しずつ減ってきたかなと思うけれど、昼寝する前と特に夜寝る前にスマホを見ているので、もう少し早く寝て夜更かししないように出来たらいいなと思っています。
けれどゲームの時間は短くできた気がするので良かったです。今月は先月と比べて全然成長出来なかったです。
いや、進歩してるよ。笑
6月、睡眠時間が5月が平均509分だったのね。6月は406分。だいたい家に戻ってきて仮眠してるのは90分くらいだよね。Mさんは500分前後の睡眠時間が必要ということになる。
学校の疲労度や、仮眠で疲れが十分取れているかというと、そうではない。
これから少しずつ勉強時間を増やすことも考えていく必要はある。
でも500分の睡眠時間を確保しながらやるなら、3つ考える必要があるということだね。できてることはあるよ。
- 生活の時間の中でカットできるところはないか
- 短い時間で効率を上げていくことと
- 休日などの時間の使い方
ゲームやテレビは息抜きだからゼロにするには難しい。それなら、授業の前とか、やらなければいけないことの前に持っていくとかね。
生活時の時間の中でカットしたり、同時になにかをやる。これは、『歌で覚える古典文法・文学史』を髪を乾かすなかでできるようになっているね。お風呂で動画を見るのもできるかもしれないよ。笑
休日の使い方としては、覚えきれてないところをカードにしていくのはいいと思ってます。今は英語しかやってないけど、生物、化学なんか週末にカードにして、トイレにおいておくとかね。
覚えたところは捨てていく。そうすれば覚えてないところの反復回数も増やせるから、定着する。
時間が少なくてもいろんなやり方はあるんだよ。
学校のテストが終わったら、間違えたところはカード化してもいいね。特に化学基礎と生物基礎はやっておけるといいね。復習になるのと同時に、テスト対策の負担も減らせるし、平日の効率も上げられる。
ちょっとした工夫なんだよね。
ちょっとずつやって、Mさんのやり方に合う方法を一緒に考えていこう。
7月はオンライン自習室も出た時には勉強時間を確保できた。
やってるんだから、全然できてないなんて言うことはないよ。笑
Mさんは、特に記録を大事したほうがいい。できるようになるためには、コツコツ積み上げていくしかない。すぐに結果は出ないけれど、3月と比べたら遥かにできるようになっている。自分の進歩が実感できれば、勉強もしやすくなる。やったらできるのはわかってきたね。
今の記録は君を支えるから、勉強できなくても記録は取ろう。そうすれば、勉強できない原因を潰していけばいいからね。進歩してます。笑
追記:2020/07/27
T君 1,851分
停滞気味だった4,5月と比べて、大きく踏み出せたかなというのが僕の6月の感想です。序盤は慣れない学校や終わらない休校中課題に苦しみながらも、なんとかリズムを作っていけました。 そうやって安定してくれたリズムと、それによって余裕ができた体力で、後半は勉強時間を稼ぐことができました。
内職によってスクランブルを進めたり、数学や生物の宿題を減らして家で体力の回復に努めたり等、工夫を凝らすこともできたかなと思います。
進研模試は猛烈にコケてしまったような気がしましたが、どの教科も改善できる点が明確になったとプラス思考で捉えたいと思います。
ここから安定させられた(?)リズムでスクランブル等の英文法を追い付かせて、賢くなりたいです。
よく踏ん張った。T君ができることはわかっていた。だから、3月からはリズムを作ることが出来さえすればいいので、地道な試行錯誤をしてきたね。笑
カフェインを使ったら、集中できるかもしれない。
睡眠の質を上げるために風呂に入る時間をどうしたらいいか。いろいろ工夫したね。
T君は、私と同じで体力がないから、つぶさに体調の変化をみていこうと話した。
記録、検証ということを6月は特に出来た。最近調子がいいから、微妙に緩んでるけど、しっかり記録してね。笑
体調が安定しない人であればあるほど、体調が安定している時間帯に勉強をできるようにすればいい。
学校から家に戻ってきてからは、気力・体力ともに尽きる。だから、学校でやってしまえばいいとなったのは発想の転換だったね。笑
Tくんはコンディションが整っていればこれより全然できるのはわかっている。まあ、学校一番だから悪くはないけど、T君の能力考えたら結構やらかしてるよ。笑
春からはよく耐えた。安定しない体調はもどかしいだろうけれど、それでも頭を使えた。Tくんの素晴らしいところは、ちょっとでも改善できる方法を限られた体力や気力から考えられることだよ。
6月の段階では、英語も授業に出られないところがあって溜まっていたけれど、7月には追いつくどころか追い越す。
夏の間に共通テストレベルなら英語、国語はかなり対応できる。あとは記録をしっかりすることだけ。リズムが3年間安定することはないから、崩れたときに調子がいい時の記録を見たら、君なら自分で修正できる。
夏はギターの向上、英文法、古典文法の完成と盛りだくさんだね。人と同じリズムでやることはないよ。自分が得意な方法でやっていけばいいからね。さ、圧倒的な結果出してください。笑
いつも期待してます。笑
追記:2020/07/28
Rさん。740分。
今月は睡眠時間が取れず、なかなか思うように勉強時間を確保することができませんでした。
授業にもあまり参加できなったし、スクランブル基礎もほとんど手を付けられませんでした。 早く自分に合った一日の生活リズムを見つけて勉強時間を確保したいです。
とにかく部活がきつかった。5月の学習時間が5390分だったことを考えると激減したね。
4,600分の減少。
6月の途中からPCの調子が悪くなって、記録が上手くできなくなっていることも激減した理由の一つではあるけどね。
体力的にも非常に厳しい毎日を送っている。でも、できる中で工夫したね。部活で睡眠時間が確保できないから、通学はご両親に協力してもらえるのは大きいんだよ。
睡眠時間を確保するのは何より重要。
5月の睡眠時間の平均は479分だった。
対して6月はどうか。平均386分。
100分近く睡眠時間が減っている。3月、4月、5月と調子よく進めている時の睡眠時間は480分を超えているからね。
ほとんどどんな生徒でも睡眠時間が420分を切ってずっとコンディションを維持することは難しい。
まして体育会系の部活がある場合は最低でも60分程度の睡眠時間が必要な場合が多い。
480分はほしいということだね。
どうしたって睡眠時間が足りないんだよね。
普通に通学していたら、Rさんは往復で90分以上は掛かる。その分が車で仮眠取れてるから、なんとかなっているんだよ。ありがたいことだよ。
帰ってくる時間が、部活が有る人に比べて120分程度は遅くて、睡眠時間が60分多く必要になると考えると、部活がない受験生に比べて平均一日180分のマイナスということになる。
実際には休日も潰れることが多いから、一ヶ月5400分のマイナスより大きいんだよね。
平日に睡眠時間が足りない場合は休日にある程度補うしかないから。
大体、帰宅してから、生活時間を差し引いて、十分な睡眠時間を確保しようとすると帰宅後に使える時間は概ね240分。体育があったり、コンディションが良くないと120分くらいになったりする。
ちょっと例をみてみようか。
これ、先輩の例ね。
この日は160分。内職しているのは40分で、学校が終わってから取れた時間は120分なんだよね。かなり時間の使い方がうまくいき始めた3年生の6月でもこうだったんだよ。
Rさんが勉強時間を増加させるのは現時点では難しいということ。これは仕方ない。
F先輩は3年生で、浪人できる状況ではなかったし、学校のレベルに合わせてやっていたら立命館は対応できないことはわかっていたから内職もどんどんやった。
でも、1年生のRさんは状況が違う。
高校3年生であれば、一通りの範囲はすでに習っているから、受験に必要ないものは切るのが合格の可能性を上げる。というか、切らなくて間に合った生徒は今まで一人もいないんだよね。笑
繰り返すけど、Rさんは1年生。
自分で独習するより学校の授業が復習に使えたほうが習得コストは低い。
だから、睡眠不足にしてはいけない。
いいコンディションで授業を受ける必要があるってことだね。そうすれば理解できるところも増えるからね。結果的に復習するにしても短時間ですむから。全体の効率というのを使える時間が少なければ少ないほど考える必要が有るんだね。
部活をやる以上、全部バランスをとるのは無理。どうあっても確保できる勉強時間が違うから。じゃあ、どうすればいいか。
部活がなくなるまでに絶対的な得意科目を作ること。Rさんの場合は、志望も、能力でも英語だね。
普段時間が取れないならどうするか。長期の休みに先行することだね。
そうすれば、普段の学校の負担を減る。
これは成功したね。高校の基本的な英文法はもう終了したわけだから。
英語に関しては、学校3番だから決して悪くない。
Rさんが時間取れたら、英語も国語ももっと取れるけどね。笑
英語の時間あたりの効率は、受験生クラスの中でもトップクラスだよ。自信もっていいよ。笑
色々実験して、授業は休みにして動画を見るようにしようとか、休日にまとめてやってみようとか工夫したけど、難しかった。
でも、6月の後半から少しずつ慣れてきて、授業はできるだけ出るようにしてくれたね。
できる時間を考えて、その中でベストの行動をとっているよ。
授業に出れば、少なくとも受験で最も重要な科目である英語は、先行した状態を保てる。勿論、出られないときも有るけれど、それは長期休暇で追いつけばいい。あわてなくていいです。
部活がある人はうまくいくようにするには、まず十分な睡眠時間を確保する事が必要。
ここは少しずつ改善してきたね。素晴らしい。
長期休みで先行、もしくは復習できるようにして学校の負担を減らしていこう。
テスト準備期間の時間の使い方なんかもポイントになるね。
今回は疲労を抜くの精一杯だったけれど、それがわかったのは収穫だよ。体壊すのが一番のリスクだから。
そうやって、長期休みで先行したり、コンディションが整ってくれば、学校の課題の負担が減ってくる。部活がある人は時間を増やすことも考えなければならないけれど、何をやればトータルとして効率があがるかを考えなきゃいけない。もうわかったね。それが睡眠を取ることだよ。笑
部活がある場合はすぐに結果を出すのは難しい。どうあったって使える時間が少ないからね。だから、一つずつ、粘り強くやるんだ。
学習計画って、時間がない人ほど必要なんだよね。
授業出られなくても、極端なこといえば、進度表をつけて、進捗状況の確認出来たら改善できるんだよ。日々の生活の改善や、受験の優先順位考えて、宿題でどれを優先するかだけでも変わる。
部活があったら、宿題って全部回せない人のほうが多いんだ。
駄目なパターンとしては、学校でメチャクチャな量の宿題をだすところね。そのうえで、出来なきゃ叱る。頭が悪すぎて震えるね。笑
そもそも出来ない量を出すほうが悪いよ。
まあ、だからみんなYahoo知恵袋で聞くし、Google翻訳使うし、メルカリで解答買ってるよね。笑
量が多すぎて出来ない、しかも叱られるとなると、そりゃ役に立たないことわかっていてもやるよね。笑
目先のことしか出来ない。まあ、実際、誰だって怒られるのは嫌だから、写すのは否定しないよ。そういう学校ならそういう学校で上手くやる方法考えたほうがいい。
もとより使える時間が少ないなら、やることを限定すること。じゃあ、何をやるのか。
英語だけは苦手にしない。
時間が少なければ少ないだけ、多くの科目に分散しても効果は得られない。復習も出来ないし、苦手な科目は遡る必要があるから、どうしても普段勉強することは難しいんだ。
一科目に使う時間が多ければ多いだけ、その分、習熟するスピードも上がる。そして一科目の勉強の仕方がわかったら、他の科目にも転用できるからね。
勉強時間を確保出来ないことに罪悪感をもたなくていいよ。部活があってだと30分から60分位が平日の限界だから。
ね、やれる範囲でやれてるよ。
睡眠時間減らしたら体を壊す。
1週間倒れて、追いつかせようとしたら厳しいよ。学校の授業時間が300分と見積もって、1500分。一日30分が使える勉強時間なら追いつくだけで50日。実際には復習する時間も掛かるから、体調を崩すのが一番のリスクなんだ。
よく踏ん張ってる。じれったいだろうけれど、睡眠時間をとるようにして、英語の授業は出た。できることをしっかりやってるよ。
💮をあげます。笑
Rさんは英語に明らかに適正がある。
だから、休みに英語を先行して、少しずつバランスをとっていこう。まずは学校生活に慣れること、使える時間がみえてきたことは収穫だよ。
ちゃんと睡眠を増やすことを意識できたね。
高校1年生で部活がある人で睡眠を軽視している人は多い。少しずつバランスは取れるようになっていくから、記録だけはしっかりしたいよね。PCなんとかしたいね。笑
Rさんの能力なら、英語に関しては、他の人より少ない勉強時間でも武器にしていくことはできるからね。大丈夫。ジャンプ力と英語でいろいろ倒していきましょう。笑